過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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パターン・・・写真のレシピ (13)

T74bridge-blog.jpg

橋梁
Cambridge, Massachusetts USA


前回にひき続いて、面白い写真を撮るためのアンチョコ第2弾は 「パターン」 をテーマにしてみよう。
「パターン」 はもともと 「模様」 ということなんだけど、写真の世界では同じ形の被写体がくり返しくり返し画面に表れることをいう。 パターンは本能的に人の目を惹きつける不思議な力を持っているから、読者の皆さんもきっと今までそれと知らないでこの種の写真は撮っているんじゃないかな。 僕なんかもパターンを目にすると、何も考えずについカメラを向けてしまうようだ。
気をつけなければいけないのは、個々の模様自体があまりおもしろくないものは、その集合体はどうしてもインパクトの弱い画面になってしまう、ということ。 模様がユニークであればあるほど、その限りない羅列が興味深いものになるのはまちがいない。

このパターンのバリエーションとしてさらに写真がおもしろくなるのは、同じような形の羅列の中に一箇所だけそれを破るようなものが入っている時なんだ。 それは必ずしも形ではなくて色でもいい。 以前にナショナル・ジオグラフィック誌で見た写真に、何百羽という白鳥の群れの中に1羽だけ黒鳥が混じっているのなんか、そのいい例だよね。 上の写真で、頭上を通過する車の影が、単調なパターンを破っているともいえるだろうし、また下に挙げたブログ写真の例でいうと、最後の 『壊れる』 なんかはそれにあたると考えてもいいかも。 当然ながらその 「異端児」 は写真のポイントになるわけです。

さあ今日も、気持ちのよい春先の戸外へ、カメラを持って出かけてみよう。

The Venetian Hotel
海の旅
葦に潜む
人生いろいろ
壊れる




過去のレシピ

写真のレシピ(1) 「カラーかモノクロか」     
写真のレシピ(2) 「ポイントを決めよう」
写真のレシピ(3) 「陰影礼賛」    
写真のレシピ(4) 「クロップの勧め」
写真のレシピ(5) 「続・クロップの勧め」
写真のレシピ(6) 「群集劇のおもしろさ」
写真のレシピ(7) 「ミニマリズム」
写真のレシピ(8) 「警告!」
写真のレシピ(9) 「芸術写真?」
写真のレシピ(10) 「ユーモア」
写真のレシピ(11) 「被写体はどこにでも」
写真のレシピ (12) 「フレームの中のフレーム」



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コメント:

* 海辺のワークショップ

この写真を見ていたら、セプテンバーさんがその昔ワークショップに参加したときの写真を
思い出しました。 実に鮮烈な写真で、こんな写真をいつか撮りたいものだと思った記憶があります。
その「海辺のワークショップ」と題された文章を読んでいたら、講師のジョン・ロンガードさん
のことが気になり始め、彼がすべての掲載写真にコメントを書いている「FACES」という
中古本をアマゾンで見つけ発注してしまいました。到着がとても楽しみです。


2013/05/08 [centerfield] URL #8bsxoj2c [編集] 

* Re: 海辺のワークショップ

centerfield さん、

ジョン・ロンガードがそのような本を出していたことを知りませんでした。
さっそくアマゾンで見ると
「faces」と「Life : Classic Photographs : A Personal Interpretation」の
2冊があって、両者の内容は同じ写真を扱っているのかどうかわからなかったので、
さっそく両方を注文しました。
言及していただいてありがとうございました。
見るのが待ちきれません。
2013/05/09 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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