過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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September30

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人のいる風景 (2/4)



孤独という切符を買ってでも、自由な旅人でいたい。
- 戸川昌子 -





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Hagerstown, Maryland 1984








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12
Boston 1976








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13
Martha's Vineyard, Massachusetts 1982








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14
Dayton, Ohio 2008








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15
鳥取県湯梨浜町 2011








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Paris 2005








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Boston 1974








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Venice 2007








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Boston 1979








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20
松江市 1999








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Nassau, Bahamas 2005








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Boston 1972








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Dayton, Ohio 2012








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Boston 1975







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僕の職業は? クイズの結果

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正解は、2. Entertainer

こんな肩書をアメリカ人ほど面白がり、しかも無邪気に尊敬してくれる人種は世界中ほかにはいない。
パーティのたびに僕は肴にされ、証拠としていつもパスポートの呈示を強制されたことを、今では懐かしく思い出す。 日本のテレビにしょっちゅう出演していた、という事実だけで僕はもうセレブリティのラベルを貼られたようだ。 一般的アメリカ人にとっては、Artist よりも Musician よりも Actor よりも親しみを感じるのが Entertainer だという事がわかったのはずっと後になってからである。

さてクイズだけど。
正解はわずか4人だった。 抽選の結果は、「yspringmind」 さんへ。 ランナーアップは 「きくちゃん」 さん。
抽選に漏れたとはいえピタリと正解した 「川越」 さんの推理を公開したい.....

『今回もまた難しいクイズですね。
想像するしかありませんが、こんなクイズでは想像するのも自分には難しいです。 普通ならば 「1. Artist (芸術家)」 じゃないかと思いますけど、そんな単純なクイズを September30 さんが出すわけがないし。
で、答えは 「2. Entertainer (芸人)」 にします。
「芸人」 と訳してしまうと全く印象が違いますが、この辺りが September30 さん得意の引っかけだろうと想像します。 Entertainer の意味は自分にとっては 「人々を楽しませる術を身につけている人」 という言葉が相応しいように感じます。 ジャズピアニストならば、これはまさしくピッタリのような。 ジャズを知らない自分の勝手な思い込みですが、今回も答えを楽しみにしています。』


まったくその通り。
ここまで出題者の性格を読まれてしまうと、実にやりにくい。今後のクイズは川越さんを頭においての出題となりそうな気がしてきた。


Yspringmind さん、おめでとう。
住所氏名を非公開コメントにして送ってください。
お好きな写真を指定することを忘れないように。
数日経ってもご返事のない場合は棄権とみなして次の方を選びます。





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人のいる風景 (1/4)



旅は人間を謙虚にする。
風景の中で人間の占める場所がいかにささやかなものであるかを
つくづく悟らされるからだ。

― ギュスターヴ・フローベール ー




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1
鳥取市 2008








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2
Boston 1973








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3
Saint Paul, Minnesota 2011








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4
King of Prussia, Pennsylvania 1972








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5
Boston 1983








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6
Somerville, Massachusetts 1988








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7
境港市余子 2008








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8
Dayton, Ohio 2014








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9
Boston 1972








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10
Las Vegas 2004





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クイズ 僕の職業は?

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わが家の寝室の本棚、その一番上にいつも置かれている書類入れの黒い革鞄がある。
鞄の中には火事や竜巻などの非常時に、忘れないで持ち出すための重要書類が入っている。
ふだんは開けることさえないその鞄が、いつの間にか目に見えて太ってきてはちきれそうに膨らんでいるので、ある日それを整理しようと思いついた。 そして改めて思い出した。 この黒鞄はその昔、日本を離れた時に持ってきたものだから、それ以来40数年の長い間、僕について回っているわけだった。

鞄の中からごっそりと出てきたのは、生命保険や火災保険や銀行の契約書、日本から取り寄せた戸籍謄本、家や土地や車の権利証、なぜそこに入っているのか首を傾げるような様々の領収書、もうとっくに不必要となった公式書類など、その半分近くは捨ててもよいものばかりだった。
その中に混じって、何冊もの古いパスポートと国際免許証が出てきた。 日本を離れるまで使っていた運転免許証もあった 。 免許証は交付年月日が昭和44年8月22日となっていて、モノクロ写真が貼られているから、予期せずに46年前の自分の顔と対面することになった。(上の写真)

数冊の古いパスポートは、中のページに大きく "Void" のスタンプが押されていて、日付を見ると5年とか10年ごとに更新している。 一番古い1970年発行の最初のやつは、他のよりサイズが一回り大きく、それ以後の赤い表紙と違いそれだけが青だった。
その青いパスポートを開いて見ていて、気付いたことがある。
中に記載されている個人情報でそれ以後のパスポートからは消えている欄が幾つかあった。 たとえば本人の身長、髪の色と眼の色、出生地、職業、などは新しいパスポートには記載がないのである。 僕の場合、身長は177㎝、髪と目の色はそれぞれ Black、出生地は China となっていてそれはいい。 しかし、〔Occupation〕 の職業欄を見て 「えっ?」 と思った。
そして思い出した。
今から45年前に、初めてのこのパスポートを手にして中を開いて自分の職業を見た時に、同じように、えっ? と驚いたことを。
そこには自分では書いた覚えのない職業名が書かれていたからだ。
パスポートの申請書類にはたしか僕は、『ジャズピアニスト』 と書いたはずだったのに、それが勝手に変えられていた。

それは何だったと思いますか?

1. Artist (芸術家)
2. Entertainer (芸人)
3. Actor (俳優)
4. Performer (演奏家)
5. Student (学生)


正解の中から抽選で1名を選んで、僕のブログ上のどれでもお好きな写真を差しあげます。 
締め切りは今日から1週間。
答えは非公開コメントにして下さい



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人のいない風景 (4/4)



遠い太鼓に誘われて
私は長い旅に出た
古い外套に身を包み
すべてをあとに残して

- トルコの古い唄 -




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29
Concord, Massachusetts 1980








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30
Oakwood, Ohio 2007








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31
Seattle, Washington 1976








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Dayton, Ohio 1986








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Boston 1979








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Cincinnati 2007








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Beaumes de Venice, France 2006








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Winthrop, Massachusetts 1977








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37
Dayton, Ohio 2004








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New York City 1971



*****






あと書き

4回に分けて掲載したこの 『人のいない風景』 の38枚のモノクロ写真は、その大部分が過去のブログで既に公開済みのものだということに、読者は気付かれたことと思う。 同じ写真を二度は載せないというルールを、一応は原則として守ってきた僕が、今回はそのルールを完全に無視してこのシリーズに取り組んだのには、実は理由があった。

ふだんのブログでその冒頭に来る写真は、その後に続く文章と直接あるいは間接に関係があって、全体の記事の中では単に挿絵的な役割を果たしているにすぎない。 いわば脇役だ。 時には写真が主役を演じることがあっても、そのあとには僕という作者による解釈とか説明の文章が続くから、見る人は最初から作者の意図や情感を押し売りされているわけだ。
このシリーズで僕が試したかったのは、そういう一連の映像だけを、説明やキャプション無しにいきなり読者の前に投げ出してみることで、写真とそれを見る人との一対一の素朴な対決を期待したわけである。 だから個々の写真にはタイトルさえ付けず(タイトルも作者の押し売りだから)、見る人の自由な解釈を促したつもりである。 (最小限の情報として、撮影地と年度だけを付けた)。
ここに集めた写真たちを1枚1枚見ていくのは、ちょうど展覧会場の壁にかかる作品を次から次へと見てゆくのと同じだし、写真集のページを一枚ずつめくっていく作業にも似ている。

『人のいない風景』 と取り組んだこの数週間は実に楽しかった。
以前の画像をそのまま引っ張ってくれば、数時間もかからないで簡単に終わってしまうプロジェクトだったが、それをしないで一枚一枚を最初から創り直したからだ。 4年前に撮ったものも40年前に撮ったものも、すべて新鮮な気持ちで時間をかけて挑戦した。 その楽しさは、ちょうど個展を開く前にあれこれと作品を準備して、納得がいくまで何度も何度もプリントし直す、あの楽しさと変わらなかった。
そして最後に、過去に仕上げたそれぞれの写真と、今回の新しいバージョンとをサイド・バイ・サイドで比べて見ると、その違いは作者でなければ見分けがつかないほど微妙なものから、驚くほど変わってしまっているものまで、さまざまだったが、それは当然の結果だろう。 時も変われば自分も変わった。 あの長い旅の途中で邂逅した、これらの寂しい風景に向かってシャッターを切った時の自分と、現在の自分との間には大きな隔たりがあった。 そう考えれば、 これらの38枚の写真は、少なくとも僕にとってはまったく新しい作品と言えると思う。

最終回を終えた今、僕は個展を終えた時のあの充足感に浸されている。





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人のいない風景 (3/4)



遠い太鼓に誘われて
私は長い旅に出た
古い外套に身を包み
すべてをあとに残して

- トルコの古い唄 -





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19
Venice 2001








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20
Oakwood, Ohio 2005








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21
Mattapan, Massachusetts 1983








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22
米子市 2006








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Haute-Ville, France 2005








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24
Rockport, Maine 1974








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25
Savannah, Georgia 2009








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26
Avignon, France 2006








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Utah 1998








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28
Puerto Vallarta, Mexco 2005





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人のいない風景 (2/4)



遠い太鼓に誘われて
私は長い旅に出た
古い外套に身を包み
すべてをあとに残して

- トルコの古い唄 -





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10
Nassau, Bahamas 2005








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11
Marblehead, Massachusetts 1973








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12
Oakwood, Ohio 2003








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13
Vaison la Romaine, France 2005








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14
Dayton, Ohio 1999








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15
Boston, 1974








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16
東京 上野 1999








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17
Paris 2001








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18
Morrow, Ohio 2002









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人のいない風景 (1/4)



遠い太鼓に誘われて
私は長い旅に出た
古い外套に身を包み
すべてをあとに残して

- トルコの古い唄 -





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1
Boston 1978








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2
Chicago 1985








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3
Camargue, France 2006








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4
Miami, Florida 1992








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5
米子市 2006








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6
Pittsburgh 2014








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7
Pennsylvania 1973








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8
Venice 2001








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9
Seguret, France 2006













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このところ、気になること - 写真のレシピ(18)

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マー坊の焼き物たち
松江市



まずはこの写真をよーく見てもらおう。
これは僕の友人で出雲の陶芸家、まあ坊(石田充弘氏)の作品群を彼のアトリエで撮ったもの。
この写真を見て、どこかどうしても気になる点がありませんか?
もちろん、マー坊の作品の形とか色とか好き嫌いとかではなくて、画像そのものに関してのこと。



そう。
画像がシャープじゃない、と答えた人がもしいれば正解で、 その人はいい眼をもっている。
それに気がつかなかった人は、たぶん現在インターネット上に限りなく氾濫する不鮮明なイメージにすっかり慣れきって不感症になった人か、あるいは生まれつきそんな事を全然気にかけない人かのどちらかだろう。

毎日のように目にするブログやフェイスブックには、なんと膨大な数の写真が溢れていることか。 ところがそのほとんどが、画像編集されることなく、カメラから出てきたままの不完全なイメージを世界中に蔓延しているのは、実に驚くばかりだ。 そしてとても気になる。 そんな中で良い写真に出会ったりすると、ウェブで公開する前にちょっとだけ時間を取って手を加えれやれば、もっとずっと良くなるのに、と人ごとながら残念に思ってしまう。

なかでもとくに気になるのは、画像の不鮮明さだった。
カメラに撮影された jpg の画像は、カメラからPCに導入され、さらにウェブサイトに載せるためにサイズが縮小される、というプロセスを経るわけだが、そういうプロセスの途中で、画像のシャープさはどんどん失われていく。 最近のカメラは撮影の段階で自動的にカメラ内でシャープのフィルターがかかるようになっているとしても、それだけでは十分ではない。 それで安心してしまってはいけない、ということを考えたことがあるだろうか? 
カメラに収められたすべての画像は、その最終段階としての目的がプリントであろうとモニター上で見るウェブサイトであろうと、例外なく最終的にシャープのフィルターをかけてやらなければならない。 そして厳密に言えばそのフィルターのかけ具合は、プリントとウェブでは違うし、個々の画像ファイルによっても違うのである。
「そんなことやってられるか!」 の声が聞こえてきそうなので、それじゃあ一歩譲って僕が言いたいのは.....
とにかく一定に決められたシャープフィルターで構わないから、ウェブに載せる前に必ずそのフィルターを通してみて欲しい、ということだ。 それだけで写真が生き生きとしてくることを保証します。

もちろん、すべての写真は隅から隅まで鮮明でなければならない、などと言っているわけではない。 ことに最近の写真(とくに日本人の写真)は、やわらかなボケを生かした中に、一点だけキッチリと焦点があたっている、というのがトレンドになっているようで、ネットでお目にかかる写真のほとんどがそれである。 個々のレンズの個性をよく理解して、憎いほど上手にボケを表現した写真ほど美しいものはないと思う。 しかしそれは、どこか一点に正確に焦点があっていてこそ、周囲のボケが生きてくるわけなのだ。 そしてその焦点は目に鮮明に、シャープに映らなければ意味が無い。 それ無しには、撮影者の意図がどこにあるのかわからない只のピンボケ写真になってしまう。
画像をシャープにするのには、なにもフォトショップのような専門的な画像処理ソフトを使う必要はない。 今どきの写真編集ソフトには、どんな簡単な初歩者向きのものにもシャープの機能は必ず含まれているからだ。


冒頭の写真はカメラから引き出したままのもの。 そして下の写真がフォトショップ内でスマートシャープのフィルターをかけたものである。 比較を容易にするために、シャープでない写真をもう一度その下に並べてみた。 こうしてサイド・バイ・サイドで見ると、その違いがハッキリとわかる。


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最後に一つだけ注意を促したいのは、シャープのフィルターは、やり過ぎないようにしよう。
とたんに画像が汚くなって不自然なものになってしまうからだ。
そう、
何事にも中庸が肝心でござるぞよ。






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