過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

Profile

September30

Author:September30

Visitors Counter

Search form

5月のクイズで勉強したこと

160515

< 1 >
ヤブデマリ

英名 Doublefile Viburnum

この花はまちがいなくヤブデマリ。
ガクアジサイとか水無月アジサイと答えた人がいたけど、アジサイとの明瞭な違いは花弁の数なんだなあ。 アジサイの4弁に対しヤブデマリは一見4弁に見えながらよく見ると小さなオマケみたいな花弁がくっついていて5弁となっている。
うちの近所では他で見かけたことのない花なんだけど、日本じゃけっこうあちこちにあるという印象をネットの検索をしていて受けた。 皇居の東御苑に咲いている写真も見た。





160515

< 2 >
クルマバソウ
英名 Woodruff

同じアカネ科のクルマムグラとよく混同されるらしいが、決定的な違いは花の形。
クルマバソウの花びらはずっと細い。 また芳香があるのでヨーロッパではビールやワインに添加されるという。





160515

< 3 >
ヒメジョオン
英名 Annual Fleabane

ハルジオンと答えた人のほうが多かった。 たしかにこの2つそっくりと言っていいくらいよく似てる。
ところがその違いが意外とハッキリしてるところがおもしろい。

1 ハルジオンは春先に、ヒメジョオンは少し遅れて初夏に咲く。
2 ヒメジョオンの方が背丈がずっと高く、花の大きさが小さい。 (直径がわずか 2cm と僕は書いた)
3 茎を折ってみるとハルジオンは中が空洞なのに対してヒメジョオンは白い髄が詰まっている。

春紫苑と姫女苑の見分けかたが、ネットにはずいぶん載っているのを見てさすが日本人、と感心する。





160515

< 4 >
スズラン
英名 Lilly of the Valley

紛れもなくスズランの1種に違いないとは思ったものの、さて何の種類かとなると調べれば調べるほどわからなくなった。
ドイツスズランと答えた人が多かったが、これは日本では鉢植えの観賞用とされているらしい。 ところがわが家のスズランは花の直径がわずか 2mm と小さくてとても観賞用にはならいようだ。 それでもスズランであることにはまちがいないだろう。
そこで苦肉の策。
スズラン、ドイツスズランと答えた人は正解とした。



こうしてみると、全問正解者は無し。
3問正解が一人だけで lightseeker さん。 (彼はヒメジョオンを見逃した)
彼は前回のクイズに続いて2連勝とはすばらしい!

lightseeker さん、、おめでとう。
住所氏名を非公開コメントにして送ってください。
お好きな写真を指定することを忘れないように。
数日経ってもご返事のない場合は棄権とみなして次の方を選びます。




ブログランキング→にほんブログ村 写真ブログ 一眼レフカメラへ
スポンサーサイト

白い花の咲く庭 - 5月のクイズ

T160513-09-blog2.jpg

< 1 >



恥ずかしいことに僕は花や植物に関しては、小学生以下の知識しか持ち合わせていない。
見て即座にその花の名が言えるのは、薔薇、菊、桜、ヒマワリ、チューリップ、百合、タンポポ、紫陽花、ぐらいでそのどれも間違えようのない形や色を持ったものばかりだ。 それ以外の花はまずまったく名前がわからない。 名前なんか知らなくたって花の美しさを愛でるには何の支障もないさ、などとうそぶいてみるが、それはもちろん恥ずかしさと悔しさを隠すための弁解にすぎない。 人にその花の名を教わってもすぐ忘れてしまうので、何度も訊くことになってしまう。 1度会っただけでも美しい女ならその人の名を一生忘れることはないのに、花の名が覚えられないというのは、これは僕の中に不幸にも存在する幾つかのディスアビリティのひとつに違いなかった。

この白い花も名前がわからない。というより忘れてしまっている。 わが家の庭に咲く花だから当然すでに何度も女房に訊いているのに、やれやれまたか、という顔をされるのがしゃくで今回は読者に訊くことにした。
この花は草というよりも背の低い藪のような木で玄関口に生えているので、うちを訪ねてくる人はこの木のそばを通って表のドアに到達することになる。 風が吹くとすぐに散ってしまうほどか弱くて、その花びらが芝生のあちこちにぼたん雪のように舞い落ちる。
花弁の長さが 2cm の大きさ。
さてこれは何の花だろう?





T160513-08-blog.jpg

< 2 >



これは小さな花。
もしかしたら雑草かもしれない。 咲き誇るということはなくて庭のそこここに数本見るだけで、もし緑のバックグラウンドに白く浮き出ていなければ眼にとまることもなかっただろう。
2mm ほどの小さな小さな花弁が4枚ついている。
これは何の花だろう?





T160513-05-blog3.jpg

< 3 >



この花はもう10年ほど前に友人にもらって植えたのが今では数十本に増えて、毎年きれいな花を咲かせる。
背の高さ 60cm ほどの茎が途中で幾枝にも別れ、その先に 10-20 の花をつける。
花の直径が 2cm ほどの可憐な花だ。
この花、何の花?





T160514-03-blog.jpg

< 4 >



接写した写真では大きく見えるので、スズラン、とそくざに答える人が多そうだけど、実際には花の直径が 2mm ほどの豆粒よりも小さな花。
これもわが家の庭では数本しか見られない。
これって何の花だろう?


以上の4種類の花の名を教えてください。
というのが今日のクイズである。
実は < 1 > 以外の花の名は女房にもわからなくて、もちろん僕が知るはずはないから、クイズ出題者が正解を知らない、という不思議なクイズになってしまった。 回答をもらったあとで一生懸命にネットで検索して写真を見くらべ、正解に到達しようと思う。
4種全部を正解した人がもちろん当選になるわけだけど、もし全問正解者がいなければ3種までを正解した人を、それもいなければ2種の正解者を、それもいなければ1種だけを当てた人を、もし正解者が一人もいなければ回答者全員を抽選の対象にしようと思っている。

いずれにしても抽選で1名を選んで、僕のブログ上のどれでもお好きな写真を差しあげます。 
締め切りは今日から1週間。
答えは非公開コメントにして下さい




ブログランキング→にほんブログ村 写真ブログ 一眼レフカメラへ

引っ越し嫌いの僕だけど…

T160509-03-2-blog2.jpg

雨の葉桜



雨の日の朝、隣家の枝垂れ桜がびっしりと若葉をつけているのを見て、嬉しくなる。
しばらく前に満開の花を見ていた時には、その風情がなんとなく元気がなく、花の数も少なめで爛漫という感じからは遠かった。 やはり老樹だから仕方がないのだろう、人と同じで盛りを過ぎればあとは衰えていくのを待つだけなのかと、寂しい気持ちにさせられたばかりだったから、こうして隣家も空も見えないほど隙間なく密に茂った元気な葉桜は、僕を喜ばせた。

こうやって窓越しに隣家の枝垂れ桜を眺めるのは今年が最後かもしれない。
というのは、わが家では引っ越しの話がまたまた持ちあがっていて、もうすでに幾つかのアパートを見に行っている。 そのどれも高層ビルの中の住居で庭もポーチも無い、 (ベランダは付いているけど)。 われわれが最低条件に上げているのは、うんと広いリビングルームにベッドルームが2つ、浴室が2つ、それに今よりもずっと大きなキッチンを備えていることだった。 そんなの贅沢だと日本の友人たちは言うかもしれないが、そうは思わない。 リビングルームは女房のアトリエも兼ねるだけのスペースが必要だし、ベッドルームの1つは僕の仕事部屋になる予定だった。 浴室が2つ欲しいといってもその1つはバスタブの無いトイレとシャワーだけ、つまり不動産屋がハーフバスルームと呼ぶあれでかまわない。 アメリカではベッドルームが2つ以上のアパートで浴室が1つだけというのはまずないからだ。 キッチンも今の古い家のキッチンがあまりにも狭いのに改造のしようがなくて長年我慢をしてきた。 だから今回の僕らの望みはけっして贅沢ではないのである。

そうやって探し始めてみると我々の条件を満たすアパートはけっこう多くあって、そのどれも近代的で機能的で快適に暮らせそうな場所だったが、今のところ、これはというものにまだ行き当たっていない。 僕がいいなと思うものには女房が異論をとなえ、彼女が気に入っているのにこちらが気が進まず、というぐあいである。 そしてほぼ完璧に二人を満足させる住居が見つかったと思ったら、その地域が感心しない環境だったり、不便な場所だったりする。

引っ越しの話は数年前から何度も持ち上がっていたが、いつも話だけに終わってこうやって積極的に探し始めたことは今までなかった。 今回は実現するかもしれないという気になっている。 なにしろ建てられてから80年以上も経つ古い家にもう20年住んでいるから、あちこち具合が悪くなるのはしょっちゅうでその修理が大変だし、大きな庭の手入れをするのもわれわれには年々きつくなってきた。 子供たちが出て行ったあと使わない部屋やスペースが多すぎる。 もっと以前に移るべきだったと思いながらそれをしなかった理由はただ一つ。
昔から僕は引っ越しが大嫌いなのだ。





ブログランキング→にほんブログ村 写真ブログ 一眼レフカメラへ

動物好きの絵描きさん 26 ウサギ二題

B151119-05-blog.jpg

雪の兎
By Green Eyes



このシリーズにウサギの登場は2度目で、今日掲載している2匹以外にも(2匹じゃなくて2羽だとまた読者に叱られそう) 彼女は数枚のウサギを描いている。 本人が卯年の生まれだからというわけでもないのだろうけど。
その中でこの 『雪の兎』 はつい最近の作品で僕のお気に入り。 《雪の中の動物たち》 という連作の中のひとつで、ペンギンやフィンチのあとまだまだ続くらしい。


ところでこれは彼女には内緒の話なんだけど、ウサギの肉を食べてみたいと常々思っている。
ずっと以前のブログでそんな話が出た時に、ニューヨークにお住まいのけろっぴさんが、近所にそれは美味しいウサギの料理を出すレストランがあって時々行く、と書かれたのを読んで以来、ぜひ僕も食べてみたいと思うようになった。 ウサギの肉は僕の住む町でも、近くの大都市、コロンバスやシンシナティでもお目にかかれない。 僕の周りのアメリカ人でウサギ料理を食べたという話も聞いたことがない。 ニューヨークはちょっと遠いしなあ。
わが Green Eyes にはウサギが食べたいなんて死んでも言えないから、もしチャンスがあったとしてもその時は一人で行くことになりそうだ。





B1002rabbit-blog.jpg

不思議の国のウサギ
By Green Eyes



このウサギはもう6年も前に描かれたものでグリーティングカードの形でかなり売れたようだ。
それが今回、最近開店したばかりの洒落た花屋さんから店の壁に架けるのでうんと大きくしたサイズで欲しい、という特注が来たので、25cm x 40cm に引き伸ばしてプリントを作成し(これはもちろん僕の仕事) それを40cm x 50cm のマットに窓を開けて貼り付け(これも僕の仕事)、さらに黒のフレームに額装したら(あーあこれもまた僕の仕事) 200ドルで売れた。 と思ったらそのすぐあと、花屋でその絵を見た客の一人が同じものを欲しいと言ってきてそれもまた200ドルで売れた。
ほくほくのわが Green Eyes はさっそく前から欲しがっていたポータブルのイーゼル (折りたたむとアタッシュケースのようになるやつ) を買っていた。
大半の仕事をした僕は1銭ももらえなかった。




ブログランキング→にほんブログ村 写真ブログ 一眼レフカメラへ