過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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2017年07月05日

佐渡ヶ島 - 日本の旅(9)

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阿仏房 山門


佐渡ヶ島はそのサイズが沖縄本島に次いで2番めに大きい島、というだけあって、一度上陸してしまえばあまり島という感じがない。 昔ボストンからよく行ったあのマーサズ・ヴィンヤードなんて面積は佐渡ヶ島の4分の1しかないから、車で島を一周するのは簡単にできてしまうし、海岸を離れた内陸部にいても潮風の匂いで、すぐそこに海があるという気配が常にあった。
佐渡ヶ島はそうはいかない。 うっかりすると自分が島に居るんだということを忘れてしまう。 そのくらい大きい。

今回の佐渡の1泊旅行で名所旧跡をめぐるといっても、一行の中でとくにそれに興味を持っている者がいるわけではなく、こうやって仲間といっしょに行動することで50年以上前の大学バンドのビータ(旅)を懐かしく思い出しているのは僕だけではないようだ。 行く先や行程など実はあまり関係ないのである。

佐渡は観光地としてツーリストが溢れていると聞いていたが、4月というのは観光のオフシーズンらしく、道ですれ違う車もほとんど無くどこへ行っても他の観光客を見ることはなかった。 シーズンオフの島を車で走り回るのは交通渋滞もなければ駐車場の混雑もなく、なかなか気分の良いものだったが、そのかわり行った先の施設が中には閉まっている所もあった。

阿仏房と呼ばれる一画は丘の上に寺や神社や能舞台などがそれぞれ至近距離に点在していた。
妙宣寺の五重塔など建立が1827年というからもう190年も経ている。 よくまあ火災に会わないで健在したものだと感心する。
能舞台は現在でも能の上演に使われる。 というより佐渡は能に関しては200年以来なかなかうるさい土地なんだと知る。


今日は朝からどんよりと曇って雨が降ったり止んだり。
天候に恵まれず残念、と普通の人は言うかもしれないが、写真を撮る僕にとっては願ったり叶ったりだった。 カンカン照りの強い日差しの中の風景は、白っちゃけて無味乾燥に写ってしまうのを僕は知っていたから。





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妙宣寺五重塔






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五重塔ディテール






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大膳神社能舞台







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神社と掘割






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