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過ぎたこと、過ぎて行くこと  by September30

アメリカに長く暮らしながら日本やヨーロッパを周る著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの

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September30

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Ubuhule Women 展示会

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ファンキーな牡牛 2006
Bongiswa Ntobela (1973 - 2009)



つい最近、知人の一人が僕の誕生日にといってデイトン美術館のメンバーシップを贈ってくれた。 以前この美術館の会員でありながらいつからか辞めてしまったのは、会員といっても特別展には料金を取られていたのが、ある時以来一般入場料が無料になった時に、それならあまりメリットがないと思ったのが理由だった。
昔ボストン時代にあそこのボストン美術館の会員だった時は、同じように会員は一般展示だけが無料で見れたが、あれだけ巨大なアートの宝庫なら月に何度行っても飽きることがなかった。 それに比べればこのデイトン美術館はずっと小さい。 年に2度も行けばどこに何があるか全部わかってしまう。

さて、新しいメンバーシップのカードを手にして喜んだのは、一般展示だけじゃなくて特別展もすべて無料になる、ということ。
これはいい。 というのは、この美術館で数ヶ月に1度ずつ催される特別展はなかなか面白くて優秀なものが多いからである。
それでさっそく出かけてみる。

南アフリカの女性アーティストのグループによるこの特別展は、ワシントンDCのスミソニアンからのツアーで全米を回っていた。 写真で見ると作品のサイズの感覚がないけれど、たとえばこの 『ファンキーな牡牛』 など横幅が 1.5m ほどの大きなものだった。 これら一連の作品自体は色彩といいデザインといい南アフリカ特有の大胆で派手なもので、それ自体は僕の趣味に合うとは言えなかったが、ただ唖然としてしまったのはこれらはすべて絵具で描かれたものじゃなくて、豆粒より小さなガラスのビーズを布に丹念に縫い付けたものだった。
気が遠くなるような時間のかかる作業に違いなかった。

展示会のタイトル Ubuhle Women のUbuhle(ウブクレ) とはズールー語で美しいという意味だそうだ。
HIV/エイズに襲われ雇用の少ない南アフリカの貧しいコミュニティで、一連の女性アーティストがこれらのビーズの作品をもとに女性の自立と開放を訴えていると言う。

撮影禁止の標識を見ながら受付へ戻ると責任者を呼んでもらい、ブログで日本に紹介するからという理由で撮影の許可をもらう。 美術館の会員であるということも助けになったようだ。




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ファンキーな牡牛 ディテール





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桜の樹 2011
Zandile Ntobela (1979 -)





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母の桃の木 2012
Zondile Zondo (1969 -)





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ファンタジー 2008
Zondile Zondo (1969 -)





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アンコリ牛 2013
Thando Ntobela (1979 -)





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コメント:

*

突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒https://goo.gl/kBFKJk
でブログをやっているあゆといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^
2017/10/03 [あゆURL #- 

* Re: タイトルなし

あゆさん

相互リンクというのはやってないけれど
僕のリンクはご自由に。
ブログでも何でも一度世に出てしまえば
あとは著者の手の届かないところで独り歩きするものです。
2017/10/04 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

Septemberさん、お誕生日おめでとうございます! (ちょっと遅れてしまいましたね。)素敵な贈り物を受け取りましたね。気が利いていると言うか、何というか。全く感心してしまいました。ところで写真のビーズ絵画。美しいの一語に尽きます。私もぜひ見てみたい。イタリアまでこれらの作品が来ることはないのかしら。
2017/10/04 [yspringmind] URL #UOM.WK7I [編集] 

* Re: タイトルなし

yspringmind さん

ありがとう。
でも、また1つ歳を取ってしまったのはちょっと悔しい。(笑)

この展覧会がヨーロッパへ行くには各国の美術館がスミソニアンから招待する必要があるのだろうね。
そういう計画があるのかどうか?
南アフリカなんてアメリカからははるか遠い国という感じがするんだけど
ヨーロッパ人からはもっとずっと近しく感じるのじゃないでしょうか?
2017/10/04 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

アフリカの画家の絵展を見たことがあって、
不思議に思ったのが遠近法を使わないフラットな構図ばかり。
アフリカの衣装もそうですが濁った色がいっさいない。
鮮やかさとユーモラスなところが風土なんでしょうか。

これがビーズ刺繍だなんて凄いです!
やはりリズムと色です。
音楽と絵画は民族性がはっきり出て面白いなー。



2017/10/04 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: タイトルなし

ムーさん

そうそう、刺繍やタペストリーだからデザイン的にフラットな構図になるのだろう
なんて思っていたら
ムーさんにそう言われて改めてアフリカの絵画を見直してみるとたしかにそう。
現代画的な感じが強いのはそのせいもあるみたい。
それと
絵の主題になんと動物が多いことか!
2017/10/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

そうそう動物が多い多い!
動物が擬人化されてるせいか絵本のような物語を感じました。
モダーンな部屋にかけたらすごく似合う絵だね!
2017/10/05 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: タイトルなし

ムーさん

ああいう絵が似合うには窓が大きくて光がふんだんに入るような
明るい部屋じゃなくちゃいけないね。
わが家のリビングルームの壁にもチャーリー・ハーパーのてんとう虫の絵のオリジナルを掛けてるけど
一日中薄暗いわが家ではてんとう虫もなんとなく元気がないよ。
2017/10/05 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

そうかもしれないねー。
もしシャーロックホームズの部屋みたいな英国調だったら、
落ち着く絵はまるで違ってくるもんね。
でも、広いリビングルームがあるだけでも幸いだよーーー。
うちなんか壁面を探すだけでも苦労だもん。

2017/10/06 [ムー] URL #qiVfkayw [編集] 

* Re: タイトルなし

ムーさん

たしかに日本家屋と違ってこちらは壁面のスペースがいっぱいある。
部屋だけじゃなくて、もし廊下が付いていればその両側は壁だからね。
だからどうやって飾りすぎないようにするかが問題なんだ。
そうでなけりゃ逆にとことん飾っていろんなものをゴチャゴチャに置くかのどちらか。
中途半端が一番良くないと思うよ。
2017/10/07 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

うちは飾ってます。

私の親友の絵と
私の大好きな先輩の絵と
Septemberさんの写真と
恥ずかしながら私の絵と

そんなこんなに囲まれて暮らしています。


2017/10/08 [たま] URL #6moyDOY6 [編集] 

* Re: タイトルなし

たまさん (なんだか投稿のたびに名前が違うようだけど)(笑)

僕の写真を飾って貰ってるなんて光栄の1語につきます。
どの写真だろう?


2017/10/09 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

ビルから下を見下ろす犬

と、暗流



2017/10/09 [たま(みん)笑!] URL #6moyDOY6 [編集] 

*

前の義父様と義理の妹さんとの別れのお話だったような。
2017/10/10 [たま みん] URL #6moyDOY6 [編集] 

* Re: タイトルなし

たま みんさん

どの写真かすぐにわかった。
もっとも暗流は僕の写真じゃないんだけどね。

義父と義妹の話は自分のブログの中でもとくに好きな記事。
みんなみんな優しかったなあ。
2017/10/10 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

*

http://minn0310.blog52.fc2.com/blog-entry-515.html

ボストンの話、もう一度読みたいです。
リンクしていただけないでしょうか。



2017/10/10 [たま みん] URL #6moyDOY6 [編集] 

* Re: タイトルなし

2017/10/13 [September30] URL #MAyMKToE [編集] 

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