
朝食
三朝温泉 旅館大橋
一年に一度とか日本へ帰ると、ふだんアメリカではやらないことを自然と日本でやっていることに気がついた。
その一つが朝食である。
僕はアメリカでの日常では朝食をとらない。 そのかわりかなり早目の昼食とかなり遅めの夕食の、一日二食という習慣をもう何十年と続けてきた。 それが日本へ着いたとたんに朝食を逃さないのは、旅行中だからというのが理由ではなさそうだ。 その証拠に、ヨーロッパに行っても同行人たちがクロワッサンやオムレツをもりもりと食べるそばで、僕はコーヒーとせいぜいバナナかリンゴを1個かじるだけだからだ。
じゃあなぜ、何十年と頑固に守ってきた習慣が、日本ではあえなく崩れてしまうのか。
それはもう、日本の食文化の魔力としかいいようがない。 ふだんなら早朝には食欲などまったく感じない自分が、日本に来て朝起き抜けに日本の朝食を目の前にすると、猛然と腹が減ってきていくらでも食べてしまう。 日本に帰って泊めてもらう友人たちの宅では、朝食は和風がいいか洋風がいいかを、奥さんが前の晩に訊いてくれる。 中にはもう答えがわかっているから訊いてくれない奥さんもいる。 朝になると、トーストにジャムをつけて食べている友人の横で僕は懐かしい日本の朝食をきれいに平らげる。
ところがわからないのは、日本の朝食なんて(旅館大橋のような凝ったものは別として)アメリカにいても自分で作ろうと思えば簡単に作れるのにそれをしないのはなぜだろう? 日本にあって我が家にないものはなんだろう?
それは空気だ。 同じものでも日本の空気の中で食べるものや飲む酒はなぜか旨い。 これは厳然たる事実なのです。
こんなわけだから、2週間の日本滞在のあとアメリカに帰るまでには、2キロも3キロも体重が増えてしまうのは当然だよね。
その一つが朝食である。
僕はアメリカでの日常では朝食をとらない。 そのかわりかなり早目の昼食とかなり遅めの夕食の、一日二食という習慣をもう何十年と続けてきた。 それが日本へ着いたとたんに朝食を逃さないのは、旅行中だからというのが理由ではなさそうだ。 その証拠に、ヨーロッパに行っても同行人たちがクロワッサンやオムレツをもりもりと食べるそばで、僕はコーヒーとせいぜいバナナかリンゴを1個かじるだけだからだ。
じゃあなぜ、何十年と頑固に守ってきた習慣が、日本ではあえなく崩れてしまうのか。
それはもう、日本の食文化の魔力としかいいようがない。 ふだんなら早朝には食欲などまったく感じない自分が、日本に来て朝起き抜けに日本の朝食を目の前にすると、猛然と腹が減ってきていくらでも食べてしまう。 日本に帰って泊めてもらう友人たちの宅では、朝食は和風がいいか洋風がいいかを、奥さんが前の晩に訊いてくれる。 中にはもう答えがわかっているから訊いてくれない奥さんもいる。 朝になると、トーストにジャムをつけて食べている友人の横で僕は懐かしい日本の朝食をきれいに平らげる。
ところがわからないのは、日本の朝食なんて(旅館大橋のような凝ったものは別として)アメリカにいても自分で作ろうと思えば簡単に作れるのにそれをしないのはなぜだろう? 日本にあって我が家にないものはなんだろう?
それは空気だ。 同じものでも日本の空気の中で食べるものや飲む酒はなぜか旨い。 これは厳然たる事実なのです。
こんなわけだから、2週間の日本滞在のあとアメリカに帰るまでには、2キロも3キロも体重が増えてしまうのは当然だよね。

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