過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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心に秋風が吹くころ

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名も知らぬ花のように


9月に入って最初の月曜日が Labor Day (労働祭)と呼ばれる祝祭日なんだけど、毎年この日が来るたびに何となく心が沈むのは僕だけなのだろうか。
華やかな夏の名残りがそこここに残っているとはいえ、あの肌を焦がす熱い陽光はすでに衰えて、吹く風には、離れていく恋人のようなよそよそしい冷(ひ)ややかさを感じる。 あたりに響いているのは命が尽きる前の数日を必死で謳歌する蝉の声と、それを慰めるような秋の虫たちの混声合唱だった。 それは、死んでいく者と生まれてきた者の世代の移りを、自然の摂理として歌うレクイエムのように僕には聞こえる。

夏が来ればあれをしよう、これもやるんだと思ったことが何一つできないままに夏が終わってしまった、という後悔の念が強い。 書かれることのなかった長い手紙。 実現しなかった引っ越し。 止めることのできなかった煙草。 撮ることのなかった写真。 行くことのなかった旅。 会えなかった人。 果たせなかった約束。 言えなかった言葉。 そして・・・
9月になればまた一つ歳をとる。
無為に生きていると感じるのは良くないことだとわかっていながら、心は内へ内へと向いて行く。

そんなある日、裏庭の片隅に咲いている可憐な花を見つけた。 小さな小さな花が、いかにも懸命に咲いているという健気(けな)げな風情に胸を打たれた。
何の花だろうと妻に聞いたら、毎年咲く花だけど名を知らない、と云う。

誰か知っていたらぜひ教えて下さい。


Petite Fleur (小さな花)





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コメント:

*

この花は「ユーパトリウム」と言います。
キク科の多年草ですね。
2014/09/06 [Y.O] URL #- 

* 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/09/06 []  # 

* 花の名前

花の名前は「アゲラタム」ですね。キク科で、ギリシャ語で「不老」らしいです。和名はオオカッコウアザミ
2014/09/06 [石川流木URL #- 

*

ageratumアゲラタムだと私も思います。
ageratumは不老の意味。そうですよね。
原産地が中央アメリカです。

さいしょ、しもつけ(下野)に似てるなと思ったんだけど、
茶花がアメリカにあるわけないかと(笑)
2014/09/06 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: No title

Y.O さん、そして、石川流木さんにムーさん、

さっそくのコメントありがとう。
一つきっかけが分かればあとは延々と検索できるのがネットの良いところ。
そこで行き着いたのが、ある日本人女性の方の花のブログでこれが決定版となりました。
その中の記載をお借りしたくてコメントをしようと思ったら
アメーバの会員しかコメントを受け付けない、ということで勝手に盗用することにします。


『10月24日の誕生花 『アゲラタム』
花言葉 『信頼』『独立』『幸せを得る』
キク科 アゲラタム属
【原産地】中南米
【花期】5~11月
【草丈】20~60cm
【花色】基本は青紫。他、赤紫、ピンク、白
【英名】floss flower(フロスフラワー)、pussy foot(プッシーフート)
【和名】かっこうあざみ
【渡来】明治の中頃
【漢字表記】かっこうあざみ 郭公薊・霍香薊・勝紅薊

【名前の由来】かっこうあざみ
漢方名でカッコウ「霍香」と呼ばれる
「カワミドリの葉」の香りや姿に似て
アザミに似た花を咲かせることから
ついたようです。

属名のアゲラタムは、ギリシア語の「ageratos」からきており、古くならない、歳をとらない、不老長寿の意味を持ちます。
これは、この花の花期が長く、花の色が褪せないなど、丈夫なイメージからついたようです』


というわけで、私の疑問は解明しました。
英名の"pussy foot" とは『猫の足』とでも訳すのでしょうか。
何となく感じは分かるような気がしますね。
皆さん、ありがとう。おかげで今朝はちょっと良い気分です。

2014/09/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

鍵コメさん、

これは今月のクイズではありません。(笑)
そして解答はどうも正しくないようですよ。
2014/09/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* あの頃のあのメロディー・「小さな花」

高校時代の吹奏楽部、1学年下のフルートの子と”小さな恋”をしました。
インストルメンタルの曲ながら、ラジオ・ヒット・パレードの上位にいたのが、
「夏の日の恋」Summer Placeとこの「小さな花」、
クラリネット担当だったので、熱心によく聴き、自分でもプレイしました。

元来はインストルメンタルの曲でしたね。詩は後から付けられたと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=flHkqc6rmfM


”小さな恋”を懐かしむ歌「あの頃のあのメロディー」henri8

あの頃のあのメロディー 「夏の日の恋」思い出す
あの時のあのメロディー 君はどうしているのだろう

あの頃のあのメロディー 「小さな花」が流れ来る
あの時の切なさを 命ある間に抱きしめたい

君の作ったサイフォン・コーヒー 僕は何故だか飲まないで
君の作ったサイフォン・コーヒー いつかそのまま冷めていた

あの頃のあのメロディー 一人いつものカフェテリア
あの時のあのメロディー 遠く彼方に消えて行く

僕の手にしたハンカチーフ 君は突然取り上げて
僕の手にしたハンカチーフ そっと口もと拭いていた

あの頃のあのメロディー 「夏の日の恋」思い出す
あの時のあのメロディー 君を今でも忘れない

あの頃のあのメロディー 「小さな花」が聞こえ来る
あの時のいとしさを 命ある間に抱きしめたい
2014/09/07 [henri8] URL #av6ed.vY [編集] 

* Re: あの頃のあのメロディー・「小さな花」

henri8 さん、

古い恋といっしょに記憶に残る音楽はそれが歌であれ器楽曲であれ
それを聴くたびにその時代の恋へ一瞬にして帰れる、という不思議な作用をするようです。
そういう曲は誰もが持っていると思うんだけど
さて自分は、とあれこれ考えても何も出てきません。
でも恋と限らなければたくさんありますよ。
高校の文化祭のステージで演奏した『太陽がいっぱい』の主題歌だとか、
https://www.youtube.com/watch?v=zGvNbP9iHpk
もっとずっとさかのぼれば6,7歳のころに家にあったSPを手回しの蓄音機で聴いた
ダカンの『郭公』だとかね。 https://www.youtube.com/watch?v=ZP_-G0eGjAE


henri8さんが添付した『小さな花』はあれはたぶんシドニー・ベシェの演奏だと思うんだけど
違ったかな。
2014/09/07 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* あの頃のあのメロディー・「小さな花」その2

>シドニー・ベシェの演奏だと思うんだけど

「Chris Barber Jazz Band featuring Monty Sunshine」、
当時、日本でヒットしたバージョンです。

元々はSidney Bechetのオリジナルで、one & onlyと言っていい程ですが、
彼自身の演奏は僕の肌には合いません。

触りでも聴いてみて下さい。この花のイメージともマッチするかな?
September氏は受容性が豊かなので、異なる判断があるかもしれません。

http://www.youtube.com/watch?v=MFEo4QJIyk8
2014/09/08 [henri8] URL #av6ed.vY [編集] 

* Re: あの頃のあのメロディー・「小さな花」その2

henri8 さん、

そうか、Chris Barber でしたか。
僕の好みにしてはちょっとベッタリし過ぎてて、てっきりベシェだと思ったんだけど
改めてベシェを聞くともっとはるかにベッタリしてるね。
そこにはまるで黒人霊歌みたいな重い雰囲気があります。
この曲はもっと軽くてリズミックな曲なんじゃないかな。というのは
メロディ自体がそれを明らかに暗示していると思います。

僕がなんといっても好きなのは
笑うかもしれないけどやはり鈴木章治の「小さな花」です。
洒落た洗練さがタイトルにぴったり。

http://www.youtube.com/watch?v=INY-jOV6OxE
2014/09/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

「小さな花」を聞いてたら突然思い出したことがあります。
昔フランソワーズ・アルディーというフランスの歌手がいて、
「もう森へなんか行かない」「さよならをおしえて」がヒットしたんだっけ。
そのころTVの仕事をしてて「沿線地図」というドラマにかかわってて、
テーマ曲が「もう森へなんか行かない」だった。
沢山の思い出をありありと思い出しながら思うのは、
パソコンがなければすっかり忘れていた過去だったということ。
今はあっというまに昔に帰れるんだなー、すごいなー。



2014/09/08 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: No title

ムーさん、

フランソワーズ・アルディーなんてとっくに忘れていました。
はっと思いながらあらためて聴くと、とたんにあの時代の自分へ帰れってしまうのは「懐メロ」の偉大なところです。
それは誰でも同じだからこそアメリカでも"Oldie"専門のラジオ局や
CD化された古い音楽の再発売が盛んなのですね。

「もう森へなんか・・・」
いいですねえ。

https://www.youtube.com/watch?v=J_y6wkhcFCE
2014/09/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* アザミのように・・・

Petite fleur・・・
1度聴いたら耳について離れない、いいメロディですよね。
私も大好きです。

数年前に色んなバージョンを探していた中でみつけたのが、
スペイン風なアレンジに仕立てた1曲でした。

うーん、どうでしょう、
JAZZの皆様にはポップスに過ぎるアレンジかもしれません。
一目惚れ(一耳惚れ?笑)して、勢いで日本語の歌詞を作ってお店で歌ったんですけどね。

そういえば、作った歌詞に出した“小さな花”は、なんと私も「アザミ」だったんですヨ。
チョットびっくりしました。(笑)

http://rosabel.seesaa.net/article/405050462.html

 
2014/09/09 [belrosa] URL #eJbgdmWg [編集] 

* Re: アザミのように・・・

belrosa さん、

おかえりなさい。
(男)遍歴の旅はいかがでしたか? (笑)
でも帰ってきてくださればそれだけで嬉しいんです。

そう、この曲はメロディがそのままタンゴになりそうだし
冒頭のコード進行を従来の Bm7(♭5)→E7 から F7→E7 と変えてやれば
とたんにフラメンコの匂いもしますね。
リンクをクリックしたらいきなりbelrosaさんの見たことのないブログに行ってしまい、
あれっ、この歌のために新しいブログを?
とびっくりしました。
たぶんここはこれから美しい音楽と詩で満たすつもりなのかな?
2014/09/09 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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