墓参り 田舎の仏事は複雑でしかも厳しい。
それがお盆となるとなにしろ1年を通して仏事の最大イベントだから、その複雑さは頂点を極める。
しかも初盆となるとさらである。
僕は盆といえば子供の頃の記憶が断片的に残っているだけだ。 成人してからはわが家の仏さん達はとっくの昔に永代供養して墓もなくなっているので、お盆に日本に帰るというのは今回が初めてなのだった。
そういう僕には盆という行事に関してはもちろん何の知識もないが、亡くなった叔母の長女で東京に長く住んでいる龍子さんでさえ戸惑うほどいろいろと細かなルールがあった。 だから彼女の従姉妹でこの地域に住む二人の女性の全面的な助けがあってようやく無事に盆を迎えることができたというわけだ。
まず8月13日の朝。
仏壇に供える膳の用意から始まった。
ご飯を炊き味噌汁を作り高野豆腐や野菜を煮付けるなど、女性3人が忙しく立ち働く中で僕に与えられた仕事は、キュウリとナスに足を刺して迎え馬と送り牛を作るとか、仏壇の両側に置く灯籠の設置とか、玄関前の生け垣の伸びすぎた葉の伐採だとか。 それを終えてしまうともう何もやることがなく、あとはテレビでぼんやりと高校野球を見ていた。
午後になると女性連と連れ立って墓掃除に出かける。
墓は寺の境内にあるのではなく、この家からほんの数百メートルのところ、小学校のグランドを横切って近道をするとすぐのところに、叔母が嫁いだ先のY家の本家や分家の墓が幾つかあるだけの小さな場所だった。 草を抜き新しい砂を足し墓石を磨き花を活ける。 そして夕方にもう一度ここを訪れて石灯籠に灯を入れるのだそうだ。
夕方になると庭の敷石の上で迎え火を焚く。 それを囲んでこれもさっき作られたばかりの団子を食べるのがしきたりだという。
その通りにする。
これで祖先の霊がいつでも帰ってこれる用意が整ったわけである。
それからもう一度墓参りに出かける。 「お母さん、早く帰ってきてね」 と龍子さんが墓石に話しかけている。
ここに眠る叔母とそのご主人、そしてご主人の両親と、僕の記憶にある人々の顔を思い浮かべながら手を合わせた。
(続)
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今はお墓でさえオートメーションのベルトに乗って個室に移動し、液晶の画面を見て墓参りすることが珍しくない時代になろうとしているところもあるくらいですから、お盆のしきたりがしっかり残っているのはいいですね。 葬儀でもお盆でも女性陣の働きなくしては何も始まりませんが、これは昔から同じでしょう。うちの田舎でも少し地域が違うとやり方が変わります。今は概ね同じようなやり方になっているのかもしれませんが、大昔はそれぞれの地域ごとに厳格なしきたりがあったんでしょうね。
2017/09/02 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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東京は他よりひと月早いお盆です。 でも最近は全国の8月に合わせてスーパーでお飾り用の野菜籠何かが売られています。 だから7月のお盆は毎年忘れます。 ずっと昔の子供のころ私も迎え火と送り火をしました。 キューリは御先祖が早く帰ってくるように、 ナスはゆっくり戻っていくように。でしたよね。 座敷に秋の七草が描かれた提灯がともるのはいいものでした。 「岐阜提灯というのよ」と聞いて、 何故岐阜なんだ?という疑問はいまも疑問のままですが(笑) いつのころからかお盆の行事はしなくなりました。 畳の部屋がなくなったから? そんな理由?(笑)
2017/09/02 [
ムー ] URL #qiVfkayw
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川越さん この地域でも葬儀やお盆のしきたりなどは昔から代々伝承されて受け継がれて来たことに 日本の良さが残ることへの感激と、こんな所に住んだら窮屈で仕方ないだろうという反発が 僕の中で二分していたようです。 女性の1人が家へ帰るのに1時間に1,2本しかないバスに乗るというので 今回レンタカーをしていた僕が送って行くと言ったら(車だと10分もかからない距離) いえ、その心配はしないでくれ、と言う。 しばらくしてしつこいと思ったけど送っていくことをもう一度申し出たら またもピシャリと断られた。 それを見ていた龍子さんがあとで もう一度申し出たら彼女はたぶんイエスと言ったわよ、と笑った。 どんな事でも他人の世話になる時は最低3度は辞退するのが礼儀だそうだ。 えーい面倒くさい。(笑)
2017/09/02 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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ムーさん あーそうなんだ。 東京はオリジナルの旧暦で盆をやってたんだね。 そういえば子供の頃は僕の地方では正月と旧正月と正月が二度あった。 旧正月に学校を休むのはだいたい農家の子供が多かったような記憶があるなあ。 キューリもナスも店で買ってきたのは昔みたいに曲がってなくてほとんど直線的だから 足をくっつけても動物の格好にならないのには困ってしまった。 現代では野菜を出荷で箱詰めにするために真っ直ぐな品種に改良したのか などと考えてしまう。 畳の部屋といえばキッチンは別として、この家は応接間とそれに隣接してベッドの入った洋間があるだけで あとの9部屋は全部畳の間だから ペタペタとスリッパで廊下を歩いて和室の入り口でスリッパを脱ぐと 出る時についそのスリッパを忘れてしまう。 もともと僕にはスリッパを履くという習慣がないのだ。 だからあちこちの部屋の外に忘れたスリッパを見て あ、またあの人が、と皆さんに笑われてしまった。 それと… 最初は和室に寝たけど起き上がるのがこんなに大変なものだとは知らなかった。(笑) 第一時間がかかる。 それで次の日からは洋間のベッドに変えた。 でも、もし訳があってムーさんと同じ部屋に寝るとしたら これはやっぱり畳に布団だなあ、と思っています。
2017/09/02 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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そうそう、最近「坊さん便」というのがあるそうです。 検索して見たら一律¥35.000 宗派は問わず一回切だって。 そこまでして坊さんを呼ぶって何なのさと思うけどねー。 信心深いんだかテキトーなんだか(笑) それと...訳あって同じ部屋に寝るならそうですね布団もいいね。 でも...それってただの雑魚寝?5人とかの?
2017/09/02 [
ムー ] URL #qiVfkayw
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>最低3回は これは記憶があるなぁ。女の子を誘うのに1度ではダメで、2度目もダメ。3度目でやっと・・・とはならなくて「え〜い、しつこい!」というパターンだったように思うけど。 キュウリやナスがまっすぐというのは、September30さんの想像を超えていて、決まったサイズの箱に対して、キュウリなら何本、ナスならいくつ入れれば最も効率がいいか計算して野菜のサイズが決まるそうです。 他の野菜も同様だと思いますが、もちろんこれは大規模農業のルールなので、小売するような小さなところでは違うと思います。でも曲がったキュウリやヘタのトゲが痛いナスなどは、野菜固有の味とともに姿を消しつつありますね。
2017/09/02 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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ムーさん 「坊さん便」 をアマゾンで見てびっくりしたよ。 ¥35,000 の内訳は ¥15,000を仲介業者が取り、残りの ¥20,000 が坊さんの懐に入るらしい。 なんだか昔1度だけ行ったことのある 「ソープランド」 を思い出した。 料金の半分を入り口で業者に払ってあとの半分は相手をしてくれる女性に直接払うというシステムだったと思う。 叔母の初盆には代々壇家になっている寺と、それとは別にすぐ近所の寺と、両方から坊さんがそれぞれ出張してきた。 つまり坊さんが二人来たわけだ。 前者には決まりのお布施として ¥10,000 を包んだんだけど、後者の坊さんはどうすればよいのわからなくて 龍子さんもまごまごしているので 僕がアメリカ式にズバリと質問したら 「いえ、ご近所のよしみで寄せていただいただけです。故人の方とは親しくさせて頂いておりました」 と言われても 「はあ、そうですか」 で済ますわけにもいかず ここにもまた ¥10,000 を包む。 お盆は寺にとっても稼ぎ時なんだな、と実感する。 それから、えーと… 雑魚寝というのはあれは若い時にやるもので くんずほぐれずの一大地獄絵図のような激しいのは ずっと昔に僕は卒業してしまった。 今はただ、好きな人と枕を共にして 静かな夜に鹿威しの音を聞きながら寝物語をしたい なんて言ったら信じてもらえるかしら。
2017/09/03 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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川越さん 実は僕は昔から女の子を誘うのに 最初にダメでも諦めずに何度もしつこく、というのがどうしてもできなくて 思い出してみると2度続けて誘った、という記憶が無いんだよね。 自尊心が強いとも言えるし自分に自信が無い、とも言える。 その点アメリカの男はしつこくまとわりついてストーカーとして警察に通報されたあとでさえ まだ諦めない。 それでいてその後はけっこう二人が結ばれる、なんて話はよく聞きます。 そこまでしてものにするほどの女性がこの世にそんなにはいないと思うんだけど… 話変わってキュウリとナス。 そう思ってアメリカのマーケットで見ると まずそのサイズの違いにびっくるする。 長さはそうでもないけど太さが日本のキュウリやナスの倍以上はあるね。 でも全然曲がっていなくて真っ直ぐなのは日本と同じでした。
2017/09/03 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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>September30さま そう言われてみれば、何度も誘うようになったのは女友達に「何度も誘わなきゃダメだよぉ」と言われたからで、「そんなもんなのか?」と思った記憶があります。でも一度振られた相手に再度、再々度誘うのは結構しんどいものがありますよね。 ところで上の方でさりげなくソープの話が出ていたけど、実は私も一度だけ「トルコ」に行ったことがあります。まだ若い頃だけど、バイト先でトルコ嬢と仲良くしている人がいて、いつも麻雀やら玩具やらいろんな話を聞かされていたので、好奇心が膨らんでどんなところなのか偵察に行ったんでした。 あっけらかんとした女性が相手してくれたけど、どうにもエッチな気分にはなれなくて、コーラを飲んで世間話をして帰ってきたんですが、それ以来もう行きたいという欲望は無くなりました。 それと「雑魚寝」ってくんずほぐれずの一大地獄絵図みたいなことだったの?知らなかった。それは自分の中では乱行パーティって言葉が当てはまりそうだけど。 でもその手の集まりとは知らずに、ずいぶん前に相棒と一緒に参加したことがあります。表向きは春だったので、「山菜天ぷらパーティ」でした。(^^; 二人でマウンテンバイクに乗って山菜を採りながら山を越えて行ったのでした。 確かに山菜の天ぷらをたくさん食べたけど、食べ物目当ての人は自分たちだけで、他の人たちはまぁ、「何がそこまで欲望を突き動かしているの?」っていうくらい次から次へと渡り歩くのを見ているだけでお腹いっぱい。 それにそんな集まりだからか、女性も負けず劣らずでびっくり。いやぁ、すごい人たちもいるもんです。というか、こっちがおかしいのかな?
2017/09/03 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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ご先祖さまをお迎えするお話とばかり思って読んでいましたが・・・ 途中で止めました
2017/09/04 [
のほほん ] URL #60nqeuCY
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>のほほん さま ありゃ、下品な話題ばかりにして申し訳ないです。(^^; この穴埋めは、ここのボスにお願いしましょう。
2017/09/06 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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川越さん ソープとトルコの違いも知らない僕だし、1度行っただけなので何も言う資格はないんだけど その1度だけの経験は決して悪いものじゃなかった。 じゃまた行きたいかと訊かれれば、それはないけどね。 当時の日本の風俗探訪のためには必要なリサーチの1つだったのです。(笑) 「雑魚寝」 は新明解によれば おおぜい(の男女)が一緒にごろ寝すること、となっているように もちろん乱交パーティではないでしょう。 ムーさんが雑魚寝と書いたのはどちらの意味だったのだろう? そういえば最近、雑魚寝をしたことがあります。 米子の容子の大山の山荘で囲炉裏を囲んで、それこそ山菜パーティをやった時 男女8人ぐらいが一部屋に布団を敷き詰めて雑魚寝をしたことがあった。 全員が子供の頃からの幼馴染だからまるで小学校の修学旅行という無邪気で楽しい1夜でしたよ。 乱交パーティに対する僕のスタンスは川越さんとまったく同じ。 情事は秘め事でなければ意味がない。 その点では昔若い頃、仲の良かったカップルと公然とではなくお互いのパートナーを取替えた、あれは すごく味があった。
2017/09/07 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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のほほんさん ここはエロ爺のブログだから 本文記事はともかく自由奔放なコメント欄ともなれば 話がそちらへ向かうのは仕方のないことですよ。(笑) 嫌な箇所はどんどんスキップしてくださいね。
2017/09/07 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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私の言う「雑魚寝」はもちろん大部屋で皆が普通に眠ることです。 乱交パーティー!なんて、言葉さえおぞましいです。 殆どの日本の女はこういうのは生理的に無理じゃないかしら。 私は猿ではないから好きな一人としか寝ませんよ。 もちろんエロ爺でもないのです(笑) でもね、ここは気兼ねなく好き放題お喋りするサロン。 不快な時はスルーして退席するしかありません。 驚くほど真面目な時だってあるんですもの(笑)
2017/09/08 [
ムー ] URL #qiVfkayw
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>September30さま 「ソープとトルコの違いも知らない僕だし」というくだりを読んで、ハッとしました。 September30さんなら世代的に「トルコ」だと思っていたので、「ソープ」という言葉を使わずにあえて「トルコ」を使ったんですが、よく考えてみると自分が行った時にはもう「ソープ」だったんだろうか? September30さんが行った時代よりも絶対に後だと思っていたのですが、今ひとつ記憶がはっきりしません。まっ、呼び名の違いだけなんですけど、呼び名が変わったのはトルコ共和國からのクレームだったように思います。
2017/09/08 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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エロ爺さん・川越さん、
あっと、今思わずひざを叩いてしまいました。
子供のころ、まだ独身だった叔父が時々「行け、行け、トルコへ~」とよく口ずさんでおりました。ある日、「おっ、のび太、俺がトルコへ~と歌った後、お前もトルコへ~と続け」と命ぜられ、海の向こうにはトルコという壮大な国があるのかしらんと思いながら、「トルコへ~」と歌ってました。
その後、僕が一人で「行け、行け、トルコへ」を歌っていると、それを耳にした父が顔を真っ赤にして、「のび太、そんな歌、誰から教わったとや」と詰問してきたので、「のびぞうおじちゃん」と答えると、父はなんかののしりながらバイクにまたがってどこかに行ってしまいました。
なぜか叔父は二度とその歌を歌わなくなったのですが、僕は耳から離れなくなり、こっそりトルコへ~♪と口ずさんでおりました。
そんなことはすっかり忘れていたのですが、たった今、お二人の文章から、数十年降りにトルコがソープのことだったと分かり、なぜ父が激怒したのかも合点がいき。つくづく勉強になりますね、このサロン。
で、「行け、行け、トルコへ~」は、金も女もなかった自家発電時代の叔父がやけくそで作った下品な歌だったのかと気になり、検索してみると、なんとオリジナルがあるばい!
https://www.youtube.com/watch?v=rP2YupMFP7Q 「土耳古(トルコと読むのか?)行進曲」、歌は小沢昭一さん、そして作詞・作曲は加藤登紀子さん。
小沢さんと無邪気にトルコへ~と合唱している子供たちは、のびぞうおじさんを慕っていた僕だ。今度、日本に帰ったら、父に内緒で誘ってみるだす。
2017/09/09 [
November 17 ] URL #-
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>November 17さま こんな歌があったんですねぇ。なんとなく耳に残る曲とフレーズです。今の日本は言葉狩りが激しいですから、この時代の歌詞は受け入れらないものも多いんだろうなぁと思うと、愉快でもあります。
2017/09/10 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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ムーさん 「雑魚寝」 は本来の意味で言ったのだとは実は知ってたんだけどね。 ムーさんの反応を見たかっただけ。 こういう低俗な鎌の掛け方はよくなかった。 気をつけます。
2017/09/10 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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川越さん 告白すると… 実は僕が風俗探訪で経験したのは日本に住んでいたトルコ時代じゃなくて ずっと後になってソープに変わってからなのでした。 20年ぶりに帰国した時に日本女性のあのきめ細やかな肌が無性に懐かしくなって といってもそんな女性が周りにいるわけじゃなく 男同士の同期会を利用してその方の経験があった友人の一人に案内を頼んだのでした。 僕はあの時の女性に日本女性の良さを改めて開眼されたといってもいいかもしれない。
2017/09/10 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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November さん 今までトルコ行進曲といえばモーツァルトのそれしか知らなかった。 あの曲は小学生の頃にピアノの発表会であの第1楽章を弾かされたんだけど その後本当に好きになったのは第3楽章の変奏曲でこれは今でも一人で時々弾いてる。 小沢昭一の土耳古行進曲は初めて耳にした。 心に残る曲だよね。(笑) あの優等生の加藤登紀子の作だと知って彼女への評価が少し上がったよ。 「三千世界の鴉を殺しあなたとお手玉してみたい」 には吹き出した。 「三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい」 の色っぽい都々逸がオリジナルで それを子供が合唱してるのが傑作。 こういうダジャレの音楽があってもいいよね。
2017/09/11 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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>September30さま そうだったんですねぇ。でもいい女性に当たったわけで良かったです。なんてことを書くとまた怒られそうだけど、多分ああいうところで、初めてでちゃんといい思いができる相手に出逢えるのは相当の確率だと思うんですよ。 自分の場合は悪い人だったわけじゃないけど、石鹸にいつも晒されているためなのか、若さの割に肌には潤いがなくて、「結構大変なんだろうなぁ」なんて考えてしまうところがありました。 ソープには、もっと擬似恋人としてのめり込めるような幻想を抱いていたので、きっぱりその幻想を断ち切れたのは良かったと思います。
2017/09/11 [
川越 ] URL #uvrEXygI
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川越さん 受付で渡されたメニューの写真アルバムには 千差万別の顔写真と共にそれぞれの得意技などが記されていてあれこれ迷っていたら 当店の看板だという高校生のような若い子を薦められたけどそれを蹴って 美人とはいえない優しそうな40年配の人を選んだのが良かったのだ と思いました。
2017/09/13 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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今は昔、僕がアメリカに渡る五か月前に、博多の悪友二人と北海道旅行に行ったことがあります。レンタカーを借りて温泉を回る計画が、大雪になってしまい、雪の運転に自信がなかった九州男たちは、予定を変更して、特にあてもないまま札幌ススキノに繰り出すことにしました。 週末の昼下がり、ススキノを野郎三人で歩いていると、客引きが絶え間なく声をかけてきます。あんまりしつこい客引きに対して、当時警察学校に入っていて、今では巡査部長になっているFが切れそうになってきました。 するとSが、「まあ男三人できょろきょろしていると、恰好のカモに見えるのはしかたなかばい。ちょっと離れて歩こ、声かけられたら『お早うございます』って挨拶すりゃよか。そうすれば、ここで働いている同業って思われるけん」 なるほど確かに、『お早うございます』と答えると、客引きはそれ以上つきまとってきません。芸能界の人たちは夜でも、『お早うございます』と挨拶すると聞いたことがありますが、水商売も同じなのかしらん、さすがに中洲に通いなれてとるSは違うね、と感心してしまいました。 おや、Sが雑居ビルの前で誰かと話している、そしてFも加わって。近づいてみると、「ねえ、のび太、早割で、なおかつ三人で入るとさらにまけてくれるって言いようばい、このソープでよか?」 「あっ、いつの間にか、二人でソープに行くって決めたとね、ばってん、金足りるかいな。小樽に寿司食べにいくのはどうなったと」と言うと、「のび太、アメリカに行ったらくさ、向こうの女は誰も日本人男とか相手にしてくれんって言うよ。今のうちに一汗かいときゃあ、それを思い出して、自家発電のおかずになるたいね」と、やや強引に三人一緒の入店が決められてしまいました。 受付には、Septemberさんがいうような写真付きのメニューなどはなく、待合室にそのまま通されました。黒服の男が現れ、「すぐにかわいい子がきますので、すみませんが、順番きめといてくださいね」とのこと。「えっ、もしかすると、同じ子が相手するとかいな。そしたら、俺たち『穴兄弟』になるばい」とF。「いや、さっきここは90分が標準って言ってたけん、(90 min x 3 = 270 min)そんなことはありえんばい。ちょっと(時間帯が)早いかもしれんばってん、女の子は何人もおるはずやけん、三人とも同じ子ってのはなか」とS。 やがて黒服が現れ、「お待たせしました、最初の方、ご案内です」と言うと、順番は決めてなかったのに、Fが立ち上がって、「あっ、俺俺、さっきから息子が落ち着かんで」と。すぐに次の案内がきて、Sもさっと消えていき、残るは僕。ちらっと、やや年配の女性が廊下を歩いていくのが見え、あっ、掃除かなんかの係の人かいなと。 なかなか、案内来ないな、でも残り物には福があるとかいうし、、、待合室では飲み物や煙草が置いてあるのですが、僕は煙草はだめだし、飲み物はあとで肝心な時にオシッコに行きたくなると困るし、週刊誌をぺらぺらめくりながら、モゾモゾしていると、「お客様、大変お待たせしました、ご案内です。今日は(そのソープ嬢が相手するのは)お客様が最初なので、ラッキーバージンですよ」と声がかかりました。 で、「旦那様、おかえりなさい、レイナでーす」と深く頭を下げた、メイド服を着た嬢が顔をあげると、そう、先ほど掃除の係と思った女性でした。 Septemberさんのお相手は「美人とはいえない優しそうな40年配の人」?僕のレイナさんもそんな風で。行かれたのはススキノですか?もしかすると、我々は穴兄弟?
2017/09/14 [
November 17 ] URL #-
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Novemberさん 皮膚病が再発した上に風邪まで引いてしまい2重苦に苛まれて返事が遅くなりました。 ススキノで年上のレイナさんに童貞を捧げた30男ののび太君。 メイド服を着たりしてコスプレというのはそんな昔からあったんだね。 それとも 言葉のおかしな九州男がいきなり3人も昼過ぎから登楼して接客の女性が足りないので 急きょ掃除係のおばさんをエキストラで出したのかも知れないね。 父ちゃんが中風で寝たきりになって以来、男に接するのは30年ぶりだとか言ってなかった? こんな下卑たコメントが来るようなブログだから 女性の読者がどんどん離れていくのも無理ないなあ とため息をつきながら下卑た返信を書いています。
2017/09/20 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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それはそれは、Septemberさん、お大事に。 レイナさんの旦那さんが中風だったかどうかは忘れましたが、さすがに年季を積んだ技の数々、昇天、笑点、今はなき小山商店。 ベッドに腰かけ、サッポロ黒ラベルを飲みながら、世間話になりました。上も下も、前も後ろもすっかり打ち解けてしまい、もう口調はメイドさんと旦那とのではなく、 「お客さんのみたいに、めんこくて、すぐ終わるんなら楽でいいべや。こないだは、マーラーの長いのが続いて、くったびれたあ。あごはだるーし」 「えっ、お姉さん(決しておばさんとかお母さんとか呼んではいけない)、マーラーの長かとって、どれも長かばってん、第三番あたりかいな。趣味で木管楽器か合唱でもやりようとね」 「はあ、おらの言ってんのは、マラのことだべ、マラ。どう、マラ(まだ)時間あるっしよ、もう一本やってみっかあ、博多から、はーるばるススキノさい来てくれてよお」 90分三本勝負ってのは、さすがに昔のプロレスでもなかったような。
2017/09/21 [
November 17 ] URL #-
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November さん 日本風俗のドキュメンタリーとして始めたこのやり取りが いつの間にかのび太君の独壇場となりちょっと自慢話めいてきたりしたようなので このあたりで止めておくのがいいようだ。 これ以上読者を失いたくないという著者としての誇りもあるしね。(笑)
2017/09/22 [
September30 ] URL #MAyMKToE
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