過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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七面鳥のいのちは悲しくて

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生贄


今週の木曜日は、毎年そうであるように感謝祭の家族の集まりがあって、ディナーの主役はもちろん七面鳥だった。 アメリカでは感謝祭とクリスマスだけでも9億羽の七面鳥が食卓にのぼると言われる。 アメリカ人がなぜこれほどターキー(七面鳥) にこだわるのか?
僕にはどうしても理解ができないのである。 スモークにされた七面鳥ならサンドイッチにしてマヨネーズをたっぷりと塗れば何とか僕にも食べれなくはない。 でも味も何もないパサパサした肉をどんなにレシピを変えて味付けをしたところで美味しくなるわけがないのに。 アメリカ人というのは味覚を持たない人種なのだろうか?

そういえばある時、数人の日本人と飲んだ時のことを思い出した。 その場の誰もがアメリカやヨーロッパやアジアに数年住んだことのある人達ばかりである。 ある商社の幹部であるひとりが、まったくの私見ですけど、と前置きをして面白いことを言った。
「人間の味覚の最高を10として、動物、たとえば犬の味覚を0とするなら、フランス人が10、中国人が9、日本人が8でイタリア人は7、アメリカ人は悪いけど5くらいじゃないか、と私は思います」 と発言をした。
そのあとはそれぞれが他の国々を出したり、上位の順位をあれこれ点け変えたりして喧々諤々と議論が飛び交ったが、アメリカ人の最下位ということには全員が一致したようだった。
それまで黙って聴いていた僕が口を開く。
「まあ私はここにいる誰よりも長くアメリカに暮らしてきたから言う訳ではありませんが、犬が0でアメリカ人が5という評価のしかたは、ちょっとひどいんじゃないですか?」
僕の声の調子にいくらか憤慨の気配が出ていたようで、ちょっとばかりその場の雰囲気がしらけてしまったのを感じながら僕は続ける。
「アメリカ人が何位にくるかは別として、犬がそれよりも下位ということはあり得ない、と思うんだけど・・・」

(アメリカの友人たちよ、許せ。 冗談だよ、冗談)


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コメント:

*

イタリアでおいしそうなスパゲティを食べている猫たちを見たことがあります。
レストランの人が残飯を与えていたのですが、そこのレストランは美味しかったので、猫たちも舌が肥えるのだろうなと思いました。
2011/11/28 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

* Re: No title

micioさん、今度生まれ変わる時はそんな所の猫になりたい。 日本でも今はそうでしょうけど、アメリカではペットの食事にはドッグフードかキャットフードと決まっているので(それもドライがほとんど)かわいそうです。
ペットからみれば動物虐待と言えなくもない。(笑)
でももしかしたらそんなに不味くないのかもしれないですね。
昔日本から遊びに来た友達に缶詰のキャットフードを野菜と混ぜて、美味しく味付けをして炒めたのを食べさせたら (もちろん本人には言わないで) すごく気に入ってよくそれをリクエストされたので弱ってしまったことがあります。



2011/11/28 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

ところで、昔ドイツ人のパーティでスパゲッティカルボナーラを作ってご馳走したことがあるのですが、途中で卵を入れ忘れたことに気付き、青くなって周りを見回してみたら皆文句も言わずもくもくと食べていて、とりあえず安心したことがあります。
これがイタリアだったら袋叩きに遭っていたと思われます。
2011/11/28 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

*

スパイスを入れ忘れた料理は材料にいくらお金をかけても駄目です。
September30さんはいかにもスパイス!
ジョークもおちゃめさも。

2011/11/28 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

*

september30さん、こんばんは

訪問&コメント有難うございました。
倉吉の記事を拝見しましたが、なるほど津和野と似ているなと思いました。
倉吉は一度訪ねてみたいところです。
高速を使えば倉敷からは日帰りできるので、春にでもなったら行ってみようかなと思います。

子どもの頃、クリスマスには必ず鶏の丸焼きが食卓にのりました(さすがにその頃の日本では七面鳥は手に入らなかったので)が、マヨネーズをつけて食べると結構いけました。
ターキーとチキンでは食感が違うのかしら。
2011/11/28 [junURL #8kSX63fM [編集] 

* ターキー

もう何十年も前にサンクスギビングのディナーに招待された事があります。(結婚前)
メインも付け合せもサラダもデザートもほとんど何も食べれませんでした。でもお客もたくさん居てそれぞれがワイワイお喋りをしてて楽しそうにしてたので気まずい思いはしなかった記憶が。(笑)

今では、ターキーも食べれるし、主人のお祖母ちゃんのレシピーからスタッフィングもデザートも好評、自分の好きな物も作るしで、あの時のディナーも昔の懐かしい思い出です。

今では、ターキーそのものより誰と食卓を囲むか、家族が集うかに寄って食事も美味しくなるのではないかと思っています。
2011/11/28 [マコURL #- 

* Re: No title

micioさん、ドイツ人が黙々と食べてたのは、味にまったく頓着がなかったのか、あるいは味に気がついていながら礼儀を重んじて知らぬ顔をしていたのか、どちらでしょうね?
2011/11/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

ムーさん、「本気なのか冗談なのか、時としてまったく解らない」 というのが私に対する一般的な人物評らしいんですが、もしそんな人が自分の周りにいれば、私はまっ先に嫌いになるんじゃないか、と思うのです。
これってどういうことなんでしょう?
2011/11/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

junさん、こんにちは。
私も地図を見たんですが、ほんとに近いです。 車を使えばどこへでも驚くほど短時間で行けるのは日本の良いところですね。アメリカだとそうはいかない。 

ターキーとチキンの食感はかなり違います。 チキンのほうが味があってずっと美味しい。 でも何といっても私が1番好きな鳥はダック(鴨)です。 いや、すべての肉類の中で1番好きだと言ってもよいでしょう。 ヨーロッパに行くとほとんど毎日ダックを食べても飽きないので同行者があきれていました。
2011/11/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: ターキー

マコさん、私はいまだにターキーが食べれません。 スタフィングを食べると必ず下痢をします。 親類家族それを知らない者は無いので、毎年私だけのためにハムやダックを用意してくれるのです。
その代わり、バーボンの "Wild Turkey" は好物です。(笑)
2011/11/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

ドイツにも味オンチが相当数いると思われます。
我が相棒にも、もう作るのやーめたっと言いたくなる時がありますよ。
でもmicioさんのカルボナーレに関しては私はちょっと違う意見をもっているのです。
昔というのがどの程度の昔かわからないのですが、
ドイツのイタリア料理は1960年以降、イタリア移民が持ち込んだもの、
移民のおかげでドイツでも色んな物が食べられるようになりました。
micioさんが振舞われた時、ドイツ人は恐らくカルボナーレを知らなかったのではないかと。
それでこういう物かと食べたのではないのかしら。
そもそもイタリアでもカルボナーレはとても新しい料理のはず。
私自身、卵黄を入れないカルボナーレもどきの方が好きです。
数日前日本から戻って来ましたが、日本はホント美味しい!
2011/11/29 [のほほん] URL #60nqeuCY [編集] 

*

こんにちは。今回も最後で楽しませて頂きました。ターキーは食べたことがないのですが、美味しくないのですか。テレビやアメリカ映画で観るターキーはとても美味しそうに見えたのに。私はチキンも鴨も大好きなんですが、最近は近くにいる鴨をなんとか食べてみたいと、強力なパチンコを手に入れたのですが、ゴムが強くて引ききれずに武器になりません。キジバトは球が当たってもキョトンとしてました。まず体を鍛えないと(^^;
2011/11/29 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

*

何度もコメントしてしまい、すみません。

のほほん様

昔というのは四年前でして…
ドイツ人の方々も30代前半〜後半、“チャオ”と挨拶する、一応若者たちだった(はず)のです。
自分たちで、好きなように味付け(胡椒をふりかけたり)して召し上がっていらしたので、おそらくは他人に恥をかかせないスマートな方々だったのでしょう。ドイツ人、好きです。
2011/11/29 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

*

september30さんのブログを個人的に利用して、すいません。

micio 様はきっと若いのですね、4年前が昔ですか・・・
4年前なんて私にはつい先日ですけど。

でもやっぱり、その30代前半〜後半のドイツ人は知らなかったんじゃないかと。
美味しくってそういうものかと食べたのでしょう、
私も自宅にお客をするのが好きですが、ドイツ人だと、本当に楽です。
自分では納得がいかない出来上がりでも、
特に今時、和食っぽい料理だと、喜んで食べてもらえるのはありがたいです。
2011/11/30 [のほほん] URL #60nqeuCY [編集] 

* Re: No title

のほほんさん、お帰りなさい。
私が楽しみ尽くした日本にはまだ何か楽しいことが残っていましたか?

「もう作るのやーめたっ」 に思わず笑いました。 よくわかります。
そうですか、カルボナーレはイタリアでも新しい料理なんですね。 麺類やパスタには目が無いというような私ではありませんが、それでもボローニャで食べたのは美味しくて今でもその話が出るくらいです。

卵を入れる、というところが日本人には合っているのでしょうね。
2011/11/30 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

川越さん、こんにちは。
ターキーは不味くて食べられないというのではなくて、食べても味が無いのです。 それでソースとかタレに凝るようですが、そうすると濃い味の調味料が勝ちすぎて肉の味がまったくしない。 要するにわざわざ食べることのポイントが無いのです。
とくに鴨など、脂身の多い鳥を好きな人には物足りないんじゃないかなあ。

ところでパチンコぐらいでは鴨は捕れないのでは?
2011/11/30 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

micioさん、そういえば、micioさんはドイツ人が好きだと前から言ってませんでしたか?
2011/11/30 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

のほほんさん、私のブログ上で他の読者との交流はちっともかまいません。 社交の場になればこんな嬉しいことはありません。 むしろどんどんやってください。

アメリカ人を喜ばせるには和食以上のものはないですね。 しかし気をつけないと、人によってはとんちんかんになってしまうこともあります。
あるアメリカ人に 「日本食を食べたことがあるの?」 と訊いたら、
あるある。家族全員が大好きで、週に1度は食べに行く。 主人の好物はスイート・アンド・サワー・ポークだけど、私自身はワンタン・スープが何よりも好き!」

なにしろそんなところなのです、ここは。
2011/11/30 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

>September30さま
ターキーの淡白さは相当なんですね。ところで、パチンコで鴨は難しそうです。よほど運良く急所に当たればいけるかも?元々はキジバトをとりたくて買って来たんです。パチンコもいろいろあって、狩猟用のものがあるんですが、おもちゃと違ってかなり強力。ですが、いかんせんゴムが強くて引ききれません。頭に直撃ならなんとか気絶させることくらいできるかもしれませんが、頑張らなくちゃ。街中では罠というわけにも行かないし、ボウガンなど持っていたらそれだけで通報されそうなんで(持つのは合法です)、パチンコにしたんですけど、狩猟の道は遠いです。(^^;
2011/11/30 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: No title

川越さん、パチンコはアメリカではスリングショット (slingshot) と呼ばれますが、全米パチンコ連盟やプロレベルのシューターも存在します。 子供の頃Y字型の木の枝を使ってパチンコを作ったのを思い出します。
今ではアルミやステンレスの金属製のボディに精巧な照準をつけたものもあり、軍隊ではゲリラ戦には今でも使用しているということです。
弾丸は鉛製で、これなら鴨でもキジでも撃てるでしょうね。 ゴムが強ければ強いほどパワフルなのは明らかなのは日本の弓と同じですね。
まずはボディビルから始めて下さい。(笑)

2011/11/30 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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