過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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September30

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冬野真華さんの個展を見る

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冬の華 1




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冬の華 2




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冬の華 3





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冬の華 4





月曜の朝のこと、週末に切れてしまったコーヒーの豆を買いに行こうと外に出た。
うわぉ~、寒い! と一瞬凍りつく。
明るい陽が射して風はまったく無いのに気温はマイナス14℃である。
そうでなければいつもは歩いたり自転車で行ける距離にある店なのに、この寒さではとてもそんな気にはならない。車を出そうとガラージ (そう、アメリカではガレージとは言わない) の前に立った時、ガラージのドアに付けられた8つのガラス窓にびっしりと霜がこびり付いていて、その一枚一枚が面白い模様の絵になっていた。具象と抽象のあいだを行き来するような独特のスタイルで、構図もしっかりと取られている。
最初はまるで寒井一宝(さむいいっぽう) 画伯の作品のように見えたけれど、よく見ると、繊細な白い樹木(?) のブラッシュワークや背景の淡い青色はいかにも女性の情感である。 これはあのシベリア在住の日本人画家、冬野真華(ふゆのさなか) さんが描いたものに違いなかった。 

いったん家の中へ引き返してカメラを持ち出す。
いつのまにか買い物のことはすっかり忘れてしまっていた。




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撮影した冬野さんの作品をコンピューターに取り入れて編集をしているうちに、どうしようもないくらい猛烈にコーヒーが飲みたくなった。僕は再び分厚い長いコートを羽織ると外に出る。その時にも、買い物から帰ってきた時にも、展覧会の絵はちゃんとそこに展示されていた。
そして夕方になってまたガラージへ行ってみる。日中に気温が上がったうえに太陽が直射していたに違いない。
展覧会の絵はすべて消えていた。




展覧会の絵 (ムソルグスキー)
アシュケナージ (ピアノ)







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コメント:

* 自然の造形

自然の造形美にはいつも目をみはります。
紅葉し落ちた葉の色のバリエーションの豊富さ、色の美しさや葉脈の複雑さや、昆虫の体や巣の精緻な構造等々、見ていて本当に飽きません。
それを個展にみたてるSeptember30さんのセンスも詩的ですね。
そちらも寒いのですねぇ。再来週に迫った出発の日を前に、不安ばかりがつのるナーバスな時期に突入してしまいましたが、デンバーの気温をみるにつけてますますナーバスになります(笑)
2015/01/07 [nicoURL #- 

*

今月のクイズ「これは何でしょう?」だったら、
私には正解できなかったと思います。
女の情感?
そうかなー(笑)
見ようによってはクールでつれない男という感じもある。
「え?」と振り返ったら立ち去っているところなんか。
2015/01/07 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

*

最初は合成写真かと思いましたが、ガラスの氷なんですね。十日町ではあまり気温は下がらないので、こんな窓にはならないようです。でも正月には寝室の押し入れがすごい結露になってしまい、早々に断熱材を床と壁に入れることにして、せっせと作業して来ました。暖房にも少しは貢献しているかも。でも寒くなるのはこれからなので、まだ油断はできませんが。

ところで一日違いで写真を受け撮り損ねました。17日はまた戻ると思いますので、その日を楽しみにしています。せっかく急いで送って頂いたのに、受け取りが遅くなって申し訳ありません。
2015/01/07 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: 自然の造形

nico さん、

自然(神?)というアーチストの仕業にはいつも目を見張ります。
たとえば顕微鏡下で撮られた超拡大写真を見ているとそこに宇宙を感じるのは私だけでしょうか。
ミクロとマクロ。この2つは実は同一の世界なんですね。

いよいよ出発が近づいてきましたね。
天気図を見ると中西部を襲っている寒波からコロラドは逃れているようで、気温はオハイオほど下がらないようです。
それにしても寒いのはまちがいない。
土地が変り、水が変り、気候が変り、食事が変り、人情が変り、すべてが身体に影響するから
健康にはくれぐれも気をつけてください。




2015/01/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

ムーさん、

あ、そうかあ。クイズにすれば良かったね。

この一連の作品は消えてしまったけれど今朝はまた新作が出ているかもしれない。
実は外に出るのが億劫でまだ見てないのです。



2015/01/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: No title

川越さん、

アメリカのように幾つも部屋のある家をセントラルヒーティングで温めるのは実に不経済なシステムです。
家族が何人もいればともかく、うちのように二人しかいないのに
使ってない部屋にもヒーターががんがん入っていてエネルギーの損失はこの上もありません。
日本式に石油ストーブをいれるべきだなあ、と毎冬思うのにまだ実行していません。

写真が無事ついたことがわかって嬉しいです。
でも
早く家の中へ入れてあげないと風邪をひきますよ。(笑)
2015/01/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

>September30]さま
言葉足らずでした。十日町には相棒がいるので、すでに家の中に入っています。なのでそのままストーブにあたって、気持ち良がっていると思います。(^^)

アメリカのエネルギーの使い方は、ダイナミックですね。皮肉ではなくて、だからこそあれほど世界中に出て行くパワーが生まれるのかなと、漠然にですが感じます。
2015/01/08 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: No title

川越さん、

ああ、そうだったんだ。
それで一安心。(笑)

アメリカのエネルギーの使い方はダイナミックなんだけど
節約という観念はあまり無いんです。
東北大震災の時に日本の国民全員がこぞって節電をしたあれは実に民族の美徳だと言えます。
あれは、節電するように、という上からのお達しだからということだけではなく
一人一人が自発的に実行していたことをブログなどで読んで
あらためて日本人のすばらしさに唸ったものです。
こういうことは外国に住んでいなければ実感できないことですね。
2015/01/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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