過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

Profile

September30

Author:September30

Visitors Counter

Search form

花便り

_DSC0833-blognew.jpg

少女のように


『花便り』 なんて風流人を気取ってかっこいいタイトルを付けたけど、花音痴の僕にこれほどふさわしくない言葉もない。 なにしろ自慢じゃないけど僕が見てすぐに判別できる花といえば、チューリップと菊と薔薇ぐらいしかない。 あ、それから向日葵も。
先日もこのブログで隣家のしだれ柳の花が満開だと書いて写真を載せたら、それは柳ではなくてしだれ桜ですよ、と読者の方に注意された。 そのくらい僕の花音痴は酷いのである。 

そのしだれ桜も、暗い部屋の中が明るくなるほどの花を満開させたと思ったら、ある日強い風が吹いてあっというまに散ってしまった。 そのあと、また気温が26度にも上がっていきなり夏が来たような日がしばらく続いた。 僕はしかたなくガラージから芝刈り機をひっぱりだして今年になって初めての芝刈りをする。 そして冬のあいだはうち捨てられていた我が家の庭にも、今年もまたあちこちに草木が花を咲かせているのに気がついた。 僕には花の名はもちろんわからないから、あらためて我がGreen Eyesに確かめながら、列記してみよう。

・ ライラック
・ チューリップ
・ ラヴェンダー
・ Trillium (延齢草)
・ Violet (すみれ)
・ Daisy (ひなぎく)
・ すずらん
・ Mock Orange (ユキノシタ?)
・ Dogwood (ハナミヅキ)

そんなに広くない我が家の庭にもこれだけの花があったことにあらためて驚いた。 そしてラヴェンダー以外はみなそれぞれに愛らしい花を咲かせていた。 ラヴェンダーが咲くのはもう少し先だそうだ。
花の名を知らないからといって、その美しさを愛(め)でるのには何の支障もないし、花便りだってちゃんと書けるのです。


大きく拡大した花の絵を描こうと私が決めたのは
そうすれば人は花の美しさを無視できないだろう
と思ったからなの。
Georgia O'Keeffe




にほんブログ村 写真ブログ モノクロ写真へ
スポンサーサイト

コメント:

*

September30さんの庭にある花に、ほとんど日本語名が付いていることに驚きました。海外の花がこんなにも帰化していたとは。それなのに日本とアメリカの庭はまったく雰囲気が違いますね。憧れるのはアメリカの庭ですが、昔の日本の狭い庭にも味があります。要素となるのは花じゃなくて別の何かなんですね。

Mock Orangeだけは(?) がついていたので自分でも検索してみたのですが、ロックバンドの名前だそうで、それに関する情報ばかりが並びました。花に関するものは日本語では見つけられませんでした。オレンジの一種なんでしょうか。
2012/04/22 [n.nURL #- 

*

Mock Orangeは バイカウツギ(梅花空木)みたいです。
花が梅ににているからとか・・・

オキーフの言葉、いいですね!オキーフの絵好きです。
2012/04/22 [okko] URL #mQop/nM. [編集] 

* Re: No title

n.n さん、1980年代のボストンでは大邸宅に住むアメリカ人の金持ちたちが日本庭園を造ることが一種の流行になっていました。どこかでブログにも書いた日本人庭師のA君の仕事がそれだったのです。一つの庭園が完成すると、それを写真に撮るのが私の仕事でもあったのです。

Mock Orange は英語のグーグルではロックバンドも出てきますが、花の項もちゃんと出てきます。ただし写真を見ても日本語でなんと呼ばれているのか想像もつかない私は苦しまぎれに辞書を引いただけなので、? をつけました。
2012/04/22 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

ookoさんこんにちは。
バイカウツギ(梅花空木)なんて私はこの歳になって名前も初めて聞きました。 (笑)
たしかに梅の花に似ていますが4弁の白い花です。でも梅の花びらってたしか5弁だと思ったけど・・・

2012/04/22 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

バイカウツギ(ベルエトワール)なら庭にあります。
まだ咲いていませんが、白いお花の中心がワイン色で
5月から6月頃、甘い香りを庭中に漂わせて
幸せ気分にしてくれる大好きな花です。
バイカウツギの英名はMock Orangeとなっていました。 
2012/04/23 [nono_ra] URL #- 

*

私も草木の名前には疎いのですが、夫に比べれば知っている方のようです。確かに、夫は毎年同じ花をみて「これなんだろう。綺麗だね」と、まるで初めてみたように感動しています(笑) 私はありふれた庭木や街路樹の名前程度しか知らないんですが… それでも木や花をみて季節を感じたり、その時々にあった出来事を思い出したりできるのはありがたいですね。
何度も繰り返し嫌がらずに花や木の名前を教えてくれた両親に感謝しています(^^;

庭師、ときいてアメリカ在住の獣医師さんのエッセイを思い出してしまいました。「りとると文庫」(LA在住日本人による文芸雑誌)のp.20~です
http://littletbunko.com/
ボストンとロスでは大陸の反対側ですから全然事情は異なるとは思いますが、アメリカの庭師には日本人が多いのでしょうか?
2012/04/23 [nicoURL #KqigePfw [編集] 

* Re: No title

nonoさん、やっぱりそうですか。これでひとつ賢くなって日本人に近くなりました。
我が家は表通りから三段の石段をあがってそこから玄関に行くのですが、その石段の両側に梅花空木の木があります。
木が茂りすぎていて訪問者はその白い花が満開の枝を掻き分けないと玄関にたどり着けません。
2012/04/23 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

September30さん こんにちは

うちには八重咲きの梅花空木があります。
色んなのがありますね~。

私も花の名前は覚えられません。
花木を愛して手をかけてなければ覚えていられないような気がします。
写真をするようになって何て名前だったろうって
毎年、同じ花で検索です。
ネットは便利ですね~(笑)
2012/04/23 [キキURL #PDFQKA4U [編集] 

* 思わぬお花見に

バイカウツギ、なんてきれいな花なんでしょう。
ベルエトワールという名もふさわしく…こんな花の木があるなんて、知ることができてうれしい。

先週まで舞台をやっていたので、今年の桜はまったく堪能できず、
せっかくオフに入ったのに、横浜の家の周りの花はどれもちょうどつぼみの時期で、
つまんないな~と思っていたのですが、

Septemberさんのフラワーリスト通りに画像検索をしたら、豪華なお花見ができました。
ありがとうございます!
素敵なお庭にしてらっしゃるんですね~、被写体にはされないんですか?
2012/04/24 [belrosaURL #- 

* Re: No title

キキさん、こんばんは。
地球の裏表で遠く離れて同じ花を眺めていると思うと楽しいですね。 もう八重咲きですか。
旭川も雪がようやく溶けてこれからは花の季節になるのでしょう。キキさんのサイトでこれから少し花の勉強をさせてもらえるかも知れませんね。
友人のコータローは男のくせに花の名を全部知っているのでちょっと気味が悪い、花というのは女性の世界だと思っていましたから。
でもそうでもないようです。女性でも花に弱いひともいるのですね。
2012/04/24 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: 思わぬお花見に

belrosaさん、サイトにおじゃましましたが、芝居というのは私にとってはまったく未知の世界なのでとても興味深く拝見しました。
台詞だけで文章を書いてみたいと思いちょっとまえのブログで試してみたのですが、難しいです。
でも日本語は男言葉女言葉があるし敬語謙譲語があるし、喋る人の性格や心情を表すのには外国語よりは芝居向きなのではないか、などと考えていました。

舞台が終わったあとってどんな気持ちなんだろうと思いました。舞台の上でひとりの人間になりきっていて、それがおわったあとでまた本来の自分にスイッチを切り替えるように帰れるものなのでしょうか。
2012/04/24 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

nicoさん、花音痴はやはり男性に圧倒的に多いのではないでしょうが。 とくに若い世代の人たちに。
そういう私は歳をとってもあいかわらずの花音痴ですが。

「りとると文庫」はなぜかリンクが壊れていて行く事ができませんでした。
日本人の庭師はボストンでは例のA君以外は知りません。 もっとも彼は庭師と私は呼んでいましたが、ハーバード大学の建築科を出たれっきとしたLandscape Architect です。

2012/04/24 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* 庭師といえば

カリフォルニアは日本からの移民が最も多い州ですが、1967~1968年、
私のサン・フランシスコ在住時、「庭師といえば日系人」だったと記憶しています。
日本人が得意とする、又周りもそれを認める仕事だったのでしょう。
”彼は Gardenerとして成功、Gardena(ロス近郊の町)に Japanese Garden付の
邸宅を構えているよ”と友人のKen Inoueが言っていました。

これは1ドル・360円の時代の話で、その後の変わり様は S30氏も御存知の通り。
2012/04/24 [henri8] URL #YNBJjD3c [編集] 

* Re: 庭師といえば

henri8さん、西海岸の日本人庭師の話は私もよく聞きました。日本庭園は苔(こけ)を使うのであれはメンテナンスがなかなかたいへんだそうでそのために定期的にその世話をすることで生活をしていたようです。
2012/04/25 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* わ~!

Septemberさん、ご訪問ありがとうございます、嬉しいです~。

自分に帰るスイッチ・・・お持ちの役者さんも多いですが、私の場合はフェーダーみたいな感じですかね。
役の輪郭が徐々に薄まっていく中で、何か日常的な刺激が訪れると、それを潮に現世に戻れるようです。(笑)

最近は、トシをとって自分の暮らしへの愛が強くなってきたせいか、
だいたい1週間ぐらいで、10年前にやったことのような感覚になってますが(それも極端か・(^ ^;))
若い頃は、次の稽古が始まるまで、前の役のエッセンスが抜けなかったりしてましたね。
プライベートなんて別にいらない、と思えていたので。…純粋でした。(笑)


英語は、性別がないことと一語の意味が大変広いことが、面白いなと感じています。

解釈を如何様にでも取れるのが魅力…ということは書き手にとってはジレったい言語なんでしょうか(笑)
むしろ、演者、演出者には向いた言葉なのかもしれませんね。

性別については特に歌詞に関して、先入観を持たないまま最後まで読んで、これは男のキモチの歌だわと発見、
でも素敵な曲はやっぱり歌いたいから、女の生理とどう折り合いをつけるか工夫が始まります。

女性シンガーの歌うスタンダードに、独特なクールさとセクシーさが醸し出るのは、
英語が持つそういった距離感が作用してるんじゃないかなぁとは、日本語しか出来ない人間として感じます。
私にとって英語歌詞の超訳(笑)とそれをどう表現して歌うかは、なのでとても面白い作業です。
2012/04/25 [belrosaURL #- 

* Re: わ~!

belrosaさん、
たとえ一時でも違う人間になりきれるというのは考えてみると不思議なことのように思えます。そしてそれを見る観客も別の世界へと入っていくのでしょう。 でも芝居という芸術は一生を賭けるに値する魅力的というか魔力的なものがあります。

英語は一語の意味が日本語よりも広い、というのは気がつかなかったけど確かにそうです。 私は英語そのものが脳に直接飛び込んでくる習慣をすでに身につけているので、それを途中でいったん止めて日本語に訳そうとするとけっこういろいろな選択があって困ることが多いです。(最初から日本語を書くときはそういう迷いはほとんどないのですが。)
でもそれだけ翻訳家や訳詞家に解釈の自由があるということでしょうね。
でもその言葉を歌に付けるというのは、これはまた違う意味で大変な仕事でしょう。
2012/04/26 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

コメントの投稿

:
:
:
:
:

:
: ブログ管理者以外には非公開コメント

トラックバック:

>>>> http://blog1942.blog132.fc2.com/tb.php/376-b9eebbee
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)