過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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マグショット 6 - ハインリッヒ

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名前 ハインリッヒ
生年 1987
職業 米国空軍基地勤務 デベロップメンタル・エンジニア
撮影者との関係 姪(キャサリン)の夫
撮影年月日 2015年3月29日


ハインリッヒは、その名ですぐわかるようにドイツ人。 ベルリン生まれである。
父親がドイツ人、母親はアメリカ人、十代でアメリカに移る。だから、2国のことばを流暢に話す。スパイとしては、完璧なバックグラウンド。だから大学を終えて、アメリカの空軍基地のエンジニアに採用されるとき、うんざりするほど徹底的に調べあげられた。今だって、背後に鋭い眼が、いつも光っている。もしかしたらハインリッヒはスパイかも? 僕はスパイ映画をみるたびに、考える。そういえば、彼は、新妻のキャサリンを連れないでひとりでドイツへよく帰る。なんのために? また、自宅には、獰猛(どうもう)な大型犬を2匹飼う。あれは、護身のためじゃないのか? 

ハインリッヒが、キャサリンとの結婚で参加したわが大家族。 そのほとんどが、アメリカから一歩も外へ、踏みだしたことがない。 そこへあるとき、ふらりと、日本人がひとりまぎれこむ。 けっこう大変な事件だった。 なにしろ、彼らにとっては、僕は敵国の子孫だったから。
みんな優しくしてくれたけどね。

そしてハインリッヒ。 大家族にとって、ふたり目の外国人。そのせいか、彼と僕とは、話がよく合う。アメリカの悪口になることもある。われわれドイツ人と日本人は、アメリカ人の持たないものを共有していることを実感する。
そして、もうすぐ4月の末には、ハインリッヒとキャサリンのあいだに子供が生まれる。 大家族の長、マーサにとって、最初のひ孫である。新しい世代のはじまり…




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コメント:

*

ドイツ人と日本人が持っていて、アメリカ人が持っていないものって、なんですか?

ところで、何度かドイツに行って短期滞在をしたのですが、ドイツ人の感覚にあまりにも共感して(食べ物以外)、気持ちが通じ合う人も沢山いました。
深いところでなんか良く分かるっていうんでしょうか。

実はこの人たち後ろにファスナーがついていて外見は着ぐるみで、中身は日本人が入ってるんじゃなかろうかと思ったことも何度かあります。

たまたま、私が会った人たちがそうだったのかもしれないけど。

あ、そうだ。
うなずくときに”あ、そう。”言うと、クスッと笑うかも。彼。

ドイツ人も、あ、そう とか、そーそーそー と言うんですよ。
可笑しかったです。
2015/04/02 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

* Re: No title

micio さん、

ドイツに住んだことがなく、私のドイツ人との出会いはアメリカ国内に限られるので
かえってそれで両国民の比較ができてしまうのでしょうね。
ところで
ドイツ人と日本人がもっていて、アメリカ人が持ってないものとは何だろう?
と考えてもどうもはっきりと言葉にすることができないし、してもブログのコメント欄に簡単には書けないのですが
強いていえば
ドイツも日本も、歴史と伝統に長いあいだ培われた
独特の文化を持つ小国の国民性のようなものが確かにあって
そんなもののまったくない自由なアメリカに来ると、それがいやでも浮き上がってくる。

アメリカ人の考え方や、彼らが日常生活で平気でやることにびっくりしたり、感心したり、共感したり、反発を感じたりする点を
ドイツ人と日本人は、そうそう、その通りだよ、とお互いの肩を叩きながら
シェアできるような感じがあるんですよね。

micioさんのドイツ人の印象は私にはすごく説得力がありました。
ハインリッヒと話す時の私の感覚もそれだ、と膝を打ちましたよ。(笑)



2015/04/02 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* しつもん

Septemberさん、

「ドイツ人と日本人がもっていて、アメリカ人が持ってないもの」はむじゅかしいので、逆に「ドイツ人と日本人になくてアメリカ人にあるもの」を考えてみました。ぱっと思いつくのは、ぶっとんだユーモアのセンス、おおらかさ(あるいはいい加減さ)、自国を中心に世界が回っているような考えといったところです。ええと、あと、控えめな態度をプラスに評価しないところ。外国語の習得についての意識の低さ。

話は変わりまして、しつもんですが、ハインリッヒさんは、親しい方からはなんと呼ばれているのでしょうか。私は猫の「あかり」を「あーちゃん」と呼んでおりますが、「はーちゃん」ではないですよね....
2015/04/02 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

* Re: しつもん

うららさん、

仰るとおりです。

たとえば…
ハインリッヒが結婚した姪の両親が典型的なアメリカ人。
裕福な暮らしをしながらアメリカ以外の国にはまったく関心がない。
ベルリンに住むハインリッヒの家族に、ぜひ遊びに来てほしいと再三懇願されながら
行く気がまったく無くて、まだ1度も出かけていない。
これは傲慢を通り越して無作法と言っていいでしょう。
そのくせ国内のリゾート地で贅沢な休暇を過ごしたりしているのは
ハインリッヒだけではなく嫁さんのキャサリンにも理解ができないらしい。
もし私や女房ならそんな親戚がヨーロッパにあれば
1年の半分を外国で過ごしても良いと思っているのに。

ハインリッヒはとくにニックネームはなくてそのまま名前で呼ばれています。
といっても、英語読みではハインリックだけどね。
私が、ハインリッヒと最後の「ヒ」を強調して発音するたびに
彼は嬉しそうな顔をします。(笑)



2015/04/02 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* ハインリック!!

Septemberさん

ドイツ語的にはハインリッヒの愛称はハインツだとしても、アメリカでハインツというとケチャップのイメージが強いから、ハインツとは呼ばれていないのかもと思っていましたが、ハインリックは思いつきませんでした。

フリードリッヒに由来するフレデリックなら英語圏の名前として定着しているし、フリードリッヒの愛称のフリッツとは別の、フレッドという英語圏なりの愛称も定着しているけど、ハインリックって、どうなんでしょう。愛称にしないのなら、ちゃんとハインリッヒって呼べばいいのにと思ってしまいます。ハインリッ「ヒ」と呼んであげると喜ばれるのは、わかる気がします。
2015/04/03 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

* Re: ハインリック!!

うららさん、

ジェニー、スージー、ダニー、クリシー、キティー、マイキー、など
どんな名前でも最後にYを付けて、愛称にしてしまうこの大家族からみると
私の名前はYの付けようがないのでそのまま、だけどもともと短いからこれはOkとされている。
ハインリッヒに至っては最初から降参して、そのまま呼んでいるのが実情じゃないのかな。
ハインリッヒの英名がヘンリーだという知識を
このアメリカ第一主義の家族に期待するのは無理かもしれません。

嫁さんのキャサリンが彼をふだん何と呼ぶのか、
この次に気をつけて観察します。
2015/04/03 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

びっくりしました、年齢を見て更にキャーッとのけぞったというのは嘘ですけど
Heinrich という名前は 日本で言えば、○○衛門、○○助というくらい
古い名前です、歴史の本に出てくる名前です
その短縮形の Heinz にしても60歳台で稀にあり、
Helmut、Wolfgang 同様、50歳台では私は知りません
Heinrich、Heinz は苗字としては存在しています

(ここまで書いて歳台か歳代か代か判らなくなって調べたのですが
益々判りません、誰か教えてください)

それにしても この Heinrich さんのご両親はなぜ、この名前にされたのか
ご先祖様に Heinrich さんという偉い人がいらっしゃったのか、気になるところです

私の子供2人はとても普通の名前、
ただ初孫の名前がメソポタミア発祥の滅多にないもので、
人に聞かれるたびに説明に難儀しています
2015/04/04 [のほほん] URL #60nqeuCY [編集] 

* よろしくよろしく

Septemberさん

ほんと、お嫁さんからはなんと呼ばれているのか気になるーー。ご報告を楽しみにしています。ハインリッヒには全然関係ないかもしれませんね。くまちゃんとか。(熊には似ておられませんが)
2015/04/04 [うらら堂] URL #- 

* Re: No title

のほほんさん、

そうなんですか、Heinrich は今ではドイツでも珍しいまれな名前なんですね。
両親がなぜこの名前を選んだのか、こんど彼に会ったら訊いてみましょう。
ドイツ在住の、のほほんさんからの貴重な情報、ありがとう。

古い名前といえば、私が息子に太郎と名付けた時に
日本人で、冗談だろうと眉をひそめた者があったのを思い出しました。
なぜなのか、いまだにわかりません。

あ、それから
台か代か? という問題。
番号の場合は、台。
年齢の場合は、代。
と私は思っていました。
ティーンエージャーのことを10代と書くから、50代や60代はまず間違いないでしょう。
ところが
10代ではなくて10歳代と云うときに、10歳代か、10歳台か、が日本でも混乱しているようです。
私も混乱しています。(笑)
http://okwave.jp/qa/q1845377.html

2015/04/04 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: よろしくよろしく

うららさん、

イースターに彼らに会うことになってるんだけど
待ちきれなくて電話をして訊きました。(笑)

うららさんの期待に反して、嫁さんは彼のことをハインリックとしか呼んでないという。
職場でもハインリック、
ドイツでも英語の喋れる若い世代のドイツ人はハインリックとふだんは呼んでるそうです。
もっとも、アメリカ人の悪友たちはハイニーと呼ぶこともあるという。
だから、私一人がハインリッヒと呼ぶのを、あらためてありがたがっていました。

それからこれは上の、のほほんさんへの回答にもなるけど
おっしゃるようにこの名前、彼の great great grandfather(ひいひいおじいちゃん)に因んで付けられたそうですよ。
2015/04/04 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* ドイツ人気質

私の友人に、母親が日本人というドイツ人女性がいますが、言われなければ気づかないほど、完璧かつ古風な躾をうけた日本人女性そのものです。ハインリッヒさんもきっと日本人と通底するなにかを持ってはるのでしょう。

アメリカの人たちの、名前に対するあの雑な感覚はどうにかならないのかなぁと、私もしばしば思います…。大家さんに正しく認識してもらうまで3週間かかりました。もうアーニャでいいです(私の可愛いはとこが幼い頃、舌がまわらず、私につけた呼び名です)と伝えたら、ムキになって本名を呼ぶように努力してくれました。それなら最初から…(以下自粛
2015/04/04 [nico] URL #- 

* Re: ドイツ人気質

nico さん、

ドイツ人気質といえば、日本人になくてアメリカ人にはもちろんないものに
あの一種の「頑固さ」のようなものがあると思うのは私だけかしらん。

たとえば
女房のお母さんはアメリカで生まれたとはいえ生粋のドイツ人で
なんでもよく気がつく優しい性格の奥に、確固とした頑固さが隠れている。
こうと思ったことは周りの誰も変えることはできない。
それは当然私の女房にも受け継がれているから
それでよく衝突するわけです。(笑)
この「ドイツ人の頑固さ」という点に関して読者の考察をいただけるとありがたい。

それからまた、人の名前に対するアメリカ人の無関心さというか尊敬の無さは
これは紛れもない絶対の事実です。
レストランに予約を入れたり、入り口で席を待つ時に自分の名前を言っても一瞬キョトンとされて必ず訊き返される。
もう一度繰り返して、スペルを言ってもちゃんと書いてくれない。
(私の名前は日本人にしてはごく簡単なのに)
それでいつもイライラさせられる私はもう最初から適当な名前、
彼らに間違えようがないような解りやすい偽名を告げる習慣がつきました。
ラストネームなら Moore、ファーストネームの場合は Frank です。
なぜその名前になったのかは、もう何十年も昔からのことで思い出せません。

行きつけのカフェでさえ、私はフランクになります。
ペンネームならぬコーヒーネームです。(笑)
2015/04/04 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015/04/05 []  # 

* Re: No title

鍵コメさん、

なんかそんな名のキャンディーがなかったっけ?

2015/04/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* のほほんさんにお尋ね

お孫さんのお名前がメソポタミア発祥の滅多にないものとのことですが、なんとおっしゃるのでしょうか。お差し支えなかったら伺いたいです。

ちなみに、私の知人(日本在住の外国人)には、「左近」という息子がいます。なぜさこんちゃんにしたの?と尋ねると、古めかしいところが気に入ったとのことでした。
2015/04/06 [うらら堂] URL #- 

* うらら堂さまへ

メールにてお答えしたいのです
September さま、
このような伝言にブログを使って申しわけないのですが
宜しくお願いいたします
2015/04/07 [のほほん] URL #60nqeuCY [編集] 

* うららさん、のほほんさんへ、サロン主より

前にも何度も書いたと思うんだけど、読者同士がサロン主の私を抜きにして交信されるのはまったく構いません。
むしろ遠慮無くどんどんやって下さい、と私は申し上げたいのですが、
今回の、のほほんさんのように、サロンという公共の場所にインフォーメーションを出したくない、という場合は
あとはご本人同士の私的メールの交換しか方法はないようです。

お二人のメールは私はもちろん知っていますが
それをこのコメント欄に公開するのは、はばかられる。
とすると、
これはちょっと無理のようですね。
何か他に良い方法があれば教えて下さい。
2015/04/07 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* すみませんm(__)m

のほほんさま、

何が特定のきっかけになるかわからないのだから、お名前のことはとってもデリケートでしたね。コメント欄ではご無理というのはよくわかりますし、メールでならというお申し出は、本当にありがとうございます。考えたらずでご無礼しました。

Septemberさん、

コメント欄に復活したとたん、この体たらくです。すみません。これに懲りてまた旅に出るなどという予定はありませんが、今後は気をつけます。

2015/04/07 [うらら堂] URL #- 

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