過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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コサックたちと飲む

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静かな時間
Cincinnati Art Museum, Ohio USA


シンシナティのこの美術館へ来るのは久しぶりだった。 何年ぶりだろう。
僕がまだ現役でやっていた頃は、この美術館でジャパン・アメリカ・ソサイェティのクリスマスパーティをやったりしたものだ。今日来てみると以前は土曜以外は有料だったのが今は毎日無料になっていた。 勝手を知った内部なので、今日は今までに見落としたものを拾っていこうというつもりで来ていた。 僕の住むデイトンの優秀だけど小さな美術館と違って、ここはずっと大きくて、大都市の文化を担っているという意気込みが、スタッフたちの応対にも感じられた。
失望したのはここのカフェで、そっけない食堂という感じしかしなかった。 これなら我がデイトンの美術館のカフェのほうがずっと洒落ていて魅力がある。





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サルタンに返事を書くコサックたち (1891)
Paul Profiroff


今日の収穫はこれ、ロシアのポール・プロフィロフという画家の絵だった。
ロシアの歴史の隙間に存在して、さまざまなドラマを経たあと消滅した特異な集団だったコサック。 雇い主であるサルタンからなにか良い知らせでもあったのだろうか。一人一人の顔に喜びが溢れている。 それにしても何という生き生きとした表情の描写であることか!!
見ている僕自身もいつの間にか土の匂いのするそこへ座って、ウォッカを煽りながら彼らと喜びを分かち合っていた。

ここは全館、特別展以外の写真撮影を許可しているのに、なぜかこの絵に限って撮影禁止のマークが付けられていた。 芙二子がどうしても諦めないので、顔まで持ち上げないで首から吊るしたまま、すぐ背後に監視員の眼を感じながらシャッターを切った。 サイレンサー付きの拳銃で人を撃った時の感覚と似ていた。


いぎりす人は利口だから水や火などを使う
ろしあ人は歌を歌いみずから慰める



仕事の歌
ダークダックス









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コメント:

*

迫力ある絵ですね。
血の違いを強く感じる。
はっきり言ってそばへ寄りたくない(笑)
これ、男ばかりだけど、女に置き換えたらどんな絵になるだろう。
芙二子は、撃て!と言うだろうか?
2013/11/18 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: No title

ムーさん、

私はこういうのを見て、あまり血の違いを感じないんですよね。
なぜかピッタリとくる。
大陸的な性格だとは昔からよく皆に言われたし、
顔も蒙古人として立派に通用すると真性の蒙古人に言われたこともあるし、
といって私は日本人の母から生まれたのは間違いのない事実なのです。
もしかしたら中国滞在中に母が父以外の男と・・・・
なんて本気で悩んだ事もありました。

それはさておき
この絵が女ばかりだったらなんて凄いことを考えますね。
想像しただけで、
むんむんとする女の匂いに息が止まりそうです。

2013/11/18 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

正直、初見でこの絵の中の一人になりたいと思った私は、完全に島国人ですが、結局、アメリカ大陸に居着いてしまったので、惹かれるものがあるのかもしれませんね。
でも、この絵が女ばかりとという発想は目からうろこでした。コサックの女達、それは絶対混ざりたい!
2013/11/20 [わに] URL #- 

* Re: No title

わにさん、

アメリカに居着くことが可能だった、ということ自体が
わにさんの性格を語っているのはたしかでしょうね。
たとえばアメリカ生まれの私の息子は日本で仕事をする機会があって
憧れの日本へ喜び勇んで行ったにもかかわらず
1年ほどで、刀折れ矢尽きて悄然としてアメリカへ還ってきました。

理由はいろいろあったとしても
島国の日本ということがその理由の根底にあったのは間違いないと思っています。

2013/11/21 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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2013/12/22 []  # 

* Re: No title

鍵コメさん、

クリスマスには教会で聖歌隊の歌を聴いていたい、という思いから
今日のブログを書いたばかりだったので
頂いた動画との偶然に驚きました。

花の写真がふんだんにあるのはそういう訳でしたか。
亡くなられた従兄の方というのはやはり震災や原発が原因だったのか
などと考えてしまいました。
2013/12/23 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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