過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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16ミリの世界

T11japan350bw-blognew.jpg

そば亭 《不味庵》
松江市郊外


今日は僕としては珍しく写真の機材の話。
今回の日本旅行に持って行った新しいレンズは、Tokina AT-X Pro DX 11~16mm F2.8 Aspherical という恐ろしく長い名前の広角のズームだった。 旅行に出かける前にかなりの時間をかけてテストをしてみたら、 色調、コントラスト、解像度、ピントなど満足のいくものだった。 (僕はピント以外は大体そういう事にあまりうるさくない)
11~16ミリというのは35ミリ判に直すと16~24ミリとなる。 僕は長い間24ミリをほとんと標準レンズとして使っていたので、その焦点だと自分の眼の延長と言っていいくらいに居心地が良い。 ところがそれより広角というと20ミリしか持っていなくて、その20ミリはいつも持ち歩きながら使うことが非常に少なかった。 それが今いきなり16ミリの世界へ入ってしまった僕は、僅か4ミリの違いにすっかり魅せられてしまったようだった。 とにかく面白いレンズである。
16ミリでも画像の周辺に出る歪みは予想したよりずっと穏やかで、それは後でフォトショップで簡単に修正できる。 ニコンのファインダー内に縦横のグリッドを呼び出して、できるだけカメラを水平に構えたつもりだったが、それでもあとで見るとかなり傾いていた。 このくらいの超広角だと、カメラのアングルをほんの数センチ変えるだけで被写体の面と線が面白いように変わってしまう。 まったく予想のつかない変わりようだった。 しかも一歩横に動くだけで、まるきり違う世界が眼前に開けるのはまるで魔術を使っているような気がした。 肉眼で見る時とは思ってもみなかった世界がファインダーの中に広がるから、一枚一枚がチャレンジになり、だからそれぞれの写真を撮るのにかなりの時間が掛かる。 難しいけど面白かった。 いや、難しいから面白かったと言うべきか。
20ミリの世界」 を前に書いたけど、16ミリの味をしめてしまった今思うのは、20ミリが僕にはもともと中途半端な広角だったのかも知れない。

旅行から帰って1000枚近く撮った写真を現像してみると、(デジタルだけどRawのフォマットの編集を現像と呼ぶ) 驚いたことに半分近くを16ミリで撮っていた。

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コメント:

*

こんにちは。今月のクイズは難しくて参加できず、残念でした。
ところでトキナーにはこんな凄いレンズがあるんですね。
私もトキナーでは12-24/f4.0というのを使っていますが、
このレンズは知りませんでした。

私の場合は一眼だとなかなかこんな広角側のレンズは
使いきれないようで、レンジファインダーの15や20は大好きなのに、
一眼では迷ってしまいます。
日本の写真、楽しみです。
2011/11/04 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: No title

川越さん、こんにちは。
このユニークなズーム領域が私の目的にぴったりで買ってしまいました。
このズームを一台につけっぱなしにして、あとの一台に50ミリ(実はニコンの35ミリ)、そして75ミリのゆるい望遠(実はニコンの50ミリ)、それが私のカメラバッグの中のすべてです。
2011/11/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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