過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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September30

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迫ってくる乳房が恐い

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パルマの街角
Parma, Italy


僕はどこの国へ行ってもどこの町へ行っても、観光者なら必ず訪れるような名所旧跡よりも、そのあたりの巷(ちまた)を地図も持たないでただうろうろと歩き回るほうがずっと好きである。
それで何かとくに興味を惹くものがあれば、まずそれを写真に撮って、それから必要なメモを書く代わりに(僕は字の手書きが苦手) 掌に入るような小さなデジタルのレコーダーにインフォーメーションを吹き込んでおく。 カメラにも音声を記録できる機能があるのだけれど、レコーダーの方がずっと便利だということを発見してから、この小さな機械はいつもシャツの胸のポケットに入っている。 そこに録音されるのは、現場の地名とか通りの名だとかの実際的な情報である場合もあるし、その時の第一印象とか写真を撮りながら感じていた 「意識の流れ」 のようなこともある。

この写真の場面にはパルマの町の表通りからそれて横道に入ったとたんに出くわした。 時計屋の隣が美容院への入り口になっていて、そこにギョッとするような女性が立っていた。 帰国した後で聞いてみるとレコーダーには
「きゃあ、オッパイが迫って来る。 恐いよ助けて~。 これは暗い色調に仕上げてみよう。 自転車を入れるのを忘れないこと。 時計屋のような小物を並べる店ではなくて、もっと大きくてインパクトのあるものがウィンドウに見えていれば文句なしだったんだけどなあ」
と録音されていた。 わずかそれだけのメモでも後で読むとその時の自分の心の動きがはっきりと蘇るので、写真を仕上げるのには重要な情報となることが多い。 あの時、女性の乳房に受けた(恐い)という感じがここにうまく表せたかどうか? 



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コメント:

*

Septemberさんらしい一枚だと思います。
写真に関するメモ(それが音声だとしても)があるだけで、後で見た時に
その時の考え方が残りますし、ストーリーも組み立てやすくなりますね。
私の場合、旅先でその日の最後に簡単なメモを取るようにしています。

それからオッパイに関してですが、確かにオッパイは威嚇的で
恐ろしく見えますが怖がる必要はありません。
中に詰まっているのは愛情ですから。
でも触ってはダメですよ。
愛情が欲情に変わってしまいますので。

私よりも遥かにオッパイの経験がある大先輩に対して失礼致しました。
決してオッパイのことが書きたかったワケではなく、お写真拝見し
コメントをしたくなってしまったのです。
お許し下さい。
2012/12/19 [foto_cychedelicoURL #fZQeSxjk [編集] 

* おっぱいこわい

14年も前のことですが、Septemberさんが僕と一緒にエレベータが降りてくるのを待っていた際、急に僕に背を向けて何かを取り出し、小さい声で何かをつぶやいていたことがありました。一瞬、それは小型通信機の類(アメリカで携帯電話が普及する前)に見えました。ドアが開く前には、Septemberさんはそれをボケットにしまい何事もなかったような顔をしていました。エレベータには何人か乗っていたので、あれは何だったのか聞けずじまいでした。

後日、Septemberさんのアシスタントの方にその話をすると、ボスは実はJapanese James Bondなのよとひそひそ声で教えてくれました。そういえば一緒に昼食をした際、Septemberさんが終わりがけに急に外に出て行くことがあります。上司のMに最小限の言葉で緊急連絡を入れる007を思い浮かべました。

14年後の今日、あれは当時使っていた録音機で、何かを忘れないように声メモとっていただけだと判明しました。食事の終わりがけにいなくなるのも、一服かお手洗いに行っていたのか、あるいは願わくばその間に会計が済ませてあればというサンダーボール作戦?うーん、おっぱいこわいってのも、有名な落語の演目「まんじゅうこわい」と一緒で、どうこのおっぱい怖いでしょうとおっぱい攻めをされた瞬間、Septemberさん、がぶっといきそう。
2012/12/19 [November 17] URL #- 

* ぎゃ!

西洋人の女性の乳房はまるでボールをえいやっとくっつけたかのような格好でブルンブルンですよね。
東洋人のそれはなんとなく始まって、たよんたよんとしているのに(^^;

写真の女性の乳房よりも、鬼太郎カットで、髪の毛の奥からギロリと白目をむいているかのごとき目が怖いと感じるのは、私が女性だからでしょうか。
ホラーみたいです。
2012/12/19 [nicoURL #KqigePfw [編集] 

* Re: No title

foto_cychedelico さん、

子供の頃からすでにボケが進んでいた私は
1日の最後にメモを取るなんて、すでにすべてを忘れています。
だからその場で取らないと・・・

オッパイに触ってはいけない、というご忠告ありがとうございます。
でも我々男性は乳を飲ませてもらわないと生きては行けません。
どうしたら良いのでしょう?
2012/12/19 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: おっぱいこわい

November さん、

自分の名誉のために告白しますが、
私は英国の諜報部員であったことはありません。
実は私はゲシュタポの工作員として、ある重要な任務をおびてアメリカに送られてきました。
所有していたドイツ製のカメラや高価なドイツ車など、すべて秘密警察からの支給品だったのです。
それが数年前に CIA に検挙されて転向を強いられた時に残酷な拷問を受けました。
オッパイ攻めです。
それ以来、オッパイを見る度にあの恐怖の体験が蘇るのです。

リタイアした現在、もう時効とはいえ細部を明らかにすることはできないのは残念です。
2012/12/19 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: ぎゃ!

nico さん、

「ブルンブルン」と「たよんたよん」
日本語ってなんと繊細で実感のこもった言葉でしょう!
他言語では絶対にできない表現です。
あらためて感嘆しました。 (笑)

この女性、よく見るとたしかに恐ろしい顔をしています。
でも顔に注目する前に他の部分へ目が行ってしまうのは
私が男性だからでしょうか。
2012/12/19 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: おっぱいこわい

ぷっ、ドイツ製ではなくおフランス製の財布をお尻のポケットに入れていたのは、マタ・ハリの末裔嬢のおっぱい攻めを耐えしのいだ戦利品か、身元を紛らわせるためだったのですね。

そういえば、歴代のアシスタントの方々が日米のきれいどころ(September Girl)だったのも、CIAがおっぱい防衛網を張らせ、転向したSeptemberさんを他国の女スパイの誘惑から守る必要からかあ、、、まいりました。
2012/12/19 [November 17] URL #- 

* Re: Re: おっぱいこわい

November さん、

あの財布はバルセロナの雑踏でスリに抜き取られたということになっていますが、
あれはコムレードとの交信でした。

美女のアシスタント達といえば
テレビのシリーズになった 「Charlie's Angels」 は
実はあれは私をモデルにしたのだ、ということはもう明かしてもいいでしょう。
2012/12/20 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: Re: おっぱいこわい

ふむふむ、秋田美人のK子さん(このブログにも彼女の達筆が出てくる)がアシスタントに抜擢された頃、ちょうどCharlie's Angelsが映画化され、K子さんにあわせてアジア系女優(Lucy Liu)が採用されたのかあ。

財布は、その後同じものをGreen Eyesさん(奥さん)の兄弟の方からプレゼントされた->新しい財布の中には暗号で書かれた新しいミッションが入っており、その方もコムレード?

息子さんを東京に単身で派遣した->東京支部で後継者として養成?

娘さんは帰省する際、長距離バスを選ぶ->飛行機だと、空港のSecurity Checkで服装の下まで透視されることがあるので、滅多な物を身につけられない。娘さんも工作員?

Septemberさんは、Green Eyesさんが寝ている間にベッドから抜け出し、彼女には読めない言語の秘密文書を通信している->家族で唯一、Green Eyesさんは、Septemberさんの素性を知らない?あるいは工作員の常套手段として、敵を欺く前には、まず味方から?スパイアクション映画True Liesは、Septemberさん一家が部分的にモデルになっている?

僕の悪い頭が段々痛くなってきたので、この辺でやめます。メリークリスマス
2012/12/21 [November 17] URL #- 

* Re: Re: Re: おっぱいこわい

November さん、

あのころ、CIA に洗脳されたふりをして
実はダブル エージェントとして暗躍していた私ですが、
いつごろからか自分の周辺のデテールや動きが誰かを通して逐一 CIA 側に知られている事がわかり
それがNovemberさん、あなただとわかった時、愛する部下に裏切られた私は苦しみました。
しかしあなたは抹殺されなければならなかった。
それで企てたのがあの、ノース・キャロライナへの旅行だったのですが
それに成功しなかったからNovemberさんは今でもこうしてコメントなどが書けているのです。

そのへんの経緯は
来年出版することになっている私のメモワール 『ラーメン、タンメン、そしてチャンポン』
に詳しく書かれているはずです。

とにかく・・・
すべて済んだことです。
どうか良いクリスマスと正月を迎えてください。
2012/12/21 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: Re: Re: おっぱいこわい 楽屋ネタがいっぱい

そろそろ他の読者の方々から楽屋ネタはいい加減にしろと言われそうなので、一旦筆をおいたつもりでしたが、ノースカロライナが出てきたので、もう一本、勘弁してつかあさい(僕は九州出身)。

なんだかんだで、二人で三回も行ったので、今思うととんだ命拾いでした。シャーロットのレストランで、せっかく海がある州に来たのだからロブスターをすすめられる(Septemberさんは、毒を盛る予定)->僕は貧乏性で、アメリカで20ドル以上のものを注文する度胸がないと言って、辞退。=>実は、美味しいものには金の糸目をつけない性格で、今も冬の味覚白子をさかなにしてドンペリニョンをすすりながら、コメントしている。

ホテルのバーで飲んでいたら、あっ(僕の)後ろのテーブルにマイケル・ジョーダンがいるといって振りむかせた(その瞬間、Septemberさんは僕のグラスに毒を盛った)->振り向くと、体格のいいスキンヘッドの黒人男性がいた。Septemberさんは、ははっ、ひっかかった、こんなところにジョーダンがいるわけないだろう、冗談に決まっているだろうと嬉しそう。=>ノースカロライナ大出身でゴルフ狂のジョーダンは、その週パインハーストで開催されていた全米オープンを見のがすはずもなく、背後の男は本物だった。大ファンの僕は気もそぞろになり、目の前のグラスを空けることなどどうでもよくなった。偶然、ジョーダン自伝が足元のアタッシュケースに入っており、Septemberさんが勘定書が来る前に例によっていなくなった間にサインしてもらった。先日失業して金に困ったので、サイン本を3万ドルでeBayで売り、こうしてなんとか年が越せそう。Septemberさんのおかげです。
2012/12/22 [November 17] URL #- 

* Re: Re: Re: Re: おっぱいこわい 楽屋ネタがいっぱい

November さん

最後のシャーロット行きはあなたの抹殺をもうこれ以上は延ばせない
というギリギリの所まで来ていたのです。
それで飛行機ではなくて私のアウディですっ飛ばして走ったわけですが
その8時間の運転中に車中で執拗で残酷なニコチン攻めを続けた結果
あなたが身を悶えてあがき苦しんでいるのを見た時、
婚約したばかりだというあの彼女の顔を私は思い浮かべていたのです。
その時、ああ、俺にはできない、と工作員として初めての失敗を覚悟したのでした。
それは同時に私のキャリアの終わりを意味するものだと知りながら。

しかし私は自分の失敗も、組織からの厳しい追求の結果の除名も、今では後悔していない
ということはぜひあなたに知っておいて欲しかった。
ドンペリニョンなどもう逆立ちしても賞味することのできないところまで堕ちていった私ですが、
この雪の降るクリスマス前の深夜に、
安物の焼酎を熱くして乾杯しましょう。

メリークリスマス
2012/12/23 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

はじめまして。

音による記録は斬新ですね。
カメラだけではとらえるられないものっていっぱいありますよね。

自分もときどきやっているのですが、
恥ずかしくてなかなかなじめません。
2012/12/24 [mao87URL #hJQOZwj2 [編集] 

* Re: No title

mao87 さん、はじめまして。

音による記録はすごく魅力を感じます。
ヨーロッパのカフェやバーで録音したものをあとで聴くと
人の話し声、食器の触れる音、店に流れる音楽、など
雰囲気がそのまま伝わってくるだけでなく
タバコの煙や酒の匂いまでも思い出せる(ような気がする)から不思議です。
2012/12/24 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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