過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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Dayton, Ohio, USA



右眼を手術してちょうどひと月が経った。
きのう診察してもらったらすべて順調で腫れも完全に引いている、あとは1週間のあいだ目薬を日に2度入れ続けろ、と言われた。 そして新しい眼鏡を作るための視力検査をしてもらう。 その結果、今の状態なら眼鏡無しで立派に運転免許証の試験をパスできると保証してくれたのは嬉しいが、このひと月すでに眼鏡無しで車を運転している僕は、はるか遠くの看板が見えにくいことを知っているので、そのためにも新しい眼鏡を作るのが待ちきれなかったのだ。 ところが医者が言うには左眼はまったく度が進んでいないからレンズの入れ替えは必要無い、今のままのフレームの右眼に新しいレンズを入れればいいじゃない、安上がりで良かったねと人の懐を見透かしたようなことを言った。 新しいフレームを買うことを予想していた僕はちょっとばかり失望したとはいえ、まあ余分なことに金を使うことはないか、と医者の言うことに従うことにした。

書いてくれたレンズの処方箋を手にしてその足で眼鏡屋へ行った。 1週間でできるという。
このひと月、眼鏡無しで不自由なく動き回れるのは嬉しいことだったが、なにしろ不便だったのは本を読んだりPCのモニターを見る時にはリーディンググラス、つまり老眼鏡をかけないとまったく何もできないことだった。 バイフォーカルの眼鏡に馴れた僕は一々かけたりはずしたりするのが面倒でしょうがない。 外に出る時も老眼鏡を持っていないと、店屋で値段表も見れずレストランでメニューも読めない。 そうか、細い老眼鏡を鼻の先までずらして掛けっぱなしにしている人をよく見かけるのはこれだったんだと納得する。 あれは高齢者の勲章のようにいつも思っていた自分も、今はその勲章をもらってしまったのか、とこれもまた寂しく納得した。 しかし何よりも腹が立つのは、写真を撮る時にファインダーを眼鏡無しで覗けるのは嬉しいとして、カメラの設定をあちこち変える時に機体の字や数字がまったく読めないからそこでまた老眼鏡を掛けなければならない。 そのあとファインダーを覗く時にはまた眼鏡をはずす、というバカバカしくて滑稽な動作を繰り返さなければならないことだった。
ああ、早く眼鏡ができて欲しい。



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コメント:

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私が左眼の手術をしたのが4年前の5月
ストリートを撮り始めたのが4年前の6月
メガネを掛けたり外したりが面倒でノーファインダー専科になったのも白内障のお陰です(笑)
「死」に臨むと「生」が輝くように
「視力を失う恐怖」を体感したことで
「世界が目に見えること」の有り難さに
感謝するようになりました^_^;
きっと写真が変わりますよ(^o^)/
2016/04/24 [lightseekerURL #zVpgn9mk [編集] 

* Re: タイトルなし

lightseeker さん、

以前ならファインダーを通してしか写真を撮らず
背面の LCD は確認にしか使ってなかったのが
最近はストリートでの速写はファインダーで
じっくり撮る時間がある時は LCD を見て、というふうに変わってきたようです。

そのどちらもせずに腰だめに打つという神技は心眼のない自分にはできないとずいぶん前に悟りました。
2016/04/24 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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