過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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これほど悲しい歌を聴いたことがあるかい?



セントジェームス病院
Louis Armstrong


あの娘(こ)に会いに
セントジェームス病院へ行った
長くて白いテーブルに横たわったあの娘の顔は
指で触るとひんやりとして
優しくてとても綺麗だった

ああ、神様
どうか逝かせてやってくれ
もういい
この娘を逝かせてやってくれ

そうすれば
きっと高いところから
広い世界を見下ろして
しあわせを探すことができるだろう
そして
きっとわかってくれるだろう
おれほど愛した男はいなかったと。

------ September30 (訳)



***



歌の最後に入るルイ・アームストロングの短い笑いが実にいい。
「彼女が世界中を探しても、おれほどの男はきっといないよ」 と歌ったあとで、「えへへ、ちょっと自惚れかな」 と照れ隠しのように笑っているのだが、悲しいメロディとじめじめした歌詞の雰囲気が、この笑いで救われる。 悲しい思い出は泣きながら話すよりも、笑いながら話すほうがずっと切実に響くものだ。
彼の温かい人間味と、聴衆を楽しませるエンターテイナーのプロ根性が笑いに表れている。


恋の算術
1+1= ∞ (無限大)
2-1=0
Mignon McLaughlin




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コメント:

*

うんそれはある。
いかにも泣かせようとしてるTVや映画は見たくない。
めっぽう明るい中の悲しみは切ない。

でもさー、死んでから俺ほどとか言わないで生きてるうちに頼むよ~~。
2013/07/21 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: No title

ムーさん、

でもね、
失ってみて初めてその重さに驚愕した
ということだってあるでしょう。
私にはあります。
2013/07/21 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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