過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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アメリカの切手

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もう来週はクリスマスでそのあとは新年、とふだんまったく忙しくない僕でさえ何となく慌ただしくて落ち着かないこの頃。
毎日のようにクリスマスカードが到着する。 去る8月に引っ越したことは知人友人に洩れなく全員に通知したわけじゃないから、前の住所に宛てて出されて新住所に回されて来た郵便物がけっこう多い。 引越し前にちゃんとそれぞれ住所変更を届けた郵便局、銀行、保険会社、医療関係、年金の役所、などはすでに数カ月前から新しい住所に必要な刊行物が来ている中で、かんじんのF銀行だけがいまだに古い住所へ送っているのに気がついて先日わざわざ電話で苦情を言ったら、なぜか住所変更がされていませんでした、これからはもうだいじょうぶですと言う。 そうしてつい昨日、F銀行から住所変更を完了しましたという通知が届いた。 よく見るとその封書はなんと古い住所へ送られたものが新住所へ回されて来ていた。 住所変更を完了しましたという通知を古い住所へ送るなんてまるでジョークじゃないか、やれやれこれがアメリカか、と可笑しいのと腹が立つのが半々だったが、ことが銀行だから放っておく訳にはいかない。 また最初からやり直しである。

そんな杜撰なアメリカの銀行はともかく、アメリカの郵便局はUSPS(The United States Postal Service)の略称で呼ばれる、連邦政府とは別個の政府機関で全米で60万人の被雇用者を抱える大企業だが、そんな巨大な組織なのにもかかわらずけっこうちゃんと運営されてるんだなあ、と今回の引っ越しで改めて感心した。 引越し後の新住所にはスタンプを押された郵便がきちんと回送されてくるし、その中にはあれほど多かったどうでもいいジャンクメールがいっさい入っていないのは嬉しい。

アメリカの郵便事情は他国と比べてもかなり良いんじゃないかなと思うけど、どうだろうか?
近隣の住所なら2日目には配達されているし、カリフォルニアなど遠方に手紙や小包を送っても数日で確実に着く。 もっともクリスマスと年末が近いこの時期には、もっと日にちがかかるようだけれど。 思い返してみても途中で紛失してしまったという事故が何十年とここに住んでいて1度もない。 そのかわり日本やヨーロッパへ向けて送ったものが、アメリカを離れたとたんどこかに消えてしまったという経験なら、今年は1度、去年は2度もあった。 最近のファーストクラスの郵便には無料の追跡機能が加わったけど、これは陸を離れて他国へ渡ってしまうと追跡は不可能となる。 ある時など、日本国内で失われてしまった大判の封書(中身は台紙付きの写真)は3か月後にボロボロになって宛先に配達されたということもあった。

ようやく話が切手のことになる。
アメリカの切手は業務用の普通切手は別にして、一般人が郵便局で買い求めるのはすべて日本で言う記念切手のようなものだ。 切手をください、とカウンターで言うと、1枚だけを買う場合は別として4枚とか12枚とか20枚とかのシートで購入すると眼の前に華やかな色合いやさまざまのデザインの数種類ものサンプルが出てくる。 買いに行く度に新しいデザインのものが出てくるのも楽しい。 現在は封書用の切手は封書の重量が1オンス(28.35g)以内なら1枚47セントで買うことができるが、大抵の人が買う切手は値段の書かれていない、上の写真のようないわゆる 「永久切手」 というやつである。 この永久切手は10年ほど前に考案された。 それ以前は毎年のように切手の値段が上がる度にその分の1セントや2セントの切手を別に購入して封書に貼り付けなければならなかったその煩雑さを、永久切手が解消した。 つまり、その時点の切手価格で永久切手を購入しておけば、その後は切手の価格が上がろうと古い切手をそのまま貼ってやればいい。 5年前に買った42セントの永久切符を持っている人は、47セントまで値段が上がった現在でもそれがそのまま使えるのである。 これは便利だ。

それと、アメリカの切手は日本の切手にくらべて概して鮮やかな多色刷りでデザインも細部のディテールに凝っている。 印刷費には日本の切手よりも金がかかってるように思えるがどうなのだろう? 








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コメント:

*

September さん、こんにちは。
外国に手紙を出すのは伊国だけですが、初めて渡伊した時、ミラーノ
で知り合ったマルコと文通を始めました。1996年のカーニヴァルにに
行こうと準備しているとマルコからフェニーチェ劇場が焼失したと、
手紙が来ました。新聞でそのニュースは知っていましたが、4、5日で
届いたみたいで、伊国にこんなのあり得るの、と郵便局に訊きに行くと、
特急便は速いですよということでした。
今でもフィレンツェのご夫婦と文通していますが、何故か船便に回された
らしく、数か月後、次便と到着が殆ど時を同じくしました。2度あります。
最初手書きの手紙は伊語のスペルを読み切るのに1週間以上掛かっていましたが、漸く普通に読めるようにはなってきました。ある人の物などどうしても
読めなくて、語学校の伊人に読んで貰うと、最後の挨拶が英語で書いてある
と教えられたことがありました。伊語風のくずし文字は未だしです。
2016/12/20 [pescecrudo] URL #j9tLw1Y2 [編集] 

* Re: タイトルなし

ペさん、こんにちは。

イタリアの郵便制度の悪評は世界的に有名でさんざん聞かされていたのが
ローマに長逗留して小説を書いた村上春樹のエッセイ『遠い太鼓』を読んで
決定的となりました。
だからボローニャに住む友人にカメラとレンズを送った時は本気で心配しましたが
これがちゃんと配達された時は「万歳!」をしました。
どのくらいかかったのかは記憶に無いけどね。

その後イタリアには本や写真を数回送ったら
これも支障なく届いたのでなんだ評判ほど悪くないじゃないかと思ったけど
僕がたまたまラッキーなだけだったのかもね。


手紙というのはワープロやPCが出現する前は自筆で書かざるを得なかったので
悪筆の恥を忍んで書いていました。
ところが書いた自分にさえも読めない文字面には我ながら呆れたものです。
あれを貰った人はペさんじゃないけど
解読に時間がかかったに違いない。

今では、自筆で書くべきごく個人的な手紙でさえキーボードで打つという
恥ずかしい習慣が身についてしまい
皆さんには勘弁してもらっています。
2016/12/21 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

* そうなんです

旧住所にお送りしてしまったのですが、無事ハガキが届いたでしょうか?無事そちらの郵便局が仕事をしてくれることを願います。。
私は国をまたいで引っ越ししてしまったので、旧住所に送られた場合、きっと迷子になってしまうと思います・・
ごめんなさい・・
2016/12/21 [inei-reisanURL #pNQOf01M [編集] 

* Re: そうなんです

inei-reisan さん、

毎年のようにカードを送ってくださるので今年も、とつい図々しくも期待しているのだけど
まだ着いていません。
でもきっと届くと思う。(去年は世界中の言葉で謹賀新年の書かれたカードだった)
実はこちらからはまだ送ってないのに気がついた。
遅くなってもぜひ送りたいので新しい住所を教えてください。


そういえば
あなたがが僕のクイズに当選した時の賞品が
ドイツのどこかで消えてしまったことがあったよね。
それで再送したことを思い出しています。

2016/12/21 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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