過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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人のいる風景 (4/4)



自分の思いどおりに写真が撮れたことはない。
いつでもそれ以上か、それ以下の写真ができあがる。

― ダイアン・アーバス ―





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40
Valley Forge, Pennsylvania 1973








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41
Dayton, Ohio 2013








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42
Camden, Maine 1974








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43
Boston 1974








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44
Franklin, Ohio 1987








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45
Boston 1971








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46
Paris 2005








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47
Boston 1971








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48
米子市 2008








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49
Boston 1978








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50
Dayton, Ohio 2014








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51
Boston 1988








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52
Pittsburgh 2014








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53
Boston 1975








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54
Dorchester, Massachusetts 1975



*****







あと書き


『人のいない風景』 で自由気儘な一人旅を続けていた僕も、いつかは人のいる世界へ戻って来ないわけにはいかない。 そこには 「社会」 とか 「世間」 とか呼ばれる人間の集団があって、僕自身その集団に属する一人であるという否定できない事実があるからだ。
集団の一員としての僕は、一たび群衆の中へ紛れ込んでしまえば、もう国籍も年齢も性別も、人としての個性さえも剥ぎ取られた 「その他大勢」 の一人になってしまう。 そのことに不満を感じることもあるけれど、同時に緊張感が解かれてなんとなくほっとするのも確かである。
周りの誰からも目を向けられていないという安心感が、僕を自由にし大胆にする。 しかし、カメラを持ち上げた瞬間に僕はまったく次元の違う世界へ飛び込んで行くことになるのだった。 ファインダーの中に見る人間たちはもはや 「その他大勢」 の集団ではなく、一人一人が強烈な個性を帯びてくるし、風景の遠くに点在する人影でさえ、今では何か特殊な任務を持っているように見える。 そして自分自身といえば、どこかの星から到着したばかりの異星人に変貌してしまっているのだった。

『人のいる風景』 に載せた54枚の写真は、異星人の目から見た地球の風景と、その中に存在した地球人たちの生態を記録したレポートです。





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コメント:

*

たくさんの写真を次々と観ていると、思い込みかもしれませんが人のいるいないに関わらずボストンの写真に惹かれます。同じボストンでも時代が違うものもあるのにちょっと不思議。
2015/07/06 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

*

こんにちは、お邪魔します。
先日ボストンの雪景色と言ったのは、正にこのBoston1971の写真でした。
大雪のため自宅に1週間帰れなかった時の、真っ白な雪の中から屋根の上の
煙突様の物がちらり顔を出した写真もありました。Dayton,Ohio2013は
まだ網膜の陰に隠れたままですが、他は頭の写真から記憶にあります。
ジャズを聞き、『モーニン・ウイズ・ヘーゼル』とか思い出すと、Paris2005
の、私もパリに行った時入った《カフェ・ド・フロール》の写真を思い出して
しまいます。
2015/07/06 [pescecrudoURL #j9tLw1Y2 [編集] 

*

ほとんどアメリカン人になってしまわれたかと思いましたが、
カメラを覗くときは異星人?
日本から離れたことが無い私には面白いギャップだなーと思えます。
今でもそうですか?

2015/07/06 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: タイトルなし

川越さん、

ボストン時代の写真に惹かれる、というのはなぜでしょうね。
ボストンには1970年から1989年までの19年間という、
私にとっては最も多感な青年→中年時代を過ごしたので
それが写真に出ているのかもしれません。

もう1つ考えられるのは
ボストンで撮った写真はすべて銀塩フィルムだということ。
川越さんならこれも大いに関係有るのかもしれません。
2015/07/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: タイトルなし

ペさん、こんんちは。

雪景色の写真は、ボストンで私がもっとも苦しかった時代のもので
この年代の写真にはいろいろな激しい思いが詰まっているようです。
大雪で家に帰れなかった時の写真は
あれは屋根ではなくて路上に何メートルも積もった雪の中から
駐車メーターが半分ほど突き出している写真のことだと思います。

《カフェ・ド・フロール》はその前まで行って写真を撮りながら
混んでいたので中には入らなかったことを覚えています。
だからサルトルやヘミングウェイに会うことはならず… (笑)
2015/07/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: タイトルなし

ムーさん、

長年暮らしたアメリカでもついに 「よそ者」 のままで終わりそうです。
周りの人たちや家族、女房や子供でさえもいまだに異人種としか映らないし、
日本へ帰れば帰ったで、一体感と違和感の奇妙な交錯をいつも経験するので、ここでも 「よそ者」。
いったい自分の帰る場所はどこにあるのだろう? 
そんな場所はどこにも無いよ、と結論を下すのが悲しいので
よその星から来たのだ、と思い込むようになりました。
2015/07/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

こんにちは。ボストンの写真に惹かれることについてちょっと思い当たるのは、「最も多感な青年→中年時代を過ごした」というところかなと思いました。

というのも、Septemberさんのブログにおじゃまするようになってもう数年。最初は相当に刺激を受けました。中でもSeptemberさんが書き綴って来た「過ぎたこと」が私の無意識という意識の中に少しづつ入り込んで積もって来ているのかもしれません。そのSeptemberさんのかけらともいえる疑似記憶のようなものが、無意識のうちにもボストン時代の写真の中になにかを嗅ぎ取ってしまったのかなと。

もうひとつの「銀塩写真」というのはどうなんでしょうね。かなり以前の話しですが、知り合いのカメラマンが「デジタル写真は所詮四角いドットの集まり。人の目はそれをどこかで感じるんだよ」と言ったことがあります。フィルムやプリントもスキャンした時点でドットの集まりになるので、この言葉がそのまま通じることはないわけですが、なにかそこに感じるものがあるのかなという気もします。でも自分にはそれを見分ける目はないと断言できます。(^^;
2015/07/06 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: タイトルなし

川越さん、

文章を通して私の体験を再体験した川越さんが、無意識のうちに私の眼で写真を見ている、
というのはすごくよく理解できます。
たぶん、片目は私の眼、もう一方の目は川越さん自身の眼、というのが真実に近いという気がします。

銀塩カメラや銀塩フィルムの愛好者は、アメリカにも根強く存在するだけではなく
その数は最近増えてきているような感があります。
ノスタルジックな趣味的な理由ではなくて、芸術的な媒体として暗室内で真剣に取り組む人も少なくありません。

そのむかし暗室技師として10数年を費やした私ですが、その私に言わせればデジタルの出現はまさに神からのギフトだと思っています。
暗室内で可能だった操作も不可能だった操作も、デジタルではすべてが無限に可能になったのは、すばらしいことです。
その恩恵に比べれば、四角いドットの集まりもほとんど気になりません。(笑)
2015/07/06 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

そうそう、デジタルの出現で暗室作業でやれなかったことが自由にできるようになって大歓迎という話しもありましたね。ボストン時代にワークショップに参加が許されて、結婚指輪を売って費用を捻出して参加した話しもありました。あの話しで印象的だったのは、September30さんがすでに自分のスタイルを持っていたこと、そのスタイルをより具体的にする方法が暗室作業だということでした。Septemberさんにとってデジタルの出現は、まさに「天の恵み」だったんでしょうね。
2015/07/07 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: タイトルなし

川越さん、

あの 「海辺のワークショップ」 40年経ったいまだにちゃんと続いているのですよ。
サイトを見てみるとずっと大きくなってワークショップの数も何十とあり、
写真以外にフィルミングのコースも加わったりして、立派なものになっています。
私が参加したのは創立後まもなくだったのですが、
名前が昔の "Maine Photography Workshops" から "Maine Media Workshops" と変わっていて
場所も地図を見ると、昔の改造された一軒屋からちょっと離れた所に移ったようです。

地図を見たり生徒の作品ギャラリーで見覚えのある風景を見ていたら、思わず懐かしさに浸されてしまいました。
2015/07/07 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

こんにちは。

ほんとだ!いままで調べることもしなかったのですが、今はずいぶん立派なものになっていて、カテゴリーもいろいろですね。参加費用もなかなか立派ですから、当時のことがより具体的に想像できます。でも今は細分化されているようですから、当時と今のカリキュラムは違うのかな。なんとなくですが、昔のワークショップに漠然と憧れます。これも過去の記事の影響かもしれませんが。
2015/07/08 [川越URL #uvrEXygI [編集] 

* Re: タイトルなし

川越さん、

あのワークショップは現在はカレッジのような性格さえ持たせているようですね。
ビジネスとしてもちゃんと成功しているのでしょう。
昔は、カリキュラムなんてなくて、それぞれの講師に数人の生徒がついただけの
古き良き時代の塾のようなものでした。
クラスの風景を以前に載せています。

http://blog1942.blog132.fc2.com/blog-entry-329.html

2015/07/08 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* 今回のシリーズも

大変楽しませていただきました。そしてふと気が付いたのはここにはわたしの人生すべての年代を渡った写真が、時代構わずに並べられている。考えてみると本当に不思議な感覚です。一本の筋をただ脇見振らずに進んでいたわたしの時間すべてを、september30さんは自由に写真であちらこちらにでかけ写真を撮られていたんだなぁっと。まさに写真という時間を切りとる凄さなのですね。改めて気が付き、驚きました。
2015/07/12 [inei-reisan] URL #pNQOf01M [編集] 

* Re: 今回のシリーズも

inei-reisan さん、

いつの間にか周りの人たちよりも長く生きてきてしまったのですが
そのこと自体は別に偉いことでも何でもありません。
自分ほど不幸な男はいないと絶望した時代もあれば、
そこそこに幸せなんだなあ、と感じだ時代もありました。

それにもかかわらず、
本当の幸せはまだどこかで自分を待っている、という思いをいまだに捨て切れないのです。
それを見極めるまではまだまだがんばらなくちゃ。

あれ?
なんだか関係のない返信になっちゃいましたね。
2015/07/12 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015/07/12 []  # 

* Re: タイトルなし

鍵コメさん、

パリのカフェ・ド・フロールでクールなパリジャンに誘惑されたあと、
どうなったのか書いてないのが残念。
アヴァンチュールの結果を知りたいなあ。

あ、それからあの旅でお土産に頂いたクルマのスティッカーは、
ちゃんとアウディ(いまだに健在)の後部バンパーに貼っていますよ。
それと 'Wicked Hot Chocolate' も僕好みの味でとてもおいしかった。
あれはニューヨーク産だけど、もともとフランスから来たようですね。

あらためてありがとう。
2015/07/13 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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