過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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人間の図太さを感じた日

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海辺の家
Marblehead, Massachusetts USA


陸(おか)に住む人間が、これ以上に水に近く生きる生活があるだろうかと思う。
マサチューセッツ州北部の小さな町、マーブルヘッドで見かけたこの古い家は漁師の棲み家としか考えられなかった。 茫茫とした大西洋の脅威から大きな入江が守ってくれているとはいえ、ハリケーンは容赦なく訪れるに違いない。 毎日の満潮時には、家の土台となっている岩が黒く変色したところまで海の水位が上がってくるのだろう。 そして木製の浮遊桟橋がプカプカと海面に浮かぶのだろう。

朝ベッドで目を覚ますと、まぶしい朝日が部屋いっぱいに射している家。 潮が満ちている時に窓を開ければ、その窓のすぐ下から海が始まっている家。 時々は開けた窓の外から魚が飛び込んでくるかもしれない。 嵐の時など波のしぶきがそのまま窓ガラスを打つに違いない。
大自然と静かに対峙しているこの家を写真に撮りながら、『老人と海』 のヘミングウェイの言葉を思い出していた。


人間は
滅ぼされることはあっても
負けることはない。




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コメント:

*

ジュブナイル小説に出てきそうな家ですね。
「長靴下のピッピ」の家もこんなかんじだったのでしょうか。
実際に住むのはちょっと怖いけど、憧れる。
2013/07/02 [わにURL #- 

*

どんな保険に入っているのでしょうね?
などと、夢のない事を考えてしまいました。
2013/07/02 [Endless] URL #d2yN2EXI [編集] 

* Re: No title

わにさん、

まるでアメリカの風景画家、Andrew Wyeth や Edward Hopper の
絵にでも出てきそうな家です。
真冬の雪の中での写真など撮りたかったのですが
その機会はありませんでした。
2013/07/02 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

Endless さん、

どんな保険に入っているかですって?
それは簡単です。
生命保険です。
2013/07/02 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* こんにちは。

なかなかこれなくてごめんなさい。またためて読んでしまいました。老人と海。。まだ読んでないです。でもこの最後の台詞で読みたくなりました。
2013/07/18 [inei-reisan] URL #pNQOf01M [編集] 

* Re: こんにちは。

inei-reisan さん、いらっしゃい。

"Sturm und Drang" のさなかにいるのでは、と心配していました。
私のところへはしょっちゅう来る必要はありません。 思い出した時に来ればいいのです。
私はいつもこここにいますから。

「老人と海」はぜひ読んでください。(英語で)
短いものだし、第一、ハードボイルドの元祖とされるくらいに、すごく平明で直裁的で簡潔な文章です。
辞書必要なしです。(笑)
2013/07/18 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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