上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

甍の波島根県 松江城3月3日の雛祭り、5月5日は端午の節句といったのが、いつのまにか 「子供の日」 として一つになってしまった。 それでも今だに5月がくると 「いいらあかーのなあみーとー、くうもおのおなーみー」 というあの懐かしい童謡を思い出す。 うちの子供たちが幼いころ、日本の叔母が上の娘に可愛い卓上サイズの雛壇を、下の息子には本物の鯉のぼりを贈ってくれた。 雛壇は我が家のリビング・ルームの本箱の上に現在も1年中飾られている。 鯉のぼりの方は息子が中学に入るころまでは、毎年5月になるとわが家の前庭にアルミ製の支柱を立てて吹流しと3匹の鯉を青空に勢いよく泳がせた。 アメリカの田舎の空に悠々と泳ぐ鯉は、近所だけではなく車で通りすがりの人たちの眼を引かないわけがなく、車を停めてカメラを向けるアメリカ人も多かった。 ある時は、日本人の家族が車から降りてきて、両親と二人の子供が長いあいだ空を見上げて眺めていた事もあった。
矢車のカラカラと回る音がそのまま僕を日本の少年時代に連れ帰ってくれたものだ。
叔母が子供たちに贈ってくれたのはそれだけではなく、ある年の端午の節句に徳川家康の冑(かぶと) のミニチュアを送ってくれた事がある。 ミニチュアといっても幅が30センチもあり、精巧な金物や刺繍が施された豪華なものだった。 残念ながらわが家にはそれを飾る場所がなく、ふだんは地下の物置にしまってある。
今年は、久しぶりに鯉のぼりを立ててみようと思っていたのに、4月の終わりから毎日のように激しい雨が降り、それをしないままに 「子供の日」 が来てしまった。 来年こそはあの3匹の鯉を中空(なかぞら)に泳がせようと思う。
スポンサーサイト
なんだか動き出しそうですね。。
お子さんがおられる方にはそうか、今日は子供の日だったんですよね、、ヨーロッパにいると、ここの暦に左右されてしまって、そんなことも過ぎ去ってしまいそうでした。
男の子を育てるということは、結構役割なんだろうなと思います。女の私にとって男の子をもつということはきっといずれはその子の恋愛対象への成長にもおおきく影響してしまうのだろうと、びくびくしてしまうだろうからです。
その場になればきっとありのままをぶつけるしかないのでしょうが。。
男の人をいつまでも包んでいたい私には、息子をいざ育てるとなると、
きっといつまでもつらい課題です。。
いや、まだ相手もいませんけど。。笑
2011/05/05 [
inei-reisan] URL #pNQOf01M
[編集] ↑
inei-reisan さん、母親と息子、父親と娘、というのは実に奇妙で複雑な関係になるのですよ。
といって、母親と娘、父親と息子、が友達になれるかというとそうとも限らない。
要するに、親子の関係はどこの家族でも似ているようで千差万別、千差万別のようでどこか似ている、という実にやっかいなものではないのでしょうか。そのうち分かります。(笑)
2011/05/05 [
September30] URL #MAyMKToE
[編集] ↑
子供の頃、まだ鯉のぼりも雛壇も私の回りでは珍しいものでした。
「欲しい」と思うよりも、憧れのほうが大きく、「鯉のぼりの口に入って、空を飛びたい」と本気で思っていました。(^^;
川越さん、最近の日本では以前ほど鯉のぼりも見られなくなったと聞きました。ことに都市ではいろいろと規制もあるようですが、なくならずにいつまでも続いて欲しい行事のひとつです。
2011/05/06 [
September30] URL #MAyMKToE
[編集] ↑
オハイオで悠々と泳ぐ、こいのぼり。想像しただけで楽しくなりました。
中田久乃さん、私が自分の子供のときは、わが家には鯉のぼりがなかったのですよ。アメリカに来て鯉のぼりを立てるとは夢にも思いませんでした。
2011/05/07 [
September30] URL #MAyMKToE
[編集] ↑