過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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2017年01月03日

2017/01/03  新年おめでとう

新年おめでとう

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年明け前のわが家のコートヤードで





                           何となく 
                           今年はよい事 あるごとし 
                           元日の朝 晴れて風無し


2017年の元旦の朝
川べりの小道を新年の最初の煙草に火をつけて散歩しながら、この啄木の歌が自然と口に出てくる。 歌そのままの穏やかで平和な新年の始まりだった。

今朝起きて珍しく軽い二日酔いで頭がぼんやりしているのは、大晦日に友人家族を招いて大人4人でシャンペンを3本空にしたせいだろう。
テレビでニューヨークのタイムズスクエアの乱痴気騒ぎを見ながら、年が変わる直前に最初のボトルを開けたのだが、もちろんその前にワインやビールですでに誰もが十分にできあがっている。 夕方から窓の外のコートヤードにキャンドルを置いていたので、それぞれコートを着込んでグラスを抱えて外に出た。 友人夫妻が連れてきた二人の小学生姉妹は、年に1度だけ親から夜更かしを公認されるこの夜に興奮気味だった。

この子供達の父親のトムは空軍基地に勤めるエンジニアで、昨年の秋にパリの企業での仕事に応募して多数の候補者の中から最後の二人にまで残りながら落とされてしまい、ヨーロッパで暮らしたいというこの夫妻の念願がかなわなかった。 パリでのインタビューには細君同伴で招待されて、初めてのパリを1週間満喫してきたばかりなので、ヨーロッパそのままのこのコートヤードに出た時にまたそれが思い出されたのだろう。 今はベルギーの会社での選考が進んでいるというが、パリの仕事ほど惚れ込んではいない、あれは一生に1度あるかないかの理想的なチャンスだった、とトムは悔しそうに語った。 パリでもベルギーでもベルリンでもフィレンツェでもどこでもかまわない、僕らが気軽に遊びに行ける場所をヨーロッパに確保してくれよ。そう言って僕はトムのグラスにシャンペンを満たした。

僕はといえばヨーロッパに行きたいのは無論だけどけど、今年はまず日本に帰るのが先決だ。
昨年はどうしても帰りたいと思いながら引っ越しとか周りの家族の事情とかでついに果たせなかった。
今年は絶対に帰るぜえ。




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