過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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マグショット 7 - 久仁子

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名前 久仁子
生年 1961
職業 通訳 書道家
撮影者との関係 友人
撮影年月日 2015年4月2日


久仁子さんとは、もう16年ものつきあいになる。
あれは1999年だったと思う。面接に来た久仁子さんを、近辺の日系企業に紹介したのが始まりだった。そのあとしばらくして、今度は僕自身のアシスタントとしてうちのオフィスに来てもらってから、僕が仕事をリタイアするまでの8年という長いあいだ、彼女と僕は机を並べて仕事をした。
僕はもともと日本では、サラリーマンをやった経験がまったくなくて、アメリカで初めて会社勤めなるものをして、アメリカ式のビジネスのやり方を覚えていったわけだけれど、次に勤めたこれも米系の会社で、クライエントの大部分が日本人となった時には、ずいぶんと戸惑ったものだ。だいたい日本人はイエスとノーがはっきりしない。それに、口から出る言葉の真意が読み取れず、その裏にある本音を突きとめることなしには、日本人とビジネスをやるのは不可能だと悟った。自分の思うことをアメリカ式に歯に衣(きぬ)を着せずに主張する僕を、よしとして受けとめてくれる日本人よりも、そうでない人のほうが多かったようだ。
そんな所へ久仁子さんが入ってくれることで、ぎこちない雰囲気がどれだけ和らげられたことか。中には気の弱いクライエントもいて、最初から話を彼女の方へもっていく人もいたくらいである。そんなとき僕は、安心してすべてを彼女にまかせた。そのくらい頭のきれる人だった。

秋田出身の久仁子さんは、東京で中央大学を終えると、広報関係の仕事をしたあと、アパレル業界へ入った。そこで買付業者として、彼女はパリ、ミラノ、ボローニャなどヨーロッパの都市と日本を数限りなく往復している。
ところが彼女は何を思ったか、その華やかな仕事をいきなりやめて、オーストラリアへ移住してしまった。はっきりとは言わない本人の話をいろいろとつないでみると、どうも、その動機は大きな失恋が原因となっていたようだ。
オーストラリアで2年ほど暮らしたあと、帰国して秋田の実家へ帰る。そこで書道教室を開いた。書道家でもあったお父さんと叔父さんの二人に、幼い頃から修行をさせられてきた久仁子さんだった。

そういう時に、アメリカから教師として秋田の高校へ着任してきた、今のご主人のケンとの出会いがあったのだそうだ。
数年後に、任期を終えたケンといっしょに、ミネソタ州のケンの家へと行き、そこで二人は結婚をする。翌年には女の子が生まれた。そしてその頃、僕のクライエントが募集していたある役職に、ケンが応募をしてきて、面接と選考の結果、採用が決まり、それで彼の三人家族は僕の住む中西部へと引っ越して来たのである。

久仁子さんとの仕事はなかなか楽しい毎日だった。なにしろ、現代日本の新鮮な息吹を吹き込んでくれるような人は、それまで僕の周りにはいなかったから、新しい日本と日本人に関して、いろいろなことを彼女から学ぶことになった。言葉ひとつにしても、彼女は、僕のまったく知らなかった俗語や新語の、無限の供給源となる。たとえばざっと思い出すだけでも、 ネアカ、ハムト、腐女子、ニート、デブス、うざい、ボンレスハム、婚活、タレ弁、ネチケット、ボキャ貧、シベタリアン、チン妻、パソ婚、サビラン、などなど… 中には今はすでに死語になってるものも大いに違いないが、それを聞いた時の僕のあっけに取られた顔を想像してほしい。


そういえば
久仁子さんとの会話の中で、忘れられないことが一つある。
ある時、僕の大学時代の仲間の話をしていて、ハワイ在住のYの名前を出した時のことだった。Yは日本では名の知られた著者で、それまでに哲学関係の本を数冊出版していたが、なんと久仁子さんはその彼の東京事務所で編集の仕事をしたことがあり、彼をよく知っていたという! あまりの偶然に、二人は顔を見つめ合って絶句してしまった。
Yと僕とは、大学であれほど兄弟のように仲良くくっつき合っていた時期があったのに、アメリカへ渡った彼を頼って僕があとから渡米した時に、つまらない事で喧嘩をしてしまい、それ以後長いあいだ別々に生きてきた。それが久仁子さんとの不思議なめぐり合わせを知った時に、急に彼の声が聞きたくなって、ハワイの彼に電話を入れた。そして30年ぶりの和解が実現したのである。

そのYも今はもういない。癌で亡くなってしまった。一昨年のことだった。




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コメント:

*

久仁子さんには大変お世話になりました。電話での声が声優さんのように澄んでいたのが印象的です。仕事は常にプロ意識が高く極めてシャープなのに、経験からにじみ出る余裕というのでしょうか、全然偉そうな態度はなく謙虚。世間話や社内の噂話なども織り交ぜて、私の仕事が大変な時にはいつも彼女の声に救われました。実際お会いしても全く違和感なく、ありのままで素敵な方。彼女に出会えて良かったです。
2015/04/10 [Endless] URL #d2yN2EXI [編集] 

* Re: No title

Endless さん、

社内での噂話?
たぶん、ボスである私の悪口?
そんなことはないですよね。
なにしろ世界最高のボスだったと自分では今でも思っているから。(エヘン)

それはともかく、楽しい職場でした。
私の下にいたあちこちの支社の連中が、もっと頻繁に一堂に集まれなかったのが
かえすがえすも残念です。
2015/04/10 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* そのYさんの

お話ブログでもしや書かれましたか?なんとなくあの記事の人かなっとふと思い出しました。それにしても久仁子さんの百科事典?すごいですね。それだけ使う必要があったのか、はたまた仕事柄調べて収集されていらしゃったのか。語彙が貧しい私には見習わなければならないところです。
2015/04/11 [inei-reisanURL #pNQOf01M [編集] 

* Re: そのYさんの

inei-reisan さん、

そうです。 Yのことはずっとまえに記事にしています。

久仁子さんはふだんからインターネットの世界に住む人、といってもよく
日本を離れていても私なんかと違って、日本人のブログやサイトをいつも見て
最新のニュースや流行などから遅れないようにしていたようです。
覚えているのは
彼女が「勝負用パンツ」を説明してくれた時
私は思わず吹き出してしまいました。

勝負用パンツという1語の中に
女性が新しい恋に賭ける一途な、期待とか、決意とか、恐れとか、が
ギュウギュウに詰まっているではありませんか。(笑)

2015/04/11 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* ここ重要!試験に出るよ!

久仁子さんが間違われたのかSeptemberさんが間違われたのかわかりませんが、勝負ぱんつです。「勝負用」ではなくて。

ちなみに、私はお気に入りのを着用して行って、あとで相手にコメントを求めたら、「そんなもん見ていません」と瞬殺されました。
2015/04/12 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

* Re: ここ重要!試験に出るよ!

うららさん、

あっ いけね。 「勝負パンツ」でしたか!
あの久仁子さんが間違えるはずはないから、私の記憶違いです。なにしろもう10年も前の話。
あの頃、この言葉が気に入った私が、重要会議に出かける前などに久仁子さんに激励されると
「だいじょうぶよ、用意万端。ちゃんと勝負パンツも履いてきたし・・・」 なんてよく使った言葉なのにね。
うららさんの訂正に感謝します。

そのうららさんが見事に無視された勝負パンツですが
コメントが無かったからといって、相手の男性(ですよね?)を責めるのはかわいそう。
なにしろ彼としてはそれどころではなく、あれこれと忙しい最中のことだし、
勝負中の状況とか照明の具合で、必ずしも目に触れるとは限らない。

それにしても
ふつうの場合、勝負パンツ自体が誘惑の小道具にはなりえないだろうし
それが相手の目に触れる時点では、すでに勝負がついているわけだから
それを着用する意味はどこにあるのかしらん?
2015/04/12 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

パッケージはどうでもよくて、中身しか興味がないということですね。
了解いたしました。
2015/04/12 [micio] URL #O/XG6wUc [編集] 

* Re: No title

micio さん、

好きなひとからのギフトなら、嬉しくて興奮して、もうパッケージどころじゃないでしょう。
もっとも
ていねいに開けてゆく人もいれば、いきなりむしり取ってしまう人もいる。
2015/04/13 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* パッケージ

ドイツに住んで驚いた事は、たくさん過ぎて書き切れない
その一つに、プレゼントの包装紙の開け方も
思いっきりバリバリっと破って中のプレゼントを出すのですよ
子どもの頃から丁寧にはがして綺麗に畳んでというのに
慣れていたので、罪悪感です

あの場合も、むしる取るという方が多い様な、男も女も
これは、あくまでも映画やテレビドラマの中での事なんですが

今、夫とテネリファ滞在中
山登りを楽しんでいます
2015/04/14 [のほほん] URL #xFjy5MtQ [編集] 

* Re: パッケージ

のほほんさん、

そうそう、プレゼントの包装紙を破るのはアメリカも同じ。
ただし、見ていると、きちんとはがすのはやはり女性に多いみたいですね。

あの場合は…
映画やテレビドラマのように、むしり取るのが多いような気がする。
なかには、自分のも相手のもむしり取ってしまう女性がいます。(笑)

テネリファというのは、あのカナリア諸島の島でしょう。
小さな平坦な島で、山登りなんかない、と思っていましたがあるんですね。
2015/04/14 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* パッケージ

みなさま、あたたかいフォローありがとうございます。あれは、パッケージだから無視されても気にすることはないということですね。

ところで、それを着用する意味はどこにあるのかとSeptemberさんが疑問に思っておられるようですが、御大が大事な会議のときにお召しになったのと似たようなところもあるかもしれません。つまり、鬼が島に向かう桃太郎のおでこの鉢巻みたいな感じというか...

これが、しずかちゃんの話ならのび太さんからひとことありそうだけど、しずかちゃんじゃなくてうららちゃんでは、やっぱりだめなのか。それにしてものび太さんてばこのごろずいぶんとお静かですね。生きてるのかな。

話は変わりまして、アメリカ人にプレゼントの包装紙をバリバリ破られたときは、ぎょっとしました。あればかりはどうしても慣れることができません。過剰包装はエコではないし美しくもないけど、包み紙も包み方も大事だよう。それに包装紙はまた何かに使えるわけだし。

日本には「折形」の伝統があって、贈る物と贈る相手との関係次第で物の包み方に決まりがあったようですね。今の日常生活に残っているのはのし袋とかお香典包みくらいのものでしょうが、包装についての日本人のセンスやこだわりの中には、どこかに折り型的なものが残っているのかもしれません。
2015/04/14 [うらら堂] URL #6facQlv. [編集] 

* Re: パッケージ

うららさん、

勝負パンツは誰かに見てもらうというのではなくて
本人が決意して納得した、その証しのような気がしてならない。
女が命よりも大切とする「女の操」を包むものとして、それは神聖なものあり
それを着けるときの、女の健気な気持を思うと、われわれ男性は襟を正して勝負パンツに対するべきです。
そういう意味では
鬼が島の桃太郎というよりは、零戦に乗り込む特攻隊員のハチマキではないだろうか?
見事に花と散ってみせようという、日本女子の意気と技を見せてもらいたいものです。


そしてパッケージの話。
日本では贈る者と贈られる者との関係によって、包み方が違う、ということ。
これは他国に類のないすばらしい文化だけど
うっかり間違えると、大変なことになりそうで、怖いという気もします。
そんなことも、私のように日本をクビになった日本人が、日本に復帰するのを躊躇する理由の一つになっているのかもしれません。
なにしろ、日本で招かれたパーティで、ビールを瓶からそのまま飲む私ですから。



2015/04/15 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

Septemberさん、

自分のため、というのは同意しますが、考えて選んだかわいいハチマキにも気づいていただけると嬉しいのでありますが(あきらめが悪いか)

パッケージの話ですが、物や相手次第で包み方が違っていたのは「折形」(あるいは折型)という包み方のお作法が残っていた時代のことだと思いますよ。今では、たとえばいわゆるおしゃれな祝儀袋は友人か年下の身内ならOKだけど、そうでないのなら伝統的な水引がかかったものにしましょう、くらいのことじゃないのかしら。だから怖がる必要なんか全然ありません。

私は、イタリア語の師匠に謝礼を払うときに、折形の本を見ながらあれやらこれやらいたずらしていますが、お気に入りは、贈る物が「胡麻」で贈る相手「目上の人」という組み合わせの包み方です。これをときどきやるので、先生の方でも謝礼のことを「ゴマ」と言ったりするほどです。ほかにも「きなこ包み」「大豆包み」「残菓包み」(つまり食べ残したお菓子を持って帰っていただくときの包み方)「新茶包み」(お茶を贈るときの包み方)など、謝礼を包むのに流用できるのがいろいろあって楽しいんだなっ。お金なら半紙1枚で包めるし、慣れれば数十秒でできちゃうし。

ビールを瓶からそのまま、というのは以前話題になったことがありましたね。コロナなんかは、日本でも瓶から飲むのが普通ですから、小さい瓶の場合は直接飲まれても特に目立たないかもしれません。

ですので、安心して復帰なさってください。勝負ぱんつ不要。

2015/04/15 [うらら堂] URL #PTRa1D3I [編集] 

* Re: No title

うららさん、

折形という古い言葉、私には初めてだと思うんだけど、この歳になって恥ずかしいことです。
日本で暮らした頃の私の知識といえば、せいぜい祝儀袋と香典袋を間違わないように、という程度でしたからね。(笑)

折り紙は一時かなりの興味をもった時期があって、色紙や本を日本から取り寄せたりしました。
これは出来上がったものが、周りのアメリカ人に望まれてどんどんと貰われていくので
作成するのが追いつかないくらいの需要があって、なかなか気分の良いものでした。
あんなふうに自分の写真も人に望まれれば、などど思ったものです。

うららさんのように、古式への知識が豊かにあって、
しかも出かける時はちゃんと勝負パンツを着けるようなひとは
昔から私の周りにはついぞ現れなかった。
イタリア語のお師匠さんが羨ましいです。

2015/04/15 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* トレジャーハンター・クニコ

Endlessさん、ご無沙汰です。

一緒に在籍していた時期は短かかったのですが、オハイオ州コロンバス支社に勤務していた元同僚です。もう12年の前のことで定かではないのですが、僕が退社する際、挨拶はメールで済ませたくらいで失礼したと思いますが、お世話になりました。

コロンバスでは今月、「トレジャーハンター・クミコ」って日本人女性を主人公にしたアメリカ映画(米日合作と呼ぶべきか)が公開されておりますが、そちらでは上映されました?

1996年のアメリカ映画、「ファーゴ」を見て、その中で雪に隠された大金を実話と信じ、宝探しに冬のミネソタに行って、一人亡くなったOLさん(実は自殺だったとその後報道されており、ややこしい)をたどって、ストーリーは東京から始まります。僕は、菊地凛子演じるクミコになんか感じるものがあって、すでに二回見てしまいました。

で、そういえば、同じミネソタの荒野で、現金の宝ではなく、子宝をさずかったクニコさんはどうされているのかなと思いっていたところ、突然現れたクニコさんのマグショット、それに続くEndlessさんのコメント。うーん、僕もファーゴに呼ばれているような気分。

クニコさんのことを思い出すと、斜陽の日々の中にいた当時ですが、酸ヶ湯温泉(あっ、これは秋田ではなく、青森でたっけ)で混浴につかっているような、ほのぼの、かつ、うきうきした気分を覚えます。退社の前日、Septemberさんとコロンバスに引き継ぎの処理に来られたのですが、食事の際、Septemberさんがトイレか煙草に消えた時を見計らって、「Septemberさん、本当に心配しているから、会社辞めてからも、なんかあったら電話してね」って言ってくれました。

あれから、12年、まだSeptemberさんと関係が続いているのは、クニコさんのあの一言のおかげかもしれません。で、「トレジャーハンター・クミコ」、機会があれば見てくださいね。まさか、「ファーゴ」の方は、見ていないってことはないでしょうから。僕なんか、大金を埋めた誘拐犯を演じた俳優Steve Buscemiの大ファンになって、数年後サインをもらったくらいだす(これこそ、エヘン)。ではEndlessさん、よい週末を。Septemberさんも。
2015/04/26 [November 17] URL #mGZSRVYY [編集] 

* Re: トレジャーハンター・クニコ

November さん、

えっ? Steve Buscemi のファンだって?
実は私もそう。大ファンなんだよね。
その彼にサインをもらったんだって? いいなあ~
有名人のサインなどにまったく興味のない私だけど、ブシェミとドヌーブとブランシェットと堀内敬子だけは別なんだよ。
彼らの使い古しの下着など競売にでも出れば、どんなことがあっても手に入れるつもり。

「トレジャーハンター・クミコ」のことは、前にのび太くんから聞いていたのに、先日の電話でまた同じ話を始めたので、
よっぽど気に入った映画なのか、それとも単にボケてきただけなのか、
たぶん後者なのだろう、と勝手に推測しました。
 
のび太くんお薦めのこの映画、ぜひぜひ見たいんだけど
残念ながらこちらで見るチャンスはなさそうです。
2015/04/26 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: Re: トレジャーハンター・クニコ

Septemberさん、

はははっ、Endlessさんに当てて書いた僕のコメントに、自制できなかったようですね。しかも、頭脳明晰な僕がボケてきたとか。その部分だけでも、応酬してもいいのですが、「Still Alice(邦題、アリスのままで)」って題名の、ジュリアン・ムーアが若年性アルツハイマーにかかった大学教授を演じて今年のアカデミー最優秀主演女優賞を取ったアメリカ映画をみて、ちょっと思い当たることがあったので、読み流すことにして。

サインマニアじゃないのですが、サザエさんのように財布を忘れることがあっても、ペンだけはなぜか持ち歩いており、知る人のみ知るくらいの映画人や作家のサインは偶然も手伝ってか結構もらっており、家中いろんなところに散らばっています。Septemberさんが、駐在の社長さんに借りて読んで性描写にあまり感心しなかったという、西村寿行のサインなんかも。

昨日も、オスカーに二度ノミネートされた、アニメーター、ビル・プリンプトン(ビル・クリントンではない)が近所の映画館にキャンペーンで来ていたので、早速ゲットしました。

マニアックなところでは、デイトンの重罪、じゃなかったデイトン在住の写真家の方に、結婚のお祝いに写真集をもらったことがあり、「To my friend, (僕の名前)」に続けてご本人サインが入ってます。ただし、結婚祝いなのに、僕の名前しか入っていないのは腑に落ちず、数年後にカミさんの名前も入れてもらいました。

念のために、今取り出してみると、To my friendと単数形のままではありませんか。アベ弘法も筆の誤りということなんでしょうが、今度会ったら、ぜひ「s」を入れてもらわねば。それとも、夫婦は一心同体、二人で一人、同郷のうらら堂さんに岩田屋百貨店で勝負パンツ選んでもらうひまもなく、毎晩合体してほしいとの願いが込められているのかしらん。
2015/04/29 [November 17] URL #UdSxzOUw [編集] 

* Re: Re: Re: トレジャーハンター・クニコ

November さん、

Endless さんへの前回のコメントは、たぶんすぐには彼女の目に触れないだろうから、と
とりあえず代わって応答をしたわけでした。

「Still Alice」 は、封切りの映画は原則として見ない、という私の習慣から、まだ見ていません。
若年性アルツハイマーにちょっと思い当たる、ということですが
のび太くんは確かにそれじゃないかと、実は前から思っていたのです。

たとえば、結婚祝いの写真集のこと。
結婚祝いのギフトに両名の名を記さない、ということはあり得ないわけだから、
いま思うと、あれは結婚祝いというわけじゃなかったような、かすかな記憶があります。
第一、結婚してから日にちがたっていたし、あれはむしろのび太くんへの私的な献呈という気持だったのだ、
と言い訳をしておきましょう。

ところでつい最近見た 「Keep on, keepin' on」 というドキュメンタリー映画(2014)。
のび太くんは見ましたか?
老いたジャズトランペッターのクラーク・テリーと、若い盲目のピアニストとの、年齢を超えた友情を主軸にしつつ、
古いフィルムなどもふんだんに入れて、記録映画としても貴重なものでありながら、
それを越えてストーリーにまで発展させている、秀逸な映画です。
あちこちの映画祭で、受賞したりノミネートされたのもうなずける。
2015/04/29 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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