過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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モランディ美術館

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モランディ美術館
Bologna, Italy

モランディの絵が東京にやって来ているそうだ。
ほんとうなら数年前に予定されていた展覧会が東北大震災でキャンセルされたのが、ようやく今年になって重い腰を上げたモランディの絵がボローニャの館を出て日本へ来ているらしい。 ふだん日本のニュースには疎い僕にそれを教えてくれたのは、読者の一人でありモランディの強烈な信奉者でもある絵描きのたまさんである。 彼女はもちろん待ちきれないようにしてさっそく見に行って、できることならボローニャで見たかったと再三言っているのは、どうやら僕に責任があるらしい。

というのは、彼女が僕を知ったきっかけというのは、もう7年も前に僕が古いブログでボローニャのことを書いた時、インターネットでモランディを検索中の彼女がたまたまこの僕の写真に行き当たったからだそうだ。 僕らはそれ以来すっかり良い友だちになってしまった。
そんなことを考えていたら、そうだ、あの美術館ではまだ未公開の写真があったのを思い出した。 これはたまさんに見せなくちゃ、と数枚の写真を掘り出してみた。





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モランディのアトリエ Ⅰ





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モランディのアトリエ Ⅱ

モランディ美術館の1室には彼のアトリエが再現されている。
彼がああでもないこうでもないと花瓶や壺を並べ替えただろう幾つかの古い机や、(写真には見えないけど) イーゼルや絵具箱や筆などが、整頓されることもなく雑然と散らばっていて、大きな窓からはあのボローニャの優しい秋の光がいっぱいにアトリエに溢れていた。





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贅沢な壁

そしてちがう室の壁には21枚の絵がいっしょに配置されて、見事な1枚のミューラルとなっていた。
モランディを愛する点ではたまさんには負けない我が Green Eyes は、その前に置かれたベンチに腰掛けて長いあいだこの壁を見つめていたのを思い出す。

あれは2007年の秋だった。






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コメント:

*

ありがとうございます。

そうですね、それ以来のお友達ですね。

あの時、モランディ展が流れたのは、絵が放射能汚染されてしまうからという理由でした。

ちょうど3.11から5年経ち、日本では検証の番組が放送されています。
あの時、1号機水素爆発3号機水素爆発の後、2号機の格納容器爆発の危機で、髪の毛一本で日本最大の危機を免れました。
2号機が爆発していたら関東は人の住めない地域になり、日本は国土の真ん中の3分の1を失っていたでしょう。
そうなれば横浜に住む私もここに居たかどうか。
なぜ爆発しなかったか、命を賭けた現場の必死の努力と、そして、たまたまの幸運だそうです。
今の総理は、そんな日本の原子力を再稼働と言い切っています。
恐ろしいことです。

すっかり話が逸れてしまいました。
いつか行きます、1人で。
ばったりボローニャの街角でSeptemberさんと会ったりして。
2016/03/16 [たま] URL #6moyDOY6 [編集] 

* Re: タイトルなし

たまさん、

そうか、絵が放射能汚染されるのを恐れたんだ。
今回のモランディ展も企画の最初にまず美術館の役員がガイガーカウンターを片手に
東京にやってきて測定をしたのかもしれないね。

あの東北大震災後の発電所騒ぎは僕にも強烈ななショックで
あの事件で日本の政府や政治家やミディアや官憲の正体が暴露されたために僕は大いに失望して
あんなに膨らんでいた僕の日本帰国の夢が萎んでしまったような気がする。

同時に、あの時に一般の日本国民が世界に見せた被害地での援助や協力で
やっぱり日本人はすばらしい、と感激したのも事実です。

ボローニャでたまさんにばったり会うことはないかもしれないけど
そこから汽車に乗ればすぐのところにあるヴェネツィアでならありえるよ。
2016/03/16 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

ではヴェネツィアでお逢いしましょう。

2016/03/17 [たま] URL #6moyDOY6 [編集] 

* 素敵

ボローニャにクリスマスに訪れた最大の失敗はクリスマスで美術館が閉まりまくっていたこと。笑。この絵があったのなら、きっとみにいたのでしょう。写真をみながら本物を見に行きたくなりました。ボローニャの街色している絵色は偶然なのでしょうか。
2016/03/17 [inei-reisan] URL #pNQOf01M [編集] 

* Re: タイトルなし

たまさん、

うん、逢いましょう。
楽しみにしてる。
2016/03/17 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* Re: 素敵

inei-reisan さん、

クリスマスですべて休館だったのは実に残念!
ボローニャには見ておきたい美術館や博物館が少なくとも5つはあって
そのどれもが歩いて行ける距離にあるのでとても便利なんだよね。
いつでも行ける yspringmind さんが羨ましかったでしょう。
2016/03/17 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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