過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

Profile

September30

Author:September30

Visitors Counter

Search form

マリワナはいいか悪いか?

Scan-130728-0005-blog.jpg

ビジネスマンのランチタイム (1973年)
Boston, USA


昨夜のテレビのニュースで大きく報じられたのは、コロラド州でマリワナの喫煙がとうとう合法になった、という。
正月の二日に専門の販売店が開店すると人々が朝から長い行列を作って、アメリカの歴史で初めての合法的大麻を手に入れようとしている風景がテレビに映っていた。 上の写真の70年代のボストンでは、マリワナはもちろん合法ではなかったがまるで合法のように至るところで吸われていた。公園の芝生に座って数人が回し飲みをしている所へ近づくと、だれでも気軽に参加ができたようなヒッピーの時代だった。 若いヒッピーたちだけではなくてちゃんと仕事を持つ大人たちのパーティでも、マリワナ(草)やハシシ(マリワナの樹脂を凝縮した固形物)は、酒や煙草と同じく皆に楽しまれたものだ。
それが長い間にどんどん厳しくなっていって、今では他の薬物と同じくこっそりと隠れて犯罪意識を抱きながら使用するだけで、公共の場所で吸うことはできなくなった。 それどころか、就職する時にはドラッグテストを実施する会社がほとんどになったから、最近薬物を摂取した事実は尿検査に確実に示されるし、尿検査よりさらに厳しい頭髪の検査だと一年前に薬物をやった形跡でもはっきりと出てくる。 その上、僕のいた会社のように不定期に無差別に社員を選んで検査を実施するところなら、いったん入社しても安心はできない。 もし見つかればその場で解雇されるからだ。

僕自身もボストン時代にはタバコを吸うような感覚でマリワナをやったものだった。 2オンスが30ドルするマリワナをいつも買えるというわけではなかった僕は、鉢に種を植えてアパートの室内で根気よく栽培したこともあったが、ようやく出てきた葉っぱを試してみたら香りも何もなく、まるで雑草を吸っているように不味かった。 やはりそれなりの気候条件や土壌がないとちゃんとしたものは育たないというのは、他の野菜や果物と同じなのだなあ、と悟った。
今でもマリワナが時々恋しくなることがある。 あの身体中を陶然とさせて気分をリラックスさせるところは酒と似ているけど、酒のように直接内蔵に流し込んでいるという感覚がなくて、けだるい空気が皮膚の毛穴から忍び込んできて身体中にまんべんなく行き渡るような、やわらかな優しい感覚だった。 落ち込んでいる時に飲む酒はますます落ち込んでしまう事があるのに比べると、マリワナは人をハッピーにしてくれた。 とにかく何でも可笑しくてしょうがなくなり、それこそ日本語でいう、箸が転んでも可笑しくて笑いが止まらないのである。 ハイになるに従って感覚が異常に研ぎ澄まされてくるところが酒とは逆で、音楽を聴いていると、怒涛のように大脳に音が溢れてそれはそのまま無限の世界への飛翔だった。 トリップというやつだ。 そして、身体中のすべての神経が剥き出されたように敏感になっている中でのセックスは、ふだんの何十倍もすばらしかった。



オランダのアムステルダムには世界的に有名になったマリワナのカフェが町中にあって、メニューを見ながらお気に入りの草を注文できるそうだけど、僕はまだオランダに行ったことがない。 最近アムステルダムの旅行から帰ってきた知人が、カフェの前を何度も通ったけど中には入らなかった、というのを聞いて 「じゃあ、いったい何しにアムステルダムに行ったんだい?」 と思わず言ってしまった。
アメリカにもそのうちにあちこちにアムステルダムが出現するようになるかもしれない。 (マリワナは数ヶ月以内にはワシントン州でも合法化される)。 そうなることで、ヘロインやコケインなどハードなドラッグの常用者たちが、無害で中毒性のないマリワナへと移行してくれるとしたら、マリワナの合法化はちゃんと意味がある、ということになる。 その上、誰かさんのように酒に浸る人にとっては酒量も減るだろうし、ヘビースモーカーの喫煙量も減るかもしれない。 しかも夜は睡眠薬を飲んだようによく眠れる。 「百利あって一害なし」 と言いたいところだが、そうは言えないところが難しい。 何事によらずやり過ぎは害があるに決まっているし、やり過ぎるやつが出るのはこれはもうまちがいないだろう。 

マリワナの合法化は、どうなることかアメリカ中が固唾を呑んで見守ることになるようだ。
僕といえば、コロラドにぜひ行ってみたいものだ、と思っている。 アムステルダムに行くよりずっと近いから.....

 


アムステルダムのマリワナカフェ




遠い昔のボストン時代のことは今まで散々書いたが、何よりも一番記憶に残っているのは、30歳前後の僕がマリワナに明け暮れていたこの「どん底」 の時期のことだ。

古い日記から





ブログランキング にほんブログ村 写真ブログ 一眼レフカメラへ
スポンサーサイト

コメント:

* マリワナ合法化

日本でも話題のニュースです

大学を出た頃、昨春亡くなったYの新宿・大久保のマンションでのパーティ、
ジャズ仲間同志回し飲みを遣りましたが、元々タバコは吸わない臆病者の僕は
スルーした記憶があります。

今だったらちょっと遣って見るかな。
2014/01/05 [henri8] URL #av6ed.vY [編集] 

*

この写真、ひと目で70年代初期と分かりますね。ビジネスマンたちのスーツにしても、左端にうつる年配の女性の様子にしても。70年代の匂いがプンプンする。私はマリファナどころか煙草も吸ったことが無いのですが、マリファナと言えばMidnight cowboyの一場面を思い出します。私にとってマリファナとは良いとか悪いとかよりも、70年代の映画を思い出させる材料みたいなものなのです。
2014/01/05 [yspringmind] URL #UOM.WK7I [編集] 

*

オランダ行かれるのも良いじゃないですか。ご飯がまずいのはマリファナが吸えるからかな?一応サラリーマンなので吸った吸わないはOfficialな場所では言わないことにします。
2014/01/05 [上海狂人] URL #wuZV7DPc [編集] 

*

日本人はマリファナを吸っても効果が出ないとか、バッドトリップしてしまう人が多いと聞いたことがあります。たぶん罪悪感などの精神的な部分が影響しているんだと思いますが、面白いなぁと思います。

私はタバコは全然ダメだし、お酒もろくに飲めませんが、気持ちが楽になって、ただテレビを観ているだけでも自然と笑ってしまうような感覚が長く続き、酔っぱらう事も気持ち悪くなる事も二日酔いもないのは惹かれるものがあります。

それにしてもアメリカでの就職にそんな厳しいドラッグテストがあるとは知りませんでした。こんな社会の中から、ドラッグを利用してツール・ド・フランスに7連勝する選手が出て来たというのも不思議な気がしますが、それがアメリカという社会の一面なのかなと感じます。
2014/01/05 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: マリワナ合法化

henri8 さん、

あのYのマンションはよく覚えています。
ただ信じないかもしれないけど、日本では私は薬物には一切手を出しませんでした。
それがYの後を追ってボストンに渡ってからいろいろと試すことになるわけです。
ハードなドラッグを含めてほとんとやったと思うけど
LSDなど1度やってこれはまずい、これは自分を殺してしまうと怖くなって2度とやりませんでした。
2014/01/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

yspringmind さん、

70年代のアメリカはまだベトナム戦争の最中だったということもあって
今から思うとなにか混沌とした不安な雰囲気があったような気がします。
街にも人々にもそれが至る所に現れていただけではなく
その頃の映画も音楽もそんな雰囲気を反映していたようです。
そんな中でマリワナはあの時代の一つの象徴だったといってもいいでしょう。
2014/01/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

上海狂人さん、

日本にいる限りこのことに関する発言はご法度です。
私のボストン時代にも日本で有望と期待されていた若い音楽家で
マリワナの常習が発覚したため日本を追われてバークリーに来ていた男がいました。
それから40年経ったつい最近、
彼が立派に復帰して活躍しているのを日本のテレビで見ました。


2014/01/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

川越さん、

そういえば思い出しました。
マリワナを吸ってから映画館へ行くと、面白くない映画でもとにかく面白いんです。(笑)

記事にも書いたように
インプロヴィゼーション(即興演奏)を命とするジャズのプレーヤーにとって
ふだん自分の意識下に潜在したまま出てこないものが
ハイになるといきなり現れるということはたまらない魅力なのだと思います。
自分の能力以上の演奏が可能になる(と思ってしまう?)のですね。
だから歴代に数多くのプレーヤーが麻薬で命を落とすまでやり続けたのでしょう。

また、アームストロングを含めたアスリート達にとっても
薬物の種類はもちろん違いますが、たぶん理由は似ているのでしょうか?
川越さんはバイクで昨年もすばらしい成績をおさめたようですが
その気持はきっとお分かりになると思います。
誘惑を感じるでしょう。(笑)
2014/01/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* 大袈裟に騒ぎ過ぎです…でも…

コロラド在住が此処に一人いますよ。
元旦の朝8時は小雪が舞い散る曇空だった筈です。私?は寝床の中でウトウトと……歴史的場面を目撃したかったんですが……zzzzz でした。
私も賛成票の一人でしたし、大麻解禁を唱えて30年の老兵は嬉しくて涙しております。でも、最後に肺に入ったのは確か80年台の半ばです。仕事の関係で諦めざるをえませんでしたから。無念。
クダラナイ悪法の為に何人の有能な才能が葬り去られたことか?そのほうがよっぽど犯罪ではないのか?
最近の品種は当時の品種よりTHC成分含有量は相当に性能がアップしてるそうですね?また始めようかな?
コロラド州やワシントン州での合法化の経過を皆がみて、この動きが全国に世界に広がること強く願っています。
2014/01/06 [BowlingAlone] URL #- 

*

真夜中の香港で乗ったタクシーの運ちゃんがマリファナを吸っていたようで、乗り込んだ途端、車の中の凄い匂いで気持ちが悪くなりました。
畳を燻した感じの匂いっていうのでしょうか?
いや、もっと独特かな。
それとも、何か別の葉っぱだったのでしょうか。

車を運転する人は吸わないで頂きたいと思います。
2014/01/06 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

* Re: 大袈裟に騒ぎ過ぎです…でも…

BowlingAlone さん、

あれは二日ではなくて元旦でしたか。
元旦からああいうめでたいものを賞味できるとは、コロラド人はラッキーです。

合法化については賛否渦巻くと予想しますが
コロラドがそのモデルケースになることを期待します。
そのうちDenverあたりでお会いして
良き70年80年を思い出しながら老兵同士て1服やりましょう。(笑)
2014/01/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

micio さん、

知らない人と同席する場所で吸うなどと、これは完全にマナー違反です。
たとえいっしょにやらなくても、強い匂いが残るのはこれは煙草と同じだから。

micioさんが心配しているように、合法に反対する側の一つの大きな理由は
それが原因で事故や犯罪が増えるということらしいです。

屋外ではやるべきではない、というのが私の意見です。
2014/01/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* オメデトウございます

今年初拝見です。
そしたらなんとここ数日明け暮れていた日常をかかれていました。私の場合は両方(セックスと大麻)の依存合体型でしたが、なんとか仕事までに蹴りをつけました。笑。もうしばらくは音楽をしている人から距離をおいて休憩します。

そういえばベルリンでもマリワァナ売りうるさかったです。市でもコーヒーショップを設置予定だとか。何でも売るに売れない売人が散歩してる親子にまで声をかけるようになったとかで。
個人的には其の方がいい気もしますが・・・

今年もよろしくお願いいたします。

2014/01/07 [inei-reisan] URL #pNQOf01M [編集] 

* 業務連絡

お時間のある方は、YouTubeの"police burning confiscated weed" を検索してください。


2014/01/07 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

* Re: オメデトウございます

inei-reisan さん、

おめでとう。
そしてベルリンからお帰りなさい。

ミュンヘンとベルリンでは都市のサイズとしてもそんなに違うのかと
改めて驚きました。
新しい仕事は始まりましたか?

ケリを付けたのは大麻ではなくてセックスの方だと思うけど
片方をやるともう片方もしたくなるので困りましたね。(笑)

今年はより良い年でありますように。
2014/01/07 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: 業務連絡

うららさん、

見ましたよ。(笑)

何ともったいないことを....
せめて医療用にでも使えると思うのに後進国になるほど厳しく取り締まるのは
困ったものです。
でも日本は後進国じゃないのになあ。
日本でも多分密かに燃やしているのでしょうね。
2014/01/07 [September30] URL #- 

*

記事とは関係ないのですが
地域によっては体感温度マイナス53度の大寒波って・・そちら大丈夫ですか!?
ミシガン湖が凍ってしまったよぅですが!?
2014/01/07 [fumie] URL #LGP0CJfA [編集] 

* Re: No title

fumie さん、

今これを書いているのが夜中の2時半ですが、
外の気温はマイナス22度です。
しかも風があるのでまるで地獄のような寒さですよ。

このところ外に一歩も出ていません。
2014/01/07 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

Septemberさん、

日本でも現地で焼却する場合があるのかしら。ああいう事故(?)は、アメリカでは時々起こっているのではないかと思います。ずっと以前にも、マリファナの焼却処分のまきぞえで善良な市民がへろへろになったというのを雑誌か新聞で読んだもの。でも実際にあんなになっているひとを見たのはこの動画が初めてです。

そういえば、バーモントの学校では、一部の学生がキャンパスの近くではっぱの栽培をしていました。水やりのお当番なんかがあって、アメリカ人の男の子も案外マメだなあとしか思わなかったのですが、自分たちで育てれば買わずに済むのだからリキが入るのも当然だったのでしょうね。

私はにおいが苦手なので自分で試してみることができませんでしたが、人参をくりぬいてパイプを作るのは上手でした。
2014/01/07 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

*

もうずいぶん前の話しですが、東京の多摩川上流でこういう野焼き(?)がありました。「近くの人は煙りを吸いに急げ!」って、ネットでも騒がれていたような。

ところで私も去年走っているときに、背の高い雑草に混じってちょっとした株が10m四方くらいの狭いエリアで、いい具合に伸びているのを見つけました。採取したかったのですが、そのときはちょっと人目が多くて「後でとりに来よう」と思っていて、すっかり忘れてしまいました。今ではどこだったのかも思い出せません。(^^; 
2014/01/07 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: No title

うららさん、

バーモントなんて栽培地としては理想的なような気がします。
たぶん良質のものが収穫できたでしょう。
うららさんが経験しなかったのは残念です。
時代といい環境といいそういう機会のない日本人にとっては理想的な状況だったのに...

たぶん、あれは麻薬だ犯罪だ、と日本でさんざん叩きこまれてきたのでしょう。
学生が溢れていたボストンでも、敬遠した日本人女性が多かったです。
2014/01/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

川越さん、

誰かが自家栽培してたのでしょうが川越さんが手を出さなくて正解だったと思います。
日本はまだまだそこまで行っていません。
捕まれば重犯罪人扱いで世間からは社会の落伍者の印を押されます。

今年はぜひアムステルダムに旅行を予定したらどうでしょうか?
2014/01/08 [September30] URL #- 

*

すっかりこのコメントの事を忘れていました。実はオランダには何度か行ったことがありますが、その時は同僚の日本人がいたのでおとなしくしていました。

でも意外と自然の大麻はまだ生えているんですよ。北海道では当然ですけど、ここでもメインストリートに面したところに立派な株が出ていたりします。そういうのを見ると「警察がどこかで見張っているんじゃないか?」と、つい辺りをキョロキョロとしてしまい、手を出せません。数年前にも2mほどの株がもう種を付けていたので、夜中に採りに行ったら一足先に誰かに苅られていてがっかりしました。以前はネットでも安く買えたんですけど、今はとても恐くてそういうのは手が出せないですね〜。そもそもネットではもうそんな売買はできないでしょうけど。
2014/01/28 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: No title

川越さん、

驚きました。
野生の大麻がそこここに生えたままに放置されているなんて、しかも日本で!
ネットで買えたなんてアメリカではありえないことです。
東北に引っ越されたら密かに栽培することは当然予定に入っていると思いますが、
そのためだけでも私は訪問しますよ。(笑)
2014/01/28 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

「わはは」と、声を出して笑ってしまいました。
実は以前田舎に種を蒔いたことがあるのですが、いい加減にやったことと、残りのカスのような葉っぱに混ざったものだったので、発芽しなかったようです。もっとも数年に1度くらいしか帰らなかったので、発芽してもどうなっていたか?

日本ってこういう部分でもほんとに面白い国だなぁって思います。おそらくほとんどの健全な人は、観賞用の麻と貴重な葉っぱの違いはわからないと思います。そんな怪しいものが身の回りにあるはずがないと思っているんでしょうね。警官がわからない事はないと思うのですが、彼らは違う事に気持ちが向いているんでしょう。

ネットで買えるなんて信じられないですよね、私も最初は「ウソだろ?」って思って見ていましたが、いとも簡単にあっさり超低価格で手に入りました。今はルートがなくなってしまいました。北海道に行きたいなぁ。北海道でももう駆逐されているのかな?

これも10年ほど前の話しですが、知人と車で移動中に牧場の柵に沿ってずっと葉っぱが生えているところがあって、「止めてくれ!」と頼んだのですが、全く聞く耳を持たずに素通りされてしまい、悔しい思いをしました。日本人はほんとに健全です。とほほ、思い出すと悔しいなぁ。

そういえば昔、うちの姉がインドから帰ったとき、水パイプと枕になりそうなくらいたくさんの葉っぱを持ち帰りました。当時は興味がなくて残念な事をしましたが、あの国ではたくさん手に入れられたようです。インド旅行はいかがですか?
2014/01/28 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: No title

川越さん、

私も川越さんの話を聞いて大麻のことで思い出したのは
80年代の半ばですが女房とまだ幼児だった二人の子供を連れて家族4人で
ボストンから車でウェストバージニアの義弟の家へ遊びに行ったことがありました。
義弟は奥さんの両親から譲り受けた大きな農家を改造して住んでいて裏庭で大麻を栽培していたのですが
帰り間際に弟が車の窓からそっと差し入れしてくれたのが
プラスチックの袋に入った大麻でした。

私は何気なくそれを車のグラブコンパートメントに入れてそのまま出発して
ニューヨーク州に入ったあたりでスピード違反をしたらしく
ハイウェイパトロールのポリスカーに止められました。
例によって免許証の提示を求められたあと、車の登録証を見せろと言われたのです。
それで何気なくグラブコンパートメントを開けたらそこに突っ込んであった大麻の透明な袋が
そのままポトリと床に落ちてしまいました。
幸いにも、窓の外に立っていた警官からは見えない角度だったので助かったのですが、
もし見られていたらかなり大変なことになっていたでしょう。
ニューヨーク州はとくに大麻の取り締まりには他州よりもずっと厳しいので有名だったからです。
家族ごと留置場に入れられたのは間違いのないところです。

それだけではなく、外国人ビザの私は強制送還で日本へ送り返されたかもしれない。
もしそうなっていたら、
私の人生もまた、まったく違う道へと進んでいたことでしょうね。
2014/01/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

アメリカは州によって別の国ように法律も違うと聞きますが、最近はアジア各国でも死刑になるなど、「大麻など」と気軽に考えていると大変な事になりますね。やっぱり無難にちゃんと法律を守って生きて行くのがいいようです。でも日本でもオープンになるといいのになぁ。
2014/01/29 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

*

大麻入りの透明な袋がポトリと床に落ちただなんて、それは本当に危機一髪!!!

そのお話を読んでシカゴ時代の友人(当時ロースクールの学生)のことを思い出しました。「うっかりして弟に車を貸してしまった!」といって車の大掃除をしていたので、なんでまた?と尋ねたら、弟さんが大麻所持で逮捕されてしまったとのことでした。友人は、自分の車から大麻が出てきたらbar examを受験できなくなるかもしれないと青くなっていたわけです。彼女にはそれ以上の災難はふりかからず、無事に受験して合格しましたが、人生の曲がり角って、あちこちに潜んでいそうですね。
2014/01/29 [うらら堂] URL #6facQlv. [編集] 

* Re: No title

川越さん、

日本でもオープンになるというのは
どうもわれわれの世代には期待できそうにないですね。
古い映画、Midnight Express は、アメリカの一学生がトルコで大麻所持で捕まり
監獄に入れられて残忍なことをされ、死の一歩手前で脱出をする、という筋だったと思います。
70年代終わり頃にあの映画を見た時は
中近東へは一生行くまい、と思ったものです。
2014/01/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

うららさん、

学生時代を過ごされたバーモントののんびりした田舎と違って
後年のシカゴ時代なら大麻もずっと厳しくなっていたのでしょうね。
そういえば息子が高校生の頃
息子の部屋にジョイントを見つけた時は厳しく説教しました。
「くれぐれも気をつけてやれよ」 と。(笑)
2014/01/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Oaksterdem University

「親の意見となすびの花は千に一つも無駄はない」なんていうのは昔の話で、これだけ世の中の変わり方が早いと見当はずれなお説教も多いでしょうけど、「くれぐれも気をつけてやれよ」は太郎さんの人生を救ったのかもしれませんね。(何度も)

ところで、本日のキーワードは「大麻大学」です。YouTubeで授業風景などどうそ。日本語の記事もいくつも出ているようです。この大学には通神学部ってないのかな。川越さんも、日本でも栽培が許されるようになる日に備えて予習なさってはいかがでしょうか。個人的には煙が嫌いなので解禁が楽しみなんてことはないですけど。

それにしても、うららちゃんてば、どんだけヒマなのだろうと思われていることでしょうが、ヒマなわけではないのです。仕事が進まなくて頭かかえて現実逃避しているとい次第。ええんええん。
2014/01/30 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

* Re: Oaksterdem University

うららさん、

私も実はヒマのように見えてそれほどヒマじゃないのはうららちゃんと同じで (笑)
頂いた長い動画を切れ切れで見ていたので終えるのに時間がかかり、
コメントが遅くなりました。

『日本人が大人になる時』
大麻教室の武田教授の講演は、まさに目から鱗という他はありません。
大麻や地球温暖化のことだけではなく、
日本はまだ独立国でもなく民主主義国家でもない、という氏の論法は実に説得力があります。
科学的なデータよりもテレビの報道を信じる、悲しい日本人の姿が暴露されています。

私は40年以上日本を留守にしているので、そういう日本人にならなかったことを幸せに感じますが、
それだけに日本では異邦人扱いをされるのかも知れません。
これはぜひ皆さんに見ていただきたい貴重な資料です。

うららさん
ありがとう。

2014/01/31 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* ビリー君と一緒にMidnight Expressに乗る前に

Septemberさん、

僕も、昔、Midnight Express にびびってしまった一人です。

数年前、アパートの隣りの部屋に、オハイオ州立大学での何かのプロジェクト参加のため、トルコの大学教授とその家族が数ヶ月間だけ住んでいたことがあります。一家からは、ラマダンでの過ごし方などそれまで知らなかったことを見聞きでき、貴重な思い出になっています。

大家(昔、The Elephant Manでクソガキ演じた)が主催した裏庭パーティで、学者さんは、一家がトルコから来ていると知った一人のアメリカ人から、Midnight Expressを見たことがあるか、そしてどう思うかとか聞かれ、ポツリ「disgusting」と答えてました。質問した方は、「Yeah, such a cruel story」と言い、それ以上話しは発展しませんでした。


刑務所にいる主人公ビリーは、アメリカからガールフレンドがたずねてくれた際、ガラス窓の向こうにいる彼女にオッパイを出してくれるよう頼みます(それを見ながら自家発電)。これまた古い日本映画「赤い天使」の中の、戦場で両腕を失った兵士が従軍看護婦(今なら、看護士)さんに手を貸してくれるよう頼むシーンなみの、見ていて痛々しい発電(後者は他力本願)シーンと記憶しております。

それにしても、自国人を主人公にして外国を舞台にすると(あるいは異文化から自国に来ている人たちを描くと)、人々や文化の違いをあまりにも大げさに描き、観客を誤解させ、最悪の結果、その国や人々に対して偏見を抱かせる映画の多いこと。学者さんの「disgusting」は、ショッキングで、サントラも大ヒットした有名作品でありながら、Stoneが下手に原作をいじくり、所詮その域をでないMidnight Expressという映画そのものに対してだったのでは。
2014/02/02 [November 17] URL #WV4V227M [編集] 

* Re: ビリー君と一緒にMidnight Expressに乗る前に

November さん、

「Disgusting!」 と答えたトルコ人の憤怒が理解できます。
ちょうど 「Shogun」 のテレビドラマが全米で話題になった時の私の気持ちは
「Disgusting!」 とまではいかなかったけど、
「Stupid!」 の一語につきました。 (ある意味では滑稽でさえあった)。
外国の物語を扱うハリウッド映画にはアメリカ人の傲慢と無知が随所に出てきますね。
ヨーロッパでアメリカ人旅行者が嫌われるのは、それなりの理由があるのです。

「赤い天使」は衝撃的な映画でしたが、あれは日本映画史に残る傑作だと思っています。
青年だった私に看護婦姿の若尾文子はしっかりと焼き付いていて、今でも鮮明に思い出せます。
2014/02/02 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re Re: ビリー君と一緒にMidnight Expressに乗る前に

Septemberさん、

実は、掲題のマリファナに直接関するコメントしようと(今年は5つの州で投票が予定されており、我らがオハイオははいってないとか、ヒッピー世代の映画「Easy Rider」でニコルソンが始めてマリファナを吸うシーンとか、6月のComFestでは回しのみしましょうとか)思っていたのですが、このところの天候とか、パゾリーニ監督特集とか、2013年の決算書とかにかまけておりました。

日本人(らしき人)が出てくる「stupid」あるいは「disgusting」アメリカ映画やドラマは他にもたくさんあると思いますが、僕にとっての抹消してほしい No.1 は、古典的名作とされるヘプバーン主演の「ティファニーで朝食を」。

昔、ミズーリで、デートし始めて間もないガールフレンドの両親の家に呼ばれ、なぜかそのビデオを彼女の両親、妹を含めて一緒に見ることになり、途中まではよかったのですが、ミッキー・ルーニー演じる、アパートの上の階に住む短気な日本人の男(あるいは日系人で、ちび、はげ、細い目、メガネ、出っ歯が特徴)が登場してから、僕はなんともいえない肩身の狭さ、不快感にさいなまされました。大事な娘を日本人から守りたくて、彼女のオヤジか誰かがあの映画を意図的に選んだとすれば、今思うと、なかなかの映画通だす。

対照的に、アメリカ人監督イーストウッドがほぼ日本人俳優だけで作った「硫黄島からの手紙」は、奇跡的に僕は違和感ありませんでした。イーストウッドはどこかのインタビューで、寿司をたくさん食べてがんばって作ったとか言っていたように記憶してます。わけの分からない名前がついたスシ・ロールではなく、板前さんが握った本物をたくさん食べたのでしょう。ああ、寿司食いたかあ!
2014/02/02 [November 17] URL #WV4V227M [編集] 

* Re: Re Re: ビリー君と一緒にMidnight Expressに乗る前に

November さん、

イーストウッドはたぶん日本語は喋らないと思うので、
「硫黄島からの手紙」は日本人のキャストをどうやって演出監督したのか興味があります。
おそらく通訳を使ったのでしょうが、 “Lost in Translation” を
嫌というほど経験したのかもしれないですね。
それにしてもあれは良い作品です。
2014/02/03 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

コメントの投稿

:
:
:
:
:

:
: ブログ管理者以外には非公開コメント

トラックバック:

>>>> http://blog1942.blog132.fc2.com/tb.php/674-1b48714f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)