過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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サンタは来るか?

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サンタは来るか?
Beavercreak, Ohio USA


12月24日、クリスマス・イヴの日。 世界中の子供たちが朝からわくわくとしてなんとなくおちつかない一日を過ごしているにちがいない。 今年はサンタが何を運んできてくれるのか。 ウィッシュリストに載せた品目の中から、サンタが何を選ぶのだろうか。
そういえば僕もそうだった。 あくる朝眼を覚まして、枕元に置かれた幾つかのプレゼントを見るときの興奮はいまでも覚えている。 プレゼントはいつも母のストッキングにぎゅうぎゅうに詰められていたものだ。 小学生の僕がサンタの存在を無邪気に信じるような子供だったかどうか疑問だけど、といってプレゼントは両親が買ってくれるのだというはっきりとした意識もなかったような気がする。 つまり、そのへんのところをなんとなく曖昧にしておくべきだろう、と子供心に理解していたようだ。 しかし小学校に入る前の僕はたしかにサンタの存在を信じていた。 我が家にはサンタが空から降りてくるような煙突もないし、いったいどこから入ってくるのだろう。 今年こそは寝ないでそれを見届けようと、必死の思いで起きていても、そのうちいつも必ず眠ってしまう。 それが悔しくて悔しくてしようがなかった。

どんなプレゼントが母のストッキングに詰められていたのかはほとんど記憶がないが、いつも必ず何冊かの本が入っていたのは確かだった。 「フランダースの犬」 だとか 「岩窟王」 だとか 「小公女」 だとか 「三銃士」 だとか。 本以外で覚えているのは、ある年にサンタがハーモニカをくれたことがある。 そのころすでにピアノのレッスンにつかされていた僕だったが、このハーモニカにはすっかりハマってしまって (すぐハマってしまうのだけは今でも変わらない) 毎日ブカブカと吹いていた。 そしてすぐに気がついたのは、ハーモニカという楽器はピアノとちがって半音がないという重大なそして致命的な欠陥だった。 それで母は半音高いハーモニカをもう一本買ってくれて、その二本を重ねて吹いたり、メロディを吹きながら舌を使ってジャッジャッジャッと伴奏を入れるというハイテクニックを学んだ。

そんな思い出のあるクリスマスだった。 サンタが本やハーモニカといっしょに僕にくれたのは 『夢』 以外の何ものでもなかった。

日本の、ドイツの、イタリアの、アメリカの、ロンドンの、モロッコの、スイスの、カナダの、リトアニアの、パリの、中国の、オーストラリアの、ニュージーランドの、ポーランドの、バルセロナの、シンガポールの、スェーデンの、ロシアの、そのほか世界中に散らばっていつも僕のつたないブログを訪ねてくれている日本人の皆さん。 ありがとう、と心の底から言いたい。

メリー・クリスマス!

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コメント:

*

今、甥っ子の靴下に仮面ライダーのDVDを詰めているところです。
これから先、靴下に入り切らないものを頼まれたら(地球儀とか)、どうしようと考えています。
2011/12/25 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

* Re: No title

micioさんは優しい叔母様なのですね。、大きなものなら私の母のようにストッキングに昇格して、さらにそれよりも大きなプレゼントならパンストという手がありますよ。(笑)
2011/12/25 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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